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時々テレビドラマになる十津川警部シリーズでトラベルミステリーということだが、犯人は逮捕されるときに初めて登場する。誰が犯人か悩ませる推理小説の妙はない。また犯行現場状況の時系列変化はなく、どのように犯行が行われたか?というミステリーもない。
被害者が宝くじで得たらしい4000万円のうち2000万円を今さらの愛郷心で古里の町に
寄付したというのは苦しくとも(読者の)想定内だが、なによりも、工場・寮が火事になって
無職になりしばらくアパート暮らしをしていたのが、その時点でまだ1000万円以上の預金
があったのに、なぜ突然ホームレス生活を始めたのか? その点についての説明が全くない。
ひっかかるところが他にもたくさんある。
ただ十津川警部の正にテレビドラマ風の安直なプロファイリング通りに、被害者の身元と
犯人像があぶり出されるだけである。
まさか十津川警部シリーズってみんなこうじゃないよね。
被害者が天使のように優しい女子中学生と知り合いになって、束の間天国のような安らぎ
を味わうという設定だけに魅かれて読んだのは失敗だった。
P.S.訪問してくれた方へ。更新が滞ってすみません。
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