取るに足らない日々の出来事
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私の冬場の食卓は八割がた鍋なのだがたまに、ほんの少しだけ手を加えて違うものを作ってみたりもする。◆其の壱◆ 「チョングッチャンについて」そんなわけで、今日は鍋の底に残った具をつかってチョングッチャンを作ってみた。チョングッチャンとは韓国の味噌の名前でありこの味噌で作ったチゲのことも、同じく「チョングッチャン」という。チョングッチャンは、納豆に似た発酵食品で匂いが半端じゃなく凄まじいのでこれを苦手とする韓国人も少なくない。一方で、私のように匂いモノに目がない人は日本人でもハマってしまう。私が、韓国にいたころは周りにチョングッチャンを苦手な人が多かったので皆で昼食を食べに行く日はチョングッチャンを遠慮していた。何しろ、匂いが凄まじいのだ。1人で昼食を食べられる日があれば嬉々としてチョングッチャンを食べに出かけた。そんな日は、一日中、自分がチョングッチャン臭かったのだが。作り方は簡単だ。鍋に残った具とスープを小さな鍋に移し変えてチョングッチャンと味噌(これは日本の味噌でもOK)、キムチとコチュカル(唐辛子の粉)を加えひたすらグツグツ煮ればいい。◆其の弐◆ 「チゲとグクの違いについて」ここで、ひとつだけ見落としがちな盲点について。チョングッチャンは、チゲの仲間だということだ。「チゲ」といえば日本では「チゲ鍋」のような言葉とともに韓国風の鍋ものの一般名称のように知られているが私が韓国で見たり聞いたり食べたりしてきた「チゲ」はそれとはまた違うもののような気がする。以前、韓国にいたころ、韓国人の友人が家に来たのでテンジャンチゲ(韓国の味噌汁(鍋?)のようなもの)を食べさせようと意気揚々と作り始めたのだが、しばらくして異変に気付いた。全然テンジャンチゲにならないのだ。友人が鍋を覗き込み「これは、チゲじゃなくてグク(汁)になっている。」と言ったので、ようやく原因がわかった。ついつい、日本の味噌汁を作るのと同じ感覚で水をたっぷりと入れすぎていたのだった。仕方がないのでテンジャンチゲを諦めテンジャングクを食べる羽目になった。(ちなみに、テンジャングクという食べ物も、実際にある。テンジャングクの方が、日本の味噌汁に近い。)韓国のチゲは、日本で言う「味噌煮込み」にもう少し水分を加えたようなものだと思ったほうがいい。水分は想像以上に少なめに。味噌は想像以上に多めに。最後は、躊躇なくグツグツと煮込む。これが、チゲをチゲらしく作るコツだ。そうじゃなければ、「○○グク」とか「○○タン」とかいったまた別の食べ物になってしまうのだ。(上の写真は、鍋の下に具がたくさん入っているので実際の水分量は見た目よりかなり少ない。)◆其の参◆ 「チゲの食べ方について」チゲを食べるときには、ご飯が欠かせない。味噌をたっぷり入れているので味がかなりしっかりしているためだ。ご飯とチゲは、別々に食べてもよいが思い切りよく、ご飯と混ぜて食べるのが韓国流。ご飯にチゲを少しずつかけ食べる分ずつ、スプーンでかき混ぜて食べる。だが、そんなことはまどろっこしいという場合はチゲの鍋の方へご飯を入れてしまう、というのもありだ。茶碗に入っているご飯を躊躇なくドブンと鍋へ投入し、よく混ぜて食べる。ご飯とチゲ、それぞれを別々に食べるよりより深い味わいを感じられる。このような方法で食べれば、韓国の食堂で味わうようなチゲを家でも簡単に堪能できるだろう。・・・・・・・・・・な~んちゃって。論文風に書こうと思ったのに、文才ないわ。でも、書いてあることは事実です♪
January 21, 2006
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