ブランド戦略シナリオ

シナリオ

ブランド戦略シナリオ コンテクスト・ブランディング
阿久津 聡、石田 茂 著



感想:
僕はこの本によって、ブランド構築とは何か? どうすればブランドを構築できるのかについて大きなヒントを得ることができた。ブランドを構築するとは、企業の側のブランド・アイデンティティと顧客の側のブランド・イメージを統合することである。また、この場合、企業の側、顧客の側といっても、それは単純な二者ではない。企業の側には従業員もいれば、広告をつくる代理店もいる。顧客だって、人それぞれだ。こうしたブランドに関わるすべての人たちのブランド知識を統合する。そして、その統合されたブランド知識が価値となるようにする。それがブランド構築とよばれる過程である。ようするに、それはブランド知識に関するナレッジ・マネジメント作業だといってよい。あるいはブランドに関する知識創造だといえるだろうか。こう考えると、これまでイメージしづらかったブランド構築に関するアクション・プランも立てやすくなる。本書のいうコンテクスト・ブランディングはそのひとつの形だと思う。根っこをつかまえると、かなり明確になるだろう。



点数:
おすすめ度   ★★★★☆
わかりやすさ  ★★★★☆
役立ち度    ★★★★☆



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