平成竹取物語

平成竹取物語

PR

×

Profile

忘れな草9404

忘れな草9404

Freepage List

February 9, 2007
XML
カテゴリ: 伊達に生きよう
 開場に入るなり驚いた。ホテルで開かれた大学同窓会の新年会。きちんとしたスーツにネクタイを締めている人は、テーブルにして1個半。後はネクタイをしていなかったり、していてもラフなカラーシャツ姿。九つほどあったテーブルのうち、現役世代はテーブル一つと半分だけであることが、一目りょうぜんだ。席を卒業年次順にしたからだ。

 昭和22年から24年に生まれた団塊の世代が、19年度から順次定年を迎える。社内における技術の継承、定年後も働くべきか、40兆円に達する退職金(80兆円という説もあるが、確たる調査はない)の獲得合戦など、このところ定年に関しては話題に事欠かない。3ヵ年で670万人というのだから、社会的に大きなインパクトを与えることは確かだ。

 社会的な現象もさることながら、個々のサラリーマンにとって、定年は人生の一大事である。酒を飲むのも、旅行に行くのも同僚と、といった企業風土が続いてきたわが国では、定年で会社と言う組織から放り出されると、ほとんどの人間関係が断ち切られてしまう。リタイア世代にとって、同窓会は数少ない「社会との窓口」となる。出席率が高いのもうなずける。半面、現役世代は相も変わらず「過労死」寸前まで仕事に追われ、同窓会などは優先順位が大きく下がってしまう。

 だから、現役とリタイア世代の出席者比率が偏るのは分かる。異様に見えたのは、リタイア世代の緊張のほどけ具合である。せめて、服装だけでももう少しきちんとできないのだろうか。自由気まま、だれにも遠慮しないし、相手にどう見えても結構、という内面の緩みが服装に表れている気がする。

 そう遠くない将来自分もリタイアしたら、あのようにラフな格好になるのだろうかと、悲しくなった。解放感のなせるわざなので、責められないのだが。まさしく「老い」とは、鏡に写った何年か先の自分の姿である。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  February 9, 2007 02:17:49 PM
コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

Keyword Search

▼キーワード検索

Comments

忘れな草9404 @ 思わせぶりですみません  時間がなくて、途中のまま登録しました…
忘れな草9404 @ Re[1]:そうだったのか-ベッドの起源(07/02) ふゆゆんさん >いきなりお邪魔致しますm…
忘れな草9404 @ Re[1]:そうだったのか-ベッドの起源(07/02) ふゆゆんさん >いきなりお邪魔致しますm…
ふゆゆん @ Re:そうだったのか-ベッドの起源(07/02) いきなりお邪魔致しますm(_ _)m >欧州…

© Rakuten Group, Inc.
X

Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: