努力しない無職の相場生活

2021.03.19
XML
ケチなので金払って映画など見ない。ネットフリックスで全作配信されたら考える。

プロのライターから我ら一般人まで多くの人々ががゴタクを並べているのが微笑ましい。存分に語ればいい。

ネット記事だけで勝手に推測するに、大江健三郎の『個人的な体験』と中上健次の『地の果て 至上の時』を折衷したみたいな話かと。これ以上はネタバレかもしれない。観てないので分からないが。

テレ東のアニメ時代から延々と引きずってきたファン達に抒情の爆弾を投げつけて完結させたらしい。中年親父やおばさま方はどれだけ浄化されただろうか。迷わず成仏できただろうか。この娯楽作品が彼らの営為の助けになっていくのだろうか。

シンエヴァは娯楽作品であって純文学ではないだろう。ただ多くの人が感動できるのなら、それでいい。

宮本輝は作風が通俗的で純文学作家と呼べないのではないかという論者が結構いたが、長年(昨年まで)に亘って芥川賞選考委員をお務めになった。シンエヴァもファンが純文学にしちゃえばいい。何でもいいしどうでもいい。

私はシンジ少年のキャラクターの悪い部分を今でも持ち合わせて愚かに生きているゴミクズであるが、もういい年なので気にしても仕方ない。気にしたところで既に収拾がつかなくなっている。

よく分からないがファンはエヴァの目くるめく世界を通り抜けて日常に回帰するのだろう。悔いない命を静かに渇望する。エンタメよ神話になれ。私は無理だが。

(文中敬称略)





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2021.03.19 23:44:35
コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: