BLUE ODYSSEY

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『あるモテない男の話』 第2話 31~38


『あるモテない男の話』 第2話 「二階堂には”彼女”がいる!」 act.31


 三街道はビビった。
そして、考えた末に今度は丁寧なメールを打つ事にした。


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差出人 :いい男、さんかいどう!! 
件名:静香、さっきのメールはいったい……?



メール本文「静香!いったいどうしたんだよ?
あのメールはいったい何だよ?!
花火大会は今夜だぜ!いまさらドタキャンされてもなぁ~~~~!
とにかく理由を言えよ!静香ーーーー!」



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するとすぐにメールが返って来た。



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差出人 :しずか 
件名: 指定無し



メール本文「人の名前を勝手に呼び捨てにするな!!」



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ブルブルブル……。

三街道の背中に冷たい物が走った。

崩壊の予感…………。

さすがに鈍い男三街道も、静香の態度の変化に気付いた。



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差出人 :いい男、さんかいどう!! 
件名: 静香へ!重要!



メール本文「静香、いったいどうしたんだよ?!!!
マジでどうしたんだよ?!!!
いったい何を怒っているんだ?!
理由を言ってくれ!
俺、バカだから理由を言ってもらわないとわからないよ!!」



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そして送信した。

しかし……………、

メールは返って来なかった。







『あるモテない男の話』 第2話 「二階堂には”彼女”がいる!」 act.32


 その後…………、
電話を何度もかけたが通じない。
そして、かけて何回目かに、

アナウンス「相手の電源が切られているか、電波の届かない所にいます」

というアナウンスが流れた。
そして、ついに静香が電話に出る事はなかった。


三街道「(そんなばかなあああぁぁぁ……………………)」







 静香との約束の時間が近づいた。三街道は電車に乗り、静香と待ち合わせした駅まで向かった。
そうした方が後々の事を考えても静香に対して優位に立てると思ったのだ。

三街道「(約束の場所に行っても、もう静香は来てくれないかも知れないが……、それでも行くだけ行っておけば、後で静香に謝ってもらえるだろう。)」

彼はそうこそくに考えた。

約束の場所に着いても、案の定、静香は来ていなかった。
いままで静香と待ち合わせした時は、彼女は必ず先に着いていた。
そして、やや下を向きながら待っていた。
少々気の強い女の子である静香が、そうした態度で待ってくれている姿は実にかわいいものがあった。

…しかし、今日その姿は無い。



駅は花火大会に向かう人の波でごったがえしていた。
浴衣を着て、髪の毛を結んだ綺麗な女の子達が何人も目についた。

三街道はもう一度そこから静香の元に電話をかけた。しかし結果はさっきと同じ。メールを送っても返信は無かった。

三街道「(まあ、いいや、こっちは約束の場所まで来た事は来たんだ………。これで静香に対して怒る時の材料は出来た。)」

なお1時間ほどそこで待ってから、三街道は帰路に着いた。










■■■ ふたたび千草 ■■■






 三街道にとって、昨日は気まずい後味の悪い一日だった。
彼は朝起きて、すぐに静香にメールを打ってみた。
一晩経つと彼女の気が変わったのでは無いかとの淡い希望を持って。

メール内容は、

昨日、何度もメールした事。
何度も電話をかけた事。
3時間も約束の場所にいた事。(実は1時間しかいなかった)

等、三街道は自分が優位に立てる材料を並べたてた。

しかし…………、

メールは帰って来なかった。







 昨日はそのせいで自分のブログに目を通していなかった。
そこで、一度アクセスしようかと思ったが……。

三街道「(待て待て!そんなヒマはない!
今日は千草と盆踊りを見に行く日だった!!気持ちを切り替えなきゃ!!)」

自己の都合のみで動く三街道はそう考えた。
そして千草にメールしてみようと思った。
その時、メールの問い合わせを行うと、すでに1通のメールが自分宛に届いている事がわかった。




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差出人 :千草 
件名: 指定無し



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三街道「やっほーーーーーーーーーーーーーーーー!!!
千草からのメールじゃん!
たぶん約束の時間を確かめようというんだろ?!!」

メールを開くと………、







『あるモテない男の話』 第2話 「二階堂には”彼女”がいる!」 act.33


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メール本文「今日、キャンセルします。」




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三街道は衝撃を受けた!

三街道「ははは、何かの間違いだろう?!」

三街道はすぐにメールを打ち返した。





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差出人 :いい男、さんかいどう!! 
件名: おーーーーーい、千草あ~~~~~~~!

メール本文「千草!何だよ、さっきのメールは?!
どうしたんだよ?お前がドタキャンなんて珍しいな?
何かあったの?

盆踊り、見に行こうよーーーーーーーーーーーー!
良い返事待ってま~~~~~~す!\(*^▽^*)/」




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そして、すぐに送信した。
すると……………、すぐに千草からメールが返って来た。




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差出人 :千草 
件名: 指定無し



メール本文「静香と行けば?」




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またまた衝撃を受ける三街道!
静香の時と同じくこのメールを見てしばらく固まった。

三街道「なっ、なんだ?このメールは?」

これはいったい……………………?

三街道は考えた末に、今度は丁寧なメールを打つ事にした。




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差出人 :いい男、さんかいどう!! 
件名:千草へ。



メール本文「千草!いったいどうしたんだよ?!
あのメールの意味はいったい何だい?!
盆踊りはもう今夜だよ!
いまさら行かないなんて言わないでくれ!君らしくもない!
君は約束を絶対守る人だったろ。
とにかく理由を言ってくれよ千草!!お願いだ!!」




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するとすぐにメールが返って来た。







『あるモテない男の話』 第2話 「二階堂には”彼女”がいる!」 act.34


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差出人 :千草 
件名: 指定無し



メール本文「気安く私の名前を呼ばないで!」




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三街道の背中にまた冷たい物が走った。
今度は無我夢中で応急処置的にメールを打つ!




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差出人 :いい男、さんかいどう!! 
件名:千草へ!

メール本文「千草!いったいどうしたんだよ?!マジでどうしたんだ?!!!
いったい何を怒ってるんだ?理由を言ってくれ!!!
ワケを聞こうじゃないか?!!!
そして俺が悪いなら謝るからさ!!
とにかく返事をくれ!!お願いだ!!」






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そう言って送信した。

しかし…………、

メールは返って来なかった。

その後…………、

千草に何度も電話をかけたが、結局千草が出る事はなかった。

そして…………、

かけて何回目かに、

アナウンス「相手の電源が切られているか、電波の届かない所にいます」

というアナウンスが流れた。静香の時と同じである。

三街道「(そんなバカな……………………)」






 千草との約束の時間が近づいた。三街道は電車に乗り、千草と待ち合わせしていた駅まで向かった。
そうした方が後々の事を考えても千草に対して優位に立てると思ったのだ。三街道は静香の時とまったく同じ事を考えた。

三街道「(約束の場所に行っても、もう千草は来てくれないかも知れないが……、それでも行くだけ行っておけば、後で千草に謝ってもらえるだろう。)」

彼はまたしてもそうこそくに考えた。
約束の場所に着いても、案の定、千草は来ていなかった。
いままで千草と待ち合わせした時は、彼女は必ず先に着いていた。
彼女は約束を守る人である。前もって約束した場合はかならずその日の都合をつけ、ドタキャンなどしない人である。

…しかし、今日、その姿は無い。



駅は盆踊りに向かう人の波でごったがえしていた。
浴衣を着てうちわを持った女の子を連れたカップル達が、三街道の目の前を通り過ぎた。
三街道はもう一度そこから千草に電話をかけた。しかし結果はさっきと同じ。メールを送っても返信は無かった。

三街道「(まあ、いいや、こっちは約束の場所まで来た事は来たんだ………。これで千草に対して怒る時の材料は出来た。)」

なお1時間ほどそこで待ってから、三街道は帰路に着いた。



ああ、
またしても……、
またしてもこのパターンか、三街道よ!







『あるモテない男の話』 第2話 「二階堂には”彼女”がいる!」 act.35





■■■ ふたたびシンディー ■■■





  三街道にとって、昨日は気まずーーーーーい一日だった(また?)。
彼は朝起きて、すぐに千草にメールを打ってみた。
一晩経つと彼女の気も変わるのでは無いか思って。

メール内容はいつもの通りだった。彼は進歩のない男だった。







昨日、何度もメールした事。
何度も電話をかけた事。
3時間も約束の場所にいた事。(実は今回も1時間しかいなかった)









それを送信したが……、
メールは帰って来なかった。

三街道「はあ~~~~~~~~~~~~~~」

さすがの三街道もため息をついた。ついこの間まで、女の子に囲まれてバラ色の人生だったのに、それが急にどん底である。

三街道は気を紛らわす為、自分のブログに目を通そうと思った。
実は三街道とってブログは憩いの場所なのだ。
ブログの中では自分の言いように書ける。自分の主張や考え方は誰にも邪魔されない。
確かに時々コメントで見知らぬ人から酷い事も書かれるようにはなって来てはいたが……。

しかし、そもそも三街道にとって”人生”とはいい加減なものだった。女の子と遊びに行く事もそうだった。
それをさらに脚色して、おまけにウソも少々……、いや、だいぶ混じえて書いたブログ。そこにはもはや真実の世界は無い。真実でない物を見知らぬ人から攻撃されようとも、余り傷みは感じなかった。

それで、一度ブログへアクセスしようと思ったが……。

三街道「(待て待て!そんなヒマはない!
今日はシンディーを空港まで迎えに行く日だった!
その後、食事に行く約束をしていた!
気持ちを切り替えなきゃ!!ふさぎ込んでいても仕方が無い!常に前進前進だ!)」

何事も自分の良いように解釈出切る三街道。確固たる自我が無いので切り替えも早いのだ!”元”になる物が存在して無いから……。

三街道はシンディーにメールしてみようと思った。
その時、念のためメールの問い合わせを行うと、すでに1通のメールが自分に届いている事がわかった。




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差出人 :Sinndey
件名: 指定無し




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三街道「やっほーーーーーーーーーーーーーーーー!!!
シンディーからのメールじゃん!
到着の時間に変更がないか知らせてくれたんだろ?!
確か、そう頼んでおいたから!!!!」

でも……、三街道は「またしても件名が無いな…」とは思ったのだが……。
それでも、シンディーからのメールを開かないわけにはいかない!




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メール本文「もう、来なくていいから……」




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三街道「……………………。」

三街道は衝撃を受けた!

三街道「ははは、何かの……間違いだろ…………?
いや、でも……」

三街道はすぐにメールを打ち返した。




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差出人 :いい男、さんかいどう!! 
件名: おーーーーーい、シンディー!!!久しぶり!(^o^)/

メール本文「なはははは、
おいおいシンディー!どうしたんだよ、あのメールは?!
いったいどういう意味?送信先間違ったんじゃないかなーーーー?!
もう一度確認して欲しいなあ^^
飛行機の到着時間、前に教えてらったのでいいんだろ?変更ないんだろ?
行くよ!迎えに!
待っててくれ!この俺が飛んで行くからさ!」




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そして、すぐに送信した。
すると……………、
すぐにシンディーからメールが返って来た。




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差出人 :Sinndey
件名: 指定無し




メール本文「来なくていいって言ってるでしょ!
静香や千草を迎えに行けば?」




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ががーーーーーーーーーーーーーーーん!









とてつもない衝撃を受ける三街道。
静香・千草の時と同じくこのメールを見てしばらく固まった。

三街道「なっ、なんだ?このメールは?」

これはいったい……………………。

静香・千草・シンディーの全ての女の子からこんな対応が……。
さすがの三街道もショックでノックアウト寸前だった!







『あるモテない男の話』 第2話 「二階堂には”彼女”がいる!」 act.36


 三街道は考えた末に今度は丁寧なメールを打つ事にした。
しかし、悪い予感が付きまとい……、腕の震えが止まらなかった。
「それでも打たなくては!」と思って何とかメールを打った。



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差出人 :いい男、さんかいどう!! 
件名:シンディーーーーー!!!!

メール本文「シンディー!さっきのメールはいったいどう言う事なんだよ?
はっきり言ってくれ!
あのメールの意味はいったい何なんだよ?
俺は君を迎えに行きたいだけなんだ!
君らしくない!
とにかく理由を言ってくれよ、シンディーー!」




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するとすぐにメールが返ってきた。




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差出人 :Sinndey
件名:RE:シンディーーーーー!!!!




メール本文「これからは、私の名前を気安く呼ばないでね!特に学校ではね!
もう、こりごり……」




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三街道はまたしても背中に冷たい物が走った。

そして、慌てふためいて応急処置的にメールを打つ。




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差出人 :いい男、さんかいどう!! 
件名:どうしたんだよ?シンディー!!!!Σ( ̄□ ̄;)

メール本文「シンディー!いったいどうしたんだよ?!
マジでどうしたんだ?!!!
いったい何を怒っているんだ?理由を言ってくれ!!!
はっきり言ってくれないと分からないよ!!!
君なら、はっきり言ってくれるだろ?!!
君なら……」





=======================



そう送信した。

しかし……………、メールは返って来なかった。














いや……、













少し間を置いてから、メールが返ってきた。












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差出人 :Sinndey
件名:RE:どうしたんだよ?シンディー!!!!Σ( ̄□ ̄;)





メール本文「マジで聞いてるの?それ?」





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静香・千草の時と違って、メールが帰って来た。

三街道「やっぱりシンディーだよ!彼女だけはまだ俺と話してくれる!」

三街道はすぐに返信メールを打った!




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差出人 :いい男、さんかいどう!! 
件名:そうだよ、マジだよ、シンディー!!

メール本文「マジもマジ!大マジだよ!
はっきり言ってくれた方がいいよ!
直せる事なら、俺、なんでも直すからさ!
言ってくれよシンディー!!!頼む!!」





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そう打ってメールを送信した。
するとすぐにメールが返ってきた。




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差出人 :Sinndey
件名:RE:そうだよ、マジだよ、シンディー!!





メール本文「本当にマジ……?」





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『あるモテない男の話』 第2話 「二階堂には”彼女”がいる!」 act.37


シンディーはいつも短めのメールだが、いままでこんなに短かかった事はない。
しかも無味乾燥なメール内容だった。
三街道は焦りながらメールを打った。



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差出人 :いい男、さんかいどう!! 
件名:シンディーーーーーーーー!!!(絶叫!!)

メール本文「ホント!マジだよ!大マジだよ!
言ってくれシンディー!お願いだよ!!
何でも聞こうじゃないか!
どんな批判も甘んじて受ける覚悟だ!!!
頼むよ!!!
シンディーーーーーーーーー!!!」




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と、送信した。
するとシンディーからメールが返ってきた。




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差出人 :Sinndey
件名:RE:シンディーーーーーーーー!!!(絶叫!!)




メール本文「This big fool!! See your blog!!」




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短い英文のメールが帰って来た。辞書を片手に意味を調べると、
どうも……


「この、大バカ!貴方のブログを見てみなさい!!」


という意味らしかった。

三街道「ブログ?ブログだって?」

三街道は血の気が引いた。

三街道は早速パソコンを立ち上げ、例の自分のブログを開いてみた。
ここしばらく開けていなかったので、いろんな人からのコメントがずいぶん書き込まれていた。





そんな中……………、






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【確かめたい】さんより「どういうことか全然わかってないのね。アンタ、バカァ?」


【すっごく確かめたい】さんより「ホント。どうしようもない人ですね!おまけにウソも書いて!


