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2005年12月30日
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テーマ: お勧めの本(8118)
カテゴリ: カテゴリ未分類

 こんばんは。

 今日は、今年最後のウォーキングをしていましたので、夜の更新です。

 なぜ師走で忙しい中、その辺をほっつき歩いているのか、という疑問を持たれるかもしれませんね~。

 やっぱし、歩くとなんかいいアイデアというか、発想が生まれる気がするのですよ。

 今日も、くだらないことをいくつか思いつきました。

 そのウォーキングの模様は、年が明けてからゆっくりと…。


 さて、先日、ノミネートまでお送りして発表がそのままになっていた「私が面白かった小説ベスト5 ( 2005年下半期 )」。

 そろそろ書きませんと、年が変わってしまいそう。



 ちなみに私が今年の下半期に読んだ本を、もう一度あげますと以下のとおりです。


7月

 この国のかたち 1 司馬遼太郎
 この国のかたち 2 司馬遼太郎
 空中ブランコ 奥田英朗
 この国のかたち 3 司馬遼太郎
 この国のかたち 4 司馬遼太郎


8月

 真田太平記 1 池波正太郎
 真田太平記 2 池波正太郎
 真田太平記 3 池波正太郎
 真田太平記 4 池波正太郎

 真田太平記 6 池波正太郎


9月

 この国のかたち 5 司馬遼太郎
 この国のかたち 6 司馬遼太郎
 クライマーズ・ハイ 横山秀夫
 即身仏の殺人 高橋克彦



10月

 オーデュボンの祈り 伊坂幸太郎
 Pの密室 島田荘司
 暗殺の年輪 藤沢周平
 博士が愛した数式 小川洋子
 胡蝶の夢 (1) 司馬遼太郎


11月

 胡蝶の夢 (2) 司馬遼太郎
 胡蝶の夢 (3) 司馬遼太郎
 亡国のイージス 福井晴敏
 なんとなくクリスタル 田中康夫
 100億稼ぐ仕事術 堀江貴文


12月

 顔 (FACE) 横山秀夫
 真田太平記 7 池波正太郎
 真田太平記 8 池波正太郎
 真田太平記 9 池波正太郎
 真田太平記10 池波正太郎


 ちなみに今読んでいるのは、島田荘司の「龍臥亭事件」。

 いくら歴史小説が好きだといっても、さすがに真田太平記4レンチャンでは少しきついので、肩の凝らないミステリーをコーヒーブレイクに読んでいます。

 まだ読み始めたばかりですが、期待にたがわぬ面白さですよ。

 それはともかく、上記の本の中から独断と偏見でベスト5を選ぶと次のようになりました。

 ちなみに読んだ順番です。

● この国のかたち 司馬遼太郎著

 この本は、夏頃に日記のネタで大変お世話になりました。司馬遼太郎は、小説はもちろん面白いのですが、司馬氏独特の「余談」部分を切り取っても、それ以上に面白い。

 この本は、その余談部分を独立させた本と言ったらいいでしょうか。

 太平洋戦争や吉田松陰の教育論など、多くの方たちからコメントをいただきました。

 司馬氏の歴史の見方、考え方は、いつまでも古くならない。逆に今の時代に生きている私たちが、昔の人たちに教えられる部分がこれほど多いのかということに驚かされます。

 我々は、自分たちが思っているよりメンタルな面で進歩していないのではないかと考えさせられましたね~。


● 空中ブランコ 奥田英朗著

 この作品は、「邂逅の森」の熊谷達也と直木賞を同時受賞した作品ですね。テレビドラマにもなった作品。ぶっとび精神科医とぶっとび看護師の取り合わせに驚かされ、素直に面白かったです。

