今日も元気だ、珈琲が旨い!!

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2008.10.08
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先週号のニューズウィークの「CDS ウォール街を破滅させた怪物」という記事を紹介しましたが、これはその記事の後半、CDSがモンスター化していく物語。

97年12月にJPモルガンがフォードとウォールマートなどに大企業に行った300件97億ドルにのぼる融資のうちで貸し倒れリスクの高い10%をCDSとして投資家に売り出しました。

銀行が信用リスクを資産から切り離し、保険会社や年金に肩代わりさせることに成功したわけです。

やがてCDSはよりリスクの高い中南米やロシアなどの新興市場への投資が怖くなくなる保険として使われはじめた。

01年から02年にエンロンやワールドコムが粉飾で巨額の負債を抱えて倒産するとますます企業の自己防衛のためにCDSが使われ始めます。安心の形としてのCDSが買われたわけですね。

それで00年に1000億ドルだった市場は04年には6.4兆ドルになりました。

そして個人の住宅ブームがやって来ます。FRBが利下げを繰り返したおかげでアメリカ人が住宅を次々に買い(もちろんローンで)、さらにそれの値上がりを見込んでそれを証券化し、それで猛烈な消費を繰り返しました。

銀行やヘッジファンド、年金基金などのあらゆる金融機関がこれを購入し、代わりに個人のローンが債務不履行に陥るというリスクに備えてCDSを購入しました。

この仕組みはとても魅力的であったのでCDSの市場は巨大化しました。



なぜ救済されなければいけなかったかがわかります。

もともと損害保険会社であったAIGが住宅ローンの保証を火災保険のようにはじめたことに発端があります。

あやまちはAIGが通常の損害保険と同じようにCDSを考えたところにあるということです。

伝統的な保険の手法をそのままあてはめてしまったのです。

従来の保険では、対象とする個々の事故は通常は独立しています。ほかの事故案件との間に相関関係はありません。

しかし、債権の場合は一つが債務不履行になると連鎖反応で他の債権も債務不履行に陥る確率が高まります。

そうなると投資家は臆病になって資金を引き揚げ、市場はパニックに、銀行は貸し渋りに走るということが起こるのです。それが昨年発生したサブプライム問題です。

やがて住宅ローンの証券化商品が債務不履行に陥りはじめると、AIGは何十億ドルもの元利金を補償しなければならなくなったのです。政府が介入してAIGを救済したのはAIGがCDS市場のいわば最後のとりでだったからです。

銀行やヘッジファンドはCDSの売り買いを両方行っていましたが、AIGは保証を提供する一方でした。AIGが債務不履行に陥れば信用危機に陥っていただろうと容易に想像できます。

マーケットが制御不能のモンスターを生み出してしまいました。政府(もちろん政府は国民によって成り立っています)の手を借りてまで、モンスター退治をしなければならないわけで当然の何らかの「規制」がかかることになります。

ただCDSという問題は規制がかかり解決されたとしてもマネーという怪物は生き残ります。



ハリウッド映画のフランケンシュタインではないのです。






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若き天才科学者、ビクター・フランケンシュタインが、生命の神秘を解きあかし造りだしたものは、おそろしいモンスターだった。姿形のみにくさから、差別され迫害されるモンスター。やがて、造り主フランケンシュタインとの、息をのむ対決のときが…。恐怖のなかに、かなしみと感動があふれるホラー小説の大傑作。


フランケンシュタイン

【目次】(「BOOK」データベースより)

1 メアリ・シェリーの世界へ(怪物が生まれる―メアリ・シェリーの生涯と作品/『フランケンシュタイン』をめぐる問題)/2 どういう時代だったか(ロマン主義の「揺りかご」の中で―ロマン派詩人と『フランケンシュタイン』/廃墟と氷原―『フランケンシュタイン』におけるゴシック的空間/出産神話としての『フランケンシュタイン』/“楽園喪失”から“楽園脱出”へ―女権神授説とウルストンクラフト=シェリー母娘の共同戦略)/3 こんな見方もできる(フュースリの絵画「夢魔」と『フランケンシュタイン』―死のエロティシズム/増殖するフランケンシュタイン―怪物が怪物を殺害し、怪物を解放する/映像のなかのフランケンシュタイン)/4 今、『フランケンシュタイン』をどう読むか(フランケンシュタインと科学の寓意/怪物と言語の呪縛―『フランケンシュタイン』における声、まなざし、そして言葉/歴史化できない残余としての怪物―『フランケンシュタイン』が実証主義に語ること)





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最終更新日  2008.10.09 13:45:20
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