★ 真夜中の独り言 ★

★ 真夜中の独り言 ★

2018.05.30
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ご訪問くださり、有り難うございます













          ★ ​哀悼 ★​

                梅雨の雨に打たれ
                貴女を想い
                その姿を追った

                走って走って
                追い付けなかった
                雨の夜

                まぼろしの影が
                ふと 消えた
                貴女の姿が
                ぽっかり 消えた

                誰か 教えてください
                深い穴を
                埋める術を
                誰か教えてください
                忘れる術を

                あの日も 雨
                  雨が降っていた

                目覚めたら
                きょうも 雨

                目覚めた朝が
                雨音に 濡れていた

​                               By.星原女瑪(2014.7.13)2018.5.30. 再掲です。​

                                                  (注意:詩の転載を禁ずる:シェアはご遠慮下さい)

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メール

             ★2010年のクリスマスを目前に、  

                最愛の姉を亡くしました。

               末期癌と宣告されて、残ったのは延命措置だけだった。

               息を引き取るまで明るく、涙ひとつ見せなかった。

               そんな姉に、死の訪れを感じられずにいた私。

               一年と七か月を延命した姉の死は、突然だった。

               そう、余りにも突然だった。

               せめて、泣き縋ってくれたなら。

               せめて、愚痴ってくれたなら。

               少しは覚悟もできたであろうに。

               最愛の姉であり、

               最愛の親友だった。

               そして、テニスのパートナーであった。

               ああ---。

               これくらいにしましょう。

               姉を亡くし、8年近くが経とうとしている。

               しかし、悲しみは増すばかり。

               眠れぬ夜の、

               悲しい夜の、独り言でした。

                              By.LAME39・(2014.9.17) 2018.5.30.



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          皆さん、
                           梅雨時の毎日を如何お過ごしでしょうか。
                           LAME39は、アクセス数が伸びないので、
                           とても落胆しています。
                           この時代、詩という分野は敬遠され勝ちで、
                           本当に読みたい方が少ないのは、
                           承知している筈なのですが、
                           それでも結果が悪いと気が重くなります。
                           まあ、未熟な作品なので致し方ありません。
                           心よりお礼申し上げます。
号泣是非、またお立ち寄りくださいね。

                 LAME39.2018.5.30. 



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【【書画肆しみづ】 ★http://www.rakuten.co.jp/sim444009/ 





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🙇    お知らせ

       短編小説・ 心ゆくまで ・は、下段に記載しています。
       続きは執筆中です。全てではありませんが、
       次の更新で掲載できると思います。
     もう少しお待ち下さい~🙇.


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         短編小説

ミステリーロマンの世界へ、 ようこそ。
拙い小説ですが、 読んで戴けましたら幸いです。





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   ​ 心ゆくまで

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 終章【5】

『近場のデパートでいいですか。』
柿谷に言われて、
『楽しみだわ』
玉子色のワンピースに、
オリーブグリーンのカーディガンを羽織った沙織は、
努めて明るく答えた。


二人で歩くデパートは、
想像も出来なかったほどに楽しかった。
沙織の散歩用のシューズを買おうと立ち寄った店では、
『サイズは幾つ』
『22.5よ。深いブラウンが好いわ』
すると柿谷は、ウィンクしてから、
『22.5のブラウン系を見せて貰えますか』
という調子で、全てが軽快に運んだ。
柿谷はダークグレーの大き目なショルダーバッグを買ってから、
『君にバッグは、大丈夫だろうか...』
と言って、首を傾げた。
『掛けてみましょうか』
沙織は言うなり、店員の視界を外れた場所に立った。
柿谷は慌てて近付くと、
ショルダーバッグを掛けてみた。
『ああOKですね、見えません。
 躰に着いてる物は見えない様です』
柿谷はホッとした顔付で、
深いワイン色のショルダーバッグも購入した。


夕食にヒレカツが食べたいと言うので、
二人は上の階の食事処に入った。
柿谷は身を乗り出すと、
『沙織さんの躰に間接的にでも触れている物は、
 透けて見えなくなる様です。
 まあ色々と試しながら、気を付けて行きましょう』
『はい、気を付けましょうね』


柿谷は運ばれて来たヒレカツ御膳を、美味しそうに平らげた。
沙織は不思議と空腹感が無く、喉の渇きも感じなかった。
緑茶を口にしてから、柿谷が口を開いた。
『実は沙織さん。貴女の遺体は消えてなかった様なのですよ。
 僕は先走って、テレビを見たら大変だ。なんて言って
 しまいましたが、何の騒ぎにもなっていなかったのです。
 僕も救命士として関わったひとりですから、
 色々と訊かれた時の為に気持ちの準備はしていたのですがね...
 ...』
『そうですか...。テレビは全く点けてませんし、
 新聞は届きませんから知りませんでした。そうでしたか...。
 母や姉たちは、悲しんだことでしょうね。胸が痛みます』
『そうですね。沙織さんを亡くされて、凄く辛かったと思います』
『でも、柿谷さんに嫌疑もかけられたりせずに過ぎて、
 本当に良かったわ』
そう言ってから、奥村沙織は視線を落とした。


