七生子のお買い物日記

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七生子の最近読んだ本
Sep 2, 2003
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カテゴリ: カテゴリ未分類
「お買い物日記」を書いてる間にも、しっかと本だけは読んでたのだよ。
という訳で、8月末から今日までに読んだ本の感想をば、ご披露します。


最初は川島誠『800』(角川文庫)。
簡単に言うと「陸上競技と青春」。
「800メートル」という競技でライヴァルとして出会った2人、中沢と広瀬。
「駆け引きって何?」ただ、がむしゃらに突っ走る中沢と、いつもクールで理性的に行動する広瀬。
まったくタイプの違う2人が、それぞれにおくる汗と恋の青春の日々。
さわやかで、ひたむきで、そして熱い熱い青春小説です。

評判には聞いてたけど、やっぱりいいですね。この作品。

ついつい惹き込まれて、読み耽りました。

競技場から始まった出会いが、いつしか奇妙な友情へと変わり、
いつの間にか、互いに影響し合い、高め合ってるところも、たまらなく好み。
競技中の手に汗握る臨場感、筋肉の躍動感、四角い空の青さと風、
思うようにいかない恋のもどかしさと焦り、そして不安。
人生で一度きりの眩しい、でもほろ苦い青春の時。
透明感があって抑えた文章がとても心地良くて、そして青春小説のエッセンスが
ぎゅっと濃縮されつまっていて、何度でも読み返したい作品です。
(中沢パートが絶妙なのだ。彼って桜木花道みたいじゃない?モテモテだけど)

映画化されたとか。どんな風に映像化されたのか、興味津々なり。
何が何でも、ぜーったいに観るからねッ!!



身近な日常にある「ちょっとしたモノ」への江國さんの愛、思い出などを綴ったエッセイ集。
本文のインクの色がグリーンブラックだったり、目次の題名の文字がちょっと可愛かったりして
本の装丁に対するこだわり(愛)がひしひしと伝わってきます。
図書館で借りた本だけど、ぜひ手元に置きたい一冊ですね。

エッセイの中で、クスクス笑ってしまったのが、

日本語にこだわった方だからこそ、なんでしょうね。
(ちなみにこの本の題名は「とるにたらないものもの」。「ものたち」じゃないのよ)
また「お風呂」で、江國さんもお風呂場読書されると知り、ちょっと嬉しくなりました。
「篭城」の域には私、まだまだ達していませんが。
ふとした時に、読み返したくなる心地良い一冊です。


で、で、で、で!!
「水曜日の返却日までに、間に合ったらいいなあ」
軽い気持ちで読み始めたら…
「どうしよう!読み始めたら止まんない!!」
結局、朝まで4時間近くかけて、最後まで一気読み。
久々に読書中にドーパミンが分泌されちゃって「リーディングハイ」状態になっちゃったのが、
じゃーん。沢村凛『瞳の中の大河』(新潮社)です。あ~面白かった♪満足満足♪

外国からの侵略、あるいは内戦で、戦が絶えることない辺境の小国。
この作品は、内戦が続く小国に現れた平民出身の英雄アマヨク・テミズの
戦と愛の生涯を綴った一代記なのです。
そう「英雄譚」!!「架空歴史小説」だけど「英雄譚」って読んだ方が楽しいって!!
ノリが「グイン・サーガ」なので、「グイン・サーガ」のグインファンにもオススメかと。

読み始めてすぐに、内戦の行方がどうなるのか、だいたい解っちゃうんですよね。
でも、そこに辿り着くまでのプロセスを楽しむのが本書。
ややあっさり&単純すぎるような気がなきにしもあらずだけど、
人間関係が思った以上に複雑に絡まりあっていて、ドキドキわくわく楽しめるのが嬉しい♪

そんな私の不平不満。
ディテールにこだわるなら、徹底的にこだわって欲しかったなあが一つ目。
軍人の階級「少尉」「大佐」の称号が、読んでいてとても気になったので。
(すみません。「大佐」というと赤い彗星の方が、どうしても思い浮かんでしまいます^^;)
文官、貴族階級内部の構造の図なぞ巻頭にあったら、もっともっと嬉しかったかも。
人物紹介もね。名前が独特なんですもん。覚えきれません^^;。

また、主人公の年齢がはっきりしないのが、すっごくもどかしかった。
父親の元を離れた年齢が11歳だったとしか、明記されてないのだ。
(初陣の、運命の出逢いがあった時は何歳だったんだーっ!!すっげー知りたい!!)
「銀河英雄伝説」みたく年号まで明記しろ!とは作品の性格上言わないが、
でも、さりげなく触れてほしかったなあと。

1冊に物語を収めるために、各エピソードがあっさりしすぎてたのも、やや残念。
書き込めば書き込むほど、厚みを増す物語だと思うんだけど。
めきめき頭角を現す若造なテミズのエピソードなぞ、もっともっと読みたかったり。
とは言え、意外な伏線が最後の最後でドーンと炸裂するさまは、とても気持ち良かったです^^。
(終章でようやく語られる「父と息子」の関係に、じんと胸を打たれた。
歴史に「もしも」はないと言うが、「もし…」と。真のアマヨク・テミズの姿を見た気がする)

ところで一体、この王国の名前って何?(苦笑)

『後宮小説』を読み終わった後のように、物語の余韻がいつまでも残る物語。
本書で語られなかったエピソード、その後の王国記なぞ「読みたい!」思いが募るばかり。
どうかどうか。作者の沢村さんが、自ら創り上げたこの王国を深く愛し、
この国を舞台にした物語を今後も書きたいと願い、実現してくれますように(祈)。
(実直なアマヨクもいいけど、こっそりオーマファンの七生子さんです♪)


で最後に。小川勝己の『眩暈を愛して夢を見よ』(新潮社)を読む。
すんごくヘンな話。どこまでが現実で、どこまでが現(虚構)なのか、2部の途中から翻弄されまくり。
第3部を読んで怒り心頭に発してしまい、怒りのあまり、読むのを止めようかと思ったぐらい。
でも、最後の最後まで二転三転四転…すると、怒るのが馬鹿馬鹿しくなるというか、
突き抜けて、かえって楽しくなっちゃいますねえ。
(真ン中すっ飛ばして、最初と最後だけ読めばいいんじゃないの?と思ったとか←をい^^;)
作者のお遊び部分に反応しながら、にんやり笑って気楽に読むのが最適な作品かと思います。

[最終的“小川勝己作品好きな順”]


>まどろみベイビーキッス


『眩暈を…』だけ作品の系列が違うから、他の作品と同列に並べにくいですねえ。
「クセがある作品度」では『彼岸の奴隷』の後に続いてNo.2かと。


新刊本屋で買えなかった本をネット書店に注文する。今週中には届くかな。\(*^▽^*)/わ~い♪
明日は図書館へ行く日。今度こそ借りる冊数をセーブせねば。。。





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Last updated  Sep 3, 2003 01:48:32 AM


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七生子☆ @ Re:ケータイにメールしちゃったよ!!(07/18) ■ あみぴさん 代用機があるので、そち…
あみぴ@ ケータイにメールしちゃったよ!! 昨日、携帯にメールしちゃいましたよ!! …
七生子☆ @ Re[1]:トイレトレーニングを始めるかな。(07/12) >なかさんさん そうなんですよー。 …
なかさん@ Re:トイレトレーニングを始めるかな。(07/12) ほえ! ご長男オムツ外れたのそれ位です…
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