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2026年05月29日
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カテゴリ: 教育


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「月謝を払い続けて3年。娘が塾で何を学んでいたか、僕は何も知らなかった」


娘たちが大学生になった今、お金の使い方を振り返ることがあります。


そのたびに思い出すのが、長女が中学生のときに通っていた塾のことです。


月謝は月2万5千円。交通費や教材費を含めると、年間で30万円を超えていました。3年間通わせたので、総額は100万円近くになります。


でも正直に言います。


僕は、娘が塾で何を学んでいたか、ほとんど知りませんでした。


■ 「塾に行かせている」という安心感だけがあった


長女が塾に通い始めたのは、中学1年生の春でした。


きっかけは「周りの子が通い始めたから」という、それだけの理由でした。妻も僕も「まあ行かせておけば安心だろう」という気持ちで、深く考えずに入塾させました。


毎月の引き落としを確認しながら、「ちゃんと通えているか」だけを気にしていました。成績が上がれば「塾のおかげだ」と思い、下がれば「もっと頑張らないと」と娘に言う。




■ 気づいたのは、高校受験の面談の日だった


中学3年生の秋、塾の保護者面談がありました。


その日初めて、担当の先生と話しました。先生から言われた言葉が今でも忘れられません。


「お父さん、〇〇さんは数学の基礎に大きな抜けがあります。中1の内容が定着していないまま来てしまっていて、今とても苦労しています。もっと早く気づいてあげられればよかったのですが」


中1の内容が定着していないまま、2年間通い続けていた。


先生は「もっと早く保護者の方に伝えるべきでした」とおっしゃっていましたが、僕も妻も、先生に会ったのはその日が初めてでした。面談を申し込んだことも、進捗を確認したことも、一度もなかったのです。


帰り道、妻と二人で無言でした。


■ 残り半年でやったこと


受験まで残り半年。僕たちは慌てて動き始めました。


まず塾の先生と定期的に面談する時間を作りました。月に一度、15分だけでいいから進捗を聞く機会を設けました。娘がどこでつまずいているか、何が得意で何が苦手かを、初めてちゃんと把握しました。


次に、塾だけに任せるのをやめました。数学の基礎が抜けているなら、家でも一緒に確認しようと思い、週末の30分を長女と一緒に中1の問題集を解く時間にしました。「教える」のではなく「一緒にやる」というスタンスで。


長女は最初「今さら中1の問題?」と恥ずかしそうにしていました。でも「基礎が固まると全部つながってくるから」と伝えて続けました。


受験の結果は、第一志望ではありませんでした。でも長女は「最後の半年で数学が少しわかるようになった」と言っていました。それが、せめてもの救いでした。


■ 次女への教訓——塾選びと効果確認を変えた


次女が中学生になったとき、僕は同じ失敗を繰り返さないと決めていました。


まず塾を選ぶ前に、次女本人に「どんな勉強の仕方が好きか」を聞きました。大人数の授業より少人数が好きだという次女の希望で、個別指導塾を選びました。


入塾後は、3ヶ月に一度は必ず先生と面談する時間を作りました。成績表だけでなく、「今娘はどこを頑張っていますか」「どこに課題がありますか」を具体的に聞くようにしました。


そして月に一度、次女に「塾どう?わかってる?」と聞く習慣をつけました。成績の話ではなく、**「楽しいか、しんどいか、合ってるか」**を確認する会話です。


次女は第一志望の高校に合格しました。そして今、大学でも自分で学習計画を立てながら勉強しています。長女のときの失敗が、次女への関わり方を変えてくれたのです。


■ 塾や習い事は「払ったら終わり」ではない


二人の娘を通じて学んだことがあります。


塾や習い事にお金を払うことは、スタートに過ぎません。「払ったから大丈夫」という安心感こそが、一番危険な落とし穴です。


定期的に効果を確認すること、子ども本人の声を聞くこと、必要なら見直す勇気を持つこと——これが、塾や習い事を本当に活かすために必要なことでした。


月謝の領収書を見るより、子どもの顔を見る。それが、一番大切な「効果確認」だったのだと、今は思っています。





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最終更新日  2026年05月29日 20時30分04秒
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