”メロン・ディアスのヤツ、絶対俺に惚れてるね。”


これもウソ!こんなの書かないで!」


【私も確かめたい】さんより「見損ないました。貴方って、最低です。」





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ブルブルブル。

三街道は震えた。ただただ震えた。




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【確かめたい】さんより「大それた事してるよね?
アナタは何の為に女の子と遊びに行ってるの?え?聞きたいもんだわ!」



【すっごく確かめたい】さんより「女の子をバカにしてますね?
貴方の考えが読めません。とにかく呆れました。
それにいったいこのブログは何?何のために書いてるの?
クレイジーだわ!」



【私も確かめたい】さんより「貴方のしている事を軽蔑します。それにこんなブログを書くなんて……。
画像は許可されて掲載しているのでしょうか?そんな事なさっていいのですか?」




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三街道が知らぬ間に【確かめたい】は3人に増えていた。しかもブログをこのところチェックしてなかったので三街道はこれらのコメントに何一つ返事をしていない。それでもコメントは一方的に書き込まれ続けていた。







『あるモテない男の話』 第2話 「二階堂には”彼女”がいる!」 act.38


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【絶対確かめたい】さんより「この人は見境無く女の子に声をかけるんですよ!!
しかも女の子が嫌がっているのに、無理に引き止めたりするんです!」



【確かめたい】さんより「(`□´)!! 何が

”僕は君のためなら何でも力になるよ”だ!

それってどの女の子にも同じ事言ってんジャン!
バカにするなよ!ホント人間やめなよ!そうしなよ!」



【すっごく確かめたい】さんより「ホント同感です。日本の恥ね。
サイテーだわ。ため息しかデマセン。やってる事が子供じみてます。

何が”君と二人でいると人生が楽しくなる”ですか?

なぜ、心にもない事書いているの?



【私も確かめたい】さんより「私も上の方々に共感します。
貴方はしてはいけない事をしました。女の子達に謝ったらどうですか?真実を告げて」





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三街道は震えが止まらなかった。





それに………、
【確かめたい】は4人に増えていた……。




三街道「今はっきりとわかった。

【確かめたい】さん→静香

【すっごく確かめたい】さん→シンディー

【私も確かめたい】さん→千草




でも………、

【絶対確かめたい】さんって誰だっけ?
えーーーーーと?
バイト先で声をかけたあの女の子かな?
それともネットゲームで偶然見つけたあの女の子か?
それともフライドチキンのお店で働いていたあの女の子かなーー?
……確かデートに誘ってみたっけ?」





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【絶対確かめたい】さんより 「この人はウソをつくんですよ!!仮病も使います!!」




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三街道「あーーーーーーーーーーーーーわかった!
それ、千草の女ともだちだよ!」

やっと4人目の【確かめたい】さんの正体がわかった。

静香・シンデイー・千草からの書き込みは他にも大量にあった。
それを読むと彼女達がとても憤慨しているのがわかった。




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【確かめたい】さんより「女の子に謝れーーーーーーーー!!」 

【すっごく確かめたい】さんより「謝って!」 

【私も確かめたい】さんより「謝ってください!」 




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ガタガタガタ…………………。

どうしても震えが止まらなかった…………。

三街道はしかたなくブログを全てデリートした。
















そして女の子全員に謝りのメールを入れた。

しかし、誰一人としてそのメールに返信して来なかった。
















三街道の夏休みは終わった。そう終わったのだ。

















それは彼のバラ色の学生生活の終わりを意味した。

学内で噂が広がるのは速い。
それに、もともと、
あのヘタな写真を撮ってブログを運営していたのは三街道だと同級生達にバレていたようだ。

もう学内で彼の立場はない。
沈み込む三街道。


自分がやった事に対する代償はあまりにも大きかった。
















THE END










『あるモテない男の話』 act.1
『あるモテない男の話』 第2話 「二階堂には”彼女”がいる!」 act.1


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