夜更けて帰宅した二人はシャワーを済ませると、
それぞれの部屋に引きとった。
それから二週間ほどした夕食のテーブルで、
『沙織さん大事な話が有るので、
 明日の夜は僕の部屋に来て貰えませんか。
 そうだな、8時にお願い出来ますか』
柿谷は、心配そうな顔つきだった。
『明日の夜ですね、承知しました』
柿谷は沙織の返事を聞くと、
安堵した様子で夕食に手を付けた。

               By.星原女瑪.2018.5.9.


   【最終章】へ続く





終章【4】


夜の11時を過ぎて、
柿谷はオンザロックを片手に、
2階へ上がって行った。
その夜、
丘の上には柔らかな早春の風が、
吹いていた。


あくる日も、晴天の穏やかな日だった。
昼食のサンドイッチを前に、
『柿谷さん、宜しかったら散歩に出ませんか』
沙織が誘うと、
『いいですね。出ましょう。
 帰ってきたら買物に付き合ってください』
『お買い物ですか...』
『あなたに必要な物を、買いたいのですよ。
 夕食は、その時に済ませましょう』
『柿谷さん、
 本当に有りがとうございます』
沙織は礼を言ってから、
コーヒーポットに手を伸ばした。


表に出て肩を並べると、
ライトグレーのウィンドブレイカーの柿谷は、
思いのほか背が高かった。


『私ね、リスをみたんです。
 とっても艶の良い可愛いリスでしたわ』
『リスですか、それはいい。
 昨日の散歩ですね』
『ええ。上に、梅の老木が花を付けていますわ』
『そうですか。案内をお願いしましょう』
和やかな会話の合間に、
鶯のさえずりが聞こえた。


丘の上で足を止めると、
梅の木にリスが遊んでいるのが見えた。
『おっ、古い梅ですね』
柿谷の声にリスは逃げて行ったが、
梅の香は漂っていた。
『柿谷さん、お話が有るので掛けませんか』
沙織は、ベンチを指さした。


『私ね、影が無いんです』
『影ですか...』
『そうなんですの。ほら、見て』
沙織は立ち上がって見せた。
『沙織さん、その事なら知っていました。
 残念ですが気付いていました』
『そう......。どうしてかしら、
 私ったら変ですよね』
奥村沙織は、珍しく声を荒げた。
『沙織さん、
 安心して落ち着いてください』
柿谷貴次{かきたにこうじ}は手を差し出して、
沙織を座らせた。


『実は、あの晩なのです。
 貴女を此処まで運ぶ途中で、
 不思議な体験をしたのです。府中を過ぎた頃に、
 不意に現れた光が凄いスピードで追いかけて来て、
 貴女に当たった瞬間、天高く昇って行ったのです。
 沙織さんの肉体が天高く舞い上がり、消えて行きました。
 あの光は、分離した貴女の魂だったのだと、
 僕は感じました。魂は車に残り、
 仮の姿の中に入った様です。
 だから形ある沙織さんの肉体は天に消えて、
 不確かな肉体に、魂が宿ったのだと思いました。
 着いて、車から抱き上げた貴女は、
 空気の様に軽かった......。
 しかし僕にとって沙織さんは、存在しています。
 僕には、貴女を感じる事が出来るのですよ。
 不思議ですがね...』
『そうでしたか...。
 それにしても不思議な事ですね......』
二人の沈黙の間に、鶯の囀りが木霊した。



『沙織さん。僕には見えますが、誰にも貴女は見えません。
 だから、気を付けましょう』
『柿谷さん、一つだけ教えてくださる。
 貴方は、こんな私を受け入れてくださるのですか』
『勿論ですよ。
 沙織さんは僕にとって掛け替えのない人ですからね。
 大切にして行きます』
柿谷貴次は、きっぱりとした声で言った。
『そうですか......』
奥村沙織は複雑な心境の侭、黙り込んでしまった。


やや経って、
『沙織さん』
柿谷が呼びかけた。
『僕は今の侭の貴女を、ずっと大切にして行きたいのです。
 どうか心配せずに、生きてください』
柿谷の面持ちは、真剣そのものだった。
その真剣さに圧倒されそうされそうになったが、
沙織は柿谷の愛情深さが、身に滲みて有り難かった。
すると、見上げた柿谷が滲んだ。
そして滲んだ指が伸び、沙織の涙を押さえた。
『沙織さん、出掛けましょう。
 気分転換には、もってこいですよ。さあ歩きましょう』
言いながら、柿谷は手を伸ばした。


          By星原女瑪・2018.2.7.

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最終更新日  2018.05.30 06:10:05
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