七生子のお買い物日記

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七生子の最近読んだ本
Oct 25, 2003
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カテゴリ: カテゴリ未分類
日曜日は何の日?それはね…資源ゴミ回収と図書館へ行く日!!

あまりにも寒かったから、毛布に包まり、もう一方の読書に没頭してたといふ(苦笑)。
おかげで、延長に延長を重ねてた『輝く日の宮』が返却日までに読み終わったよ~ん。
あ~良かった♪

* 最近の読み終わり *
坂木司『仔羊の巣』東京創元社

『青空の卵』に続く“ひきこもり探偵”の第二弾。
一つの事件、一つの登場人物が次の事件、新しい人物へと繋がり、徐々に世界が広がっていく。
謎解きの楽しみが味わえ、また人間同士の心からの触れ合いにほっと胸が温かくなる物語です。

『青空』で“繋がった”人物が、再登場します~。←読むまですっかり忘れてた女^^;)

連作3編の通しテーマは「将来への不安」なのかしら。
坂木を窓口にすることでしか「世界」と繋がれなかった鳥井が、
「これではいかん」と一念発起して、自立しよう、外の世界に出ようとするさまが綴られます。
坂木も鳥井も、互いに苦労しているようですが(苦笑)、共依存の状態から脱却し、
互いに一個の個人として向き合える日が来るんでしょうか。
そこまできっちり、このシリーズを書き続けて欲しいなぁ。

連作3編のうち、もっとも私の琴線に触れた物語は「銀河鉄道を待ちながら」かしら。
無関係な物語、と見せかけてポーンとタイトルの「銀河鉄道」へ持っていくその意外性と
叙情的な文章にすっかりやられちゃいました。p.156からの13ページには、涙腺がゆるみっぱなし。
繋がっていたのに、ほんの少しのすれ違いから永遠に離れ離れになってしまった少年達(涙)。


どうしても過剰な友情(共依存)がやおいにしか見えないシリーズですけど、
作品が醸し出す温かい雰囲気が心地良い物語です。
だけど最大の関心事は、覆面作家でもある坂木司さんの正体でしょうか。
読んでるだけでお腹が空いてくる料理の描写に、繊細な文章、何より女性の服装の描写(!!)から
私より少し年上の女性とみた!私の推理は当たってるかしらん。ドキドキ。



  「北村薫-加納朋子的世界」で、毒舌で引きこもりの「火村」(鳥井)と
  徹底的に気持ちの優しい「アリス」(坂木)コンビが繰り広げる
  「あなたの悩み解決します」な物語の数々…あ、「火村」と「アリス」は
  「京極堂」と「関口」で置き換えも可。警察官の友人(榎木津?)も出てくるから
  京極堂の方がいいかしらん。
  でも鳥井と坂木の共依存の関係は、ぜーったい檜原まり子の「恋愛処方箋」シリーズ
  江森×柴田よーーっ!!きゃあきゃあ(頬染め)。
  …『青空の卵』ってやおいでしょ?
  それはさておき、作中で取り上げられてるテーマは、ジェンダーであったり、
  身障者の問題だったり、児童虐待だったりと、なかなか世相を反映して社会派です。
  子を持つ母の立場から読むと、なかなか身につまされる話もあってのう。うるうる。
  続編、熱烈希望~♪
  (作者はプロフィールを公開してないようだけど、私より少し年上の女性と見た!)

参考になってないですね(苦笑)。


丸谷才一『輝く日の宮』講談社

大昔に丸谷さんのエッセイは読んだことがあるけれど、小説を読むのはこれが初めて。
“『源氏物語』の失われた物語を探す物語”と聞き、また評判もいいので読んでみることに。

最初のページを見た瞬間に「うげげげげ。私には読めーん(涙)」
読む気が失せちゃって、返却日のぎりぎりまで放置してたんですが、
「ええええーい!」で読み始めp.19まで読んだら「あれ?なーんだ(安堵安堵)」。
プロローグを過ぎたら最後まで面白くって一気読みでした。
(このプロローグも最後の最後まで陰を落すので、やっぱ読み飛ばしちゃダメなのだ)

恋愛に仕事に。自由奔放に生きる研究者・杉安佐子を描いているこの作品。
ふんだんに盛り込まれている古典の知識・薀蓄が楽しいし、
章ごとに違った趣向を凝らして書かれているしで、
「作者が心から楽しんで書いている小説だな」と「芳醇な小説」をひしひしと感じます。
古典の教養がない読者にも、するすると最後まで飽きることなく読ませちゃうのがスゴイ!!

肝心の「輝く日の宮」が登場するのは物語半ばから。
前半の「芭蕉はなぜ東北へ行ったのか」の謎解きには目ウロコだった私。ホントなのかな?
「輝く日の宮」の存在を検証するディスカッションで出てきた
「道長と紫式部の関係」にも目ウロコ。え?そうなの?何から何まで新鮮な驚きでいっぱい。
(物知らずだっていうの、こういう時に役立つのね。心中複雑…)
大胆な推論だなとは思うけれど、まるで見ているように1000年前の宮廷の様子や
『源氏物語』が物語として成立していくさまを構築していく様に興味津々。
(a系列、b系列は聞いた覚えがあるなあ)
なんだか。次第に安佐子と長良の関係が「紫式部と道長」の姿に重なって見えてしまった私です。
「源氏」をなぞるかのように、深い余韻が残るラストもいいですね。

読み終えたら、にわかに古典への関心がわき起こって『源氏物語』が読みたくなりました。
日本人として生まれたからには、世界に誇る長編小説『源氏物語』ぐらい
きっちり読んでおかないと、ねえ(苦笑)。
…橋本治にしようかしらん。それとも『あさきゆめみし』にしようかしらん(←をい^^;)。
江川達也も描いてるのよね。うーん。誰のを読もうか悩むなあ(←をい^^;)。
でも、最初に読むなら『若紫(上下)』と『柏木』ですか(笑)。
丸谷才一の他の作品も読んでみたいわ~♪





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Last updated  Oct 26, 2003 01:05:41 PM


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あみぴ@ ケータイにメールしちゃったよ!! 昨日、携帯にメールしちゃいましたよ!! …
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