 彼らのもとを、ストレスに悩むさまざまな患者が訪れて診察を受けるのですが、診察の模様がありえね~。

 逆に主人公の医師と看護師のほうが診察をうけたほうがいいくらい。でも意外と違和感なく受け入れられたのは、精神科に対するこちらの知識が浅いからでしょうか。

 本気で治療していると思えないのに、結果オーライで治療してしまっているのは皮肉な話ですね。

 でも、こういう作品を直木賞にするということ自体、変わっている。面白いからいいですけど。


● クライマーズハイ 横山秀夫著

 この作品は、横山秀夫の代表作ではないと思いますが、どうしても横山秀夫を入れたかったです。

 それにしても、すごいペースで本を出している作家ですが、どれを読んでも手抜きがない。

 まさに職人としてのこだわりが感じられますね。

 12月に読んだ顔 (FACE)は、それほどではないだろうと思って読んだのですが、これも面白い。さすがです。

「クライマーズハイ」は、最近、テレビドラマでもやっていましたが、新聞社の紙面づくりにかけるプロ意識とノウハウがわかって勉強にもなりました。

 それにしてもプロットの作り方のうまさがこの作品には顕著に現れていますね。


● 亡国のイージス 福井晴敏著

 この作品も、「ワイルド・ソウル」同様、メジャーなエンタテイメント部門の賞を3つも取った作品。映画化もされ(ちなみに映画はまだ見ていませんが)、小説の評判も上々なのはわかっていましたが、期待以上に面白かったです。

 とくに中盤のどんでん返し。さすが乱歩賞出身ですね。中盤まではミステリー的な要素もあるのですが、そのあとは海洋冒険小説一直線。

 さまざまなトラブルが次々に起き、絶対的に不利な立場の主人公が困難を一つひとつ乗り越えて形勢を逆転して行くあたり、映画の「ダイハード」や真保裕一の傑作「ホワイトアウト」を髣髴とさせる面白さ。

 少し違和感があったのはラストですかね。少し説明しすぎのような。ちょっとありえないシチュエーションもあったし。それを割り引いても、傑作なのは間違いありませんが…。


● 真田太平記 池波正太郎著

 司馬遼太郎の「胡蝶の夢」とどちらにしようか迷ったのですが、すでに「この国のかたち」をあげていますので。

 何といっても全12巻。まだ10巻しか読んでいませんが、量はもちろん質もいいです。

 ただどちらかというと、以前、NHKのドラマで見た「真田太平記」のほうが面白かったかも。

 オイラの場合、大抵、テレビや映画より本で読んだ方が面白いんですけどね。たとえば、横溝正史などのミステリーは、絶対本のほうが面白い。

 丹波哲郎の真田昌幸や渡瀬恒彦の真田信之、徳川秀忠役の中村梅雀は適役でしたね。

 でも絵になりやすい真田幸村ではなく、己の意思を消し、家を守ることに専念したどちらかと言うと絵になりにくい兄の真田信之を主人公に据えた点は斬新だと思いました。

 時代の波に乗って大きく発展したものの、経営戦略に失敗して華々しく散るベンチャー企業より、大企業の狭間にあって、目立たないけれど、地道に長く存続してゆく中小企業のほうが実際、大変なのではないかということを連想しました。


 今年は大勢の方たちからコメントや励ましをいただきましてどうもありがとうございます。

 来年も細々と続けて行きたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 それでは皆様、よいお年を。





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最終更新日  2005年12月30日 21時27分54秒
コメント(14) | コメントを書く


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Re:私が、今年読んで面白かった小説ベスト5( 2005年下半期 )(12/30)  
ビジベンさん

いつも為になるコメントをありがとうございました。

来年もブログの更新を楽しみにしています。 (2005年12月30日 21時31分33秒)

Re:私が、今年読んで面白かった小説ベスト5( 2005年下半期 )(12/30)  
rin小姐  さん
真田太平記のドラマは見てました。信之夫人(本多忠勝?の娘でしたっけ?)が父昌幸を城にいれない、と突っぱねるところが印象深いです。

ブログを始めて、普段出会えない方々とのご縁をたくさんいただきました。
来年も、ビジベンさんのブログ楽しみにしております。よいお年をお迎えください。 (2005年12月30日 22時01分26秒)

Re:私が、今年読んで面白かった小説ベスト5( 2005年下半期 )(12/30)  
来年はこの中から何冊か読もうと思います。
本をいっぱい読む年にしたいですよ。

今年はどうもありがとうございました。
いつも勉強になっています。
来年も楽しみにしています。
どうぞよろしくお願いしますね。

よいお年を☆ (2005年12月30日 22時04分49秒)

