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紹介文
知多半島にある小野浦から、千石船宝順丸が出航したのは天保三年(1982年)のことであった。乗組員は船頭、重右衛門、舵取岩松、そして炊の久吉、音吉ら十四名である。だが彼らは江戸にむかう途中、遠州灘ではげしい嵐にあい難破してしまう。一年二か月後、奇蹟的に生き残った豪胆な岩松、明朗活発な久吉、優しい心の音吉の三人は北アメリカに漂着する。が、彼らには想像を越えた数奇な運命が待っていた!生きていくことは何かを問う、魂を揺さぶる時代巨編。
角川文庫 6568海嶺 上/三浦綾子
久しぶりに読むたび正座して説教されてるような気分になる三浦文学読んでみました。
何度も書いてますがキリシタン小説としては曾野綾子センセイや遠藤周作大先生のほうが肩の力が抜けているというか泥臭いキリスト像のほうがすきなのです。 キッパリ。
この作品は3冊にわたる大作です。
実在の人物がモデルとなっていて漂流するまでのいきさつに
なんと全体の3分の一をついやしています。
そのためなのか大人の都合があったのか後半日本へ帰る道のり、
かなりやっつけな感じがしました。
そして終わり方もなんだか『あれ?』ってかんじな終わり方で。
最後に日本を目前にして帰れなかった岩吉が
『そうか。お上がわしらを捨てても決して捨てぬものがいるのや』と言います。
ここがこの小説んのキモなのだろうと思うのですが。
決して捨てぬもの=神様といいたかったのじゃないかなと。
だけどそれって別にキリスト教の神様じゃなくてもよくないでしょうか?
捨てる神あれば拾う神あり、じゃだめなのかしら?
小説前半でアメリカに漂着したあと何かあればよろずの神様に助けてください
とお願いする主人公たちが異国にいるなら異国の神様にも挨拶せにゃ失礼に当たるだろうか?と思い悩むあたりの実直さや
おおらかさがワタシはとてもすきなのだがなぁ。
みんなが好きな神様拝んでそれぞれ満足してれば世界はもう少し
幸せになれると思うんだけどなぁ。
そういえば登録しっぱなしだったのを思い出しました(照)
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