


プロフが終了しましたね。
とても便利な機能だったので、
実に残念です.........。
これからはブログだけの世界。
皆様、宜しくお願い致します。
お知らせしたいことが有ります。
私のブログでは、返信は書き込みません。
一部の例外を除き、
自身のブログに返信は書き込みません。。
出来るだけ、
皆様のブログに書き込みをする様、
努力いたします。
🙇 どうか、ご容赦ください。
これからも、
【真夜中の独り言】を、
宜しくお願い致します。
LAME39(星原女瑪)2018.2.1
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【 お知らせ 】
短編小説・ 心ゆくまで
・は、下段に記載しています。
続きを読んで頂けましたら、幸いです...🙇.



***------*------*-----*------*------*------*------***
ミステリーロマンの世界へ、
ようこそ。
拙い小説ですが、
読んで戴けましたら幸いです。
最終章【 1 】
柿谷貴次が出掛けると、
部屋が一段と広く感じられた。鍵を掛けてリビングに入ったが、
テレビは観る気になれなかった。
もう再びは会えないだろう母の顔でも見たら、
泣き崩れて仕舞いそうだった。
沙織はキッチンに入って食器でも洗おうとしたが、
柿谷は綺麗に片付けけていた。『ふうぅ…』溜め息をひとつ漏らすと、
奥村沙織は時計に視線を当てた。時計の針は、1時近かった。
沙織は部屋に戻ると、
クローゼットを開けてみた。
上品なキャメル色のダスターコートが下がっていた。
手を伸ばして羽織ると、玄関に向かった。
約束通り鍵をポストの隠し箱にしまい、
奥村沙織は歩き出した。
門の外に出ると、初春の風が頬を撫でた。
さすがに八王子の丘は未だ春浅く、
頬に感じる風は冷たかった。
何処に隣の建物が在るのか、
辺りは緑に囲まれ人気もなかった。
沙織が屋敷前の緩やかな坂道を上り始めると、
小鳥の囀ずりが心地よく響き、その背を押した。
30分ほど登り続けると、山の木々に囲まれた。
其処でアスファルトの路が途絶え、山道が延びていた。
小高い丘の一角は少しばかり平に削られ、
素朴なベンチが据え付けて有った。
コートの侭で腰かけると、梅の香がした。
何とも優しく、気持ちの良い香りだった。
奥村沙織は、そっと辺りを見回した。
右手の斜面に、白い花を付けた梅の木が見えた。
香りに誘われて、沙織は腰を上げた。
苔むした老梅の木が数本あって、
それぞれが白い梅の花を咲かせていた。
沙織は目を閉じて、梅の香を堪能した。
暫し動かずにいると、
『ガサガサ...』
足元に何かが動く気配がした。
叫びそうになるのを抑えて目を開けると、
野生のリスが2匹、梅の木を登っていた。
リスが仲睦まじく遊ぶのを眺めるのは、楽しかった。
奥村沙織は、その癒しに暫く甘んじていた。
しかし野生のリスは素早く木を下りて、
平地を横切り去って行った。
太い尻尾の影が重なり合い、
リス達は尚更に仲睦まじく見えた。
奥村沙織はベンチに戻りかけて、ハッと足を止めた。
足元に視線を落とした侭で、
ゆっくりと360度回ってみた。
気を取り直した様に、もう一度回ってから、
沙織は叫びそうになった。
何処にもなかったのだ、
奥村沙織には影が無かった。
続く】
By.星原女瑪・2018.1.26.
其の四【3】
目覚めると、コーヒーの香りがした。
『柿谷さん』
沙織が声を掛けると、開いたドアの所から、
『沙織さん、おはようございます』
柿谷の爽やかな笑顔が見えた。
『柿谷さん、おはようございます』
沙織が挨拶をすると、『車椅子に乗りましょう』
そう言って、柿谷は部屋に入って来た。
リビングの奥のキッチンに入ると、トーストの香りがした。
『朝食だったのですね。いい香りだわ』
柿谷は沙織の横で、パンを頬張った。
『どうですか、食欲は出て来ましたか』
柿谷はコーヒーカップを手に、佐織を見た。
『柿谷さん、不思議だと思いませんか…』
『はあ、何か…』
『ええ、私ったら人間らしい欲が無くなってしまって…。
あれきりトイレも食欲も…、お水も飲んで無いんですもの。
変ですよね。柿谷さん、そうでしょ………』
柿谷は幾らか顔を曇らせて、僅かのあいだ沈黙した。
『どんな力が働いたら、
こんな不思議な現象が起こるのかしら…』
畳み込む様に尋ねた沙織に、
『沙織さん、取り敢えず落ち着いてください。
今は気分が悪い訳ではない様ですし、
その事は後で話しませんか』
いつの間にか柿田の瞳は、沙織の顔に当てられていた。
『僕の仕事は、今日の13時から明日の18時迄なので、
明日の夜には帰宅できます。夕食は買って来ますから、
一緒に過ごしましょう。その後で話しましょう。
それで良いですか…』
話終えて、柿谷はコーヒーを飲み干した。
『沙織さん、留守中のことが心配なのですが、
一人で過ごせそうですが…』
沙織は改めて訊かれるまで気付かなかったが、
不安は感じなかった。
柿谷は12時前に支度を済ませ、玄関に立った。
『沙織さん、ひとつだけ聞いてください。
テレビを観ても構わないのですが、
世間は貴女の失踪で大騒ぎになっています。
テレビでは、貴女の失踪を躍起になって放送しています。
テレビを観る時には、
どうか心して観ててぐださい。いいですね』
柿谷に視線を当てられて、沙織は力なく返事を返した。
続く】
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