Re:私が、今年読んで面白かった小説ベスト5( 2005年下半期 )(12/30)  
smily123  さん
コメントありがとうございます。

司馬遼太郎の小説,私は『坂の上の雲』を今読みかけです。夏くらいから読みかけているんですが,なかなか読み終わりません(苦笑)
途中で寄り道したり何ダリしちゃって・・・(^-^;

でも来年早々にでもビリーを読み終わったらまた読もうと思ってます。

本年は,たびたびご訪問頂き,ありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願いしますね~。
またお邪魔させて頂きまぁす!! (2005年12月30日 22時39分00秒)

Re:私が、今年読んで面白かった小説ベスト5( 2005年下半期 )(12/30)  
ss973061菅野  さん
さすが、ビジベンさん~!!
こんなに沢山の本を読んでいらっしゃったんですね~!!
よいお年をお迎えください!! (2005年12月30日 23時01分50秒)

Re:私が、今年読んで面白かった小説ベスト5( 2005年下半期 )(12/30)  
こんばんは
沢山のいいネタをありがとうございます!
ちょっとオバカな私には、何度もよまないと体にしみ込まないんですが、また来年もよろしくです!
ありがとうございました。 (2005年12月31日 02時06分55秒)

Re:私が、今年読んで面白かった小説ベスト5( 2005年下半期 )(12/30)  
ななの小町  さん
今年~一年の感謝をこめて。

司馬遼太郎さんより、お手紙です。
『ビジベンさんへ。ブログを通じてたくさんの方に夢のなかで生き続ける僕を存在させてくれて、ありがとう!

これからの人生に幸~多かれ!』ですよん。

なんて、でも、司馬さんは、好き好きすき~ねっ。
来年もよいお年をお迎えくださいねっ。 (2005年12月31日 10時57分50秒)

良いお年を♪  
ww_sachi_ww  さん
ビジベンさんはお忙しいのにたくさん本を読んでいらっしゃるんですね(^^)
私も来年は少し読む本の冊数を増やしたいです。
どうぞ良いお年をお迎えください♪ (2005年12月31日 20時05分38秒)

Re:私が、今年読んで面白かった小説ベスト5( 2005年下半期 )(12/30)  
チェブ1755  さん
今年はビジベンさんのブログを読ませていただいて、
いろいろと勉強になりました。
また来年もよろしくお願いします。
(2005年12月31日 20時06分47秒)

Re:私が、今年読んで面白かった小説ベスト5( 2005年下半期 )(12/30)  
ちゃめ8899  さん
真田太平記、お正月に読もう♪楽しみ~~

来年も楽しみにしています。良いお年をお迎え下さい。 (2005年12月31日 20時30分59秒)

ありがとうございました!!  
ss973061菅野  さん
今年は大変勉強させて頂きました。
ビジベンさんのブログ、素晴らしいブログですね。来年も楽しみにしています。ありがとうございました(^^)
来年もよい年でありますことお祈り申し上げます(^^ (2005年12月31日 20時41分32秒)

亡国のイージス・・・  
私も小説読みました~。映画を観て「小説の方が面白そう」と思ったので・・・。
やっぱり小説の方が面白かったです♪
個人的には【ローレライ】の方が好きですが♪♪
福井作品はローレライが一番好きですね☆

さて、今年も残すところあと1時間半となってしまいました。
来年も良い年でありますように・・・☆
良いお年をお迎え下さい♪ (2005年12月31日 22時25分48秒)

あけましておめでとうございます  
長次郎尾根  さん
今年もどうぞ宜しくお願いします。いつ拝見しても、エンターテイメントを自由闊達に読み、語るビジベンさんのエネルギッシュな読書には唸ってしまいます。ビジベンさんは、本当に人生を楽しんで生きていらっしゃいますね(そんな楽天的でないですか) (2006年01月06日 00時18分00秒)

恥ずかしながら  
長次郎尾根  さん
司馬作品は、『項羽と劉邦』ぐらいしか読んでいないので、ぜひこれをきっかけに『この国のかたち』くらいは読んでおかなくちゃいけませんね。横山秀夫さんの『クライマーズハイ』も友人がそろっておすすめしてくれるのに、着手していません(泣) (2006年01月06日 00時20分25秒)

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