七生子のお買い物日記

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七生子の最近読んだ本
May 27, 2004
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カテゴリ: カテゴリ未分類
* 最近の読み終わり *
三浦しをん『夢のような幸福』大和書房 bk1 楽天

愛と情熱と勘違いに満ちた日常。ノンストップな爆裂エッセイ。
 ウェブマガジンBoiled Eggs Online「しをんのしおり」掲載を単行本化。


妄想の嵐が吹き荒れる疾風怒濤のしをんちゃんの爆笑エッセイ。
ううううっ。読み始めた途端、疾走感溢れるしをんワールドのもう虜。
しをんちゃんとは一回り近く年が離れているんだけれど(←ハッ^^;)、
なんだか“同類”の匂いを感じてしまうのは、私だけでしょうか(笑)。

収録作品中、もっとも私のツボだったのは「アラゴルンさまネタ」と「漫画ネタ」。

しをんちゃんが惚れ込んだポイントについつい爆笑。胸毛…あったっけ?(爆)。
一旦燃え上がった愛の炎は消えることなく、次から次へとヴィゴさま出演作品へ
話が言及していくところがさすが、しをんちゃんである。
(「クリムゾン・タイト」にも「G.I.ジェーン」にも出演してたのね!ありがとう!しをんちゃん!)

「漫画ネタ」ではこの箇所(「恋のお手本」収録)、

「かっこいいのかもしれないけど、べつにつきあいたいとは思わないや」度が
 高いのが、白泉社系の少女漫画のヒーローだ。
 …(中略)たぶん白泉社のヒーローは自己完結する傾向にあるからだろう。

 結局、私が一番熱心に読んでいたころ(九十年台半ばまで)の白泉社の少女漫画って、
 「恋愛」にあまり趣をおいていなかったんではないかと思えてならない。
 なにしろ「成長する俺」「悩む俺」が主要なテーマだから、恋愛物に必要不可欠な
 「心を開く俺」が見あたらない。…   (p.223)


しをんちゃんの鋭い突っ込みに思わずどきり。…無言。
私、マーガレット系少女漫画を知らずに、白泉社系少女漫画を読んで育ってきたんだけど。
うひゃー(大汗)。わ、わ、私も「恋愛の教科書選び」に最初から間違っていたのかしらん。
今からでも遅くない、よね?さっそくくらもちふさこ『天の天辺』&『α』を読まねばッ!!
(あ、くらもちふさこは読まずとも『希林館通り』は読んでたっけ←古すぎです^^;)


しをんちゃんの爆笑&冷静沈着な分析によって紹介されると、
なにやらとてつもなく光り輝く、魅力的なモノに見えてきて
「うあぁ!!何が何でも体験してみなければッ!!」という気分になってくる。
うんもー。しをんちゃんたら、天性の勧め上手なんだからぁ。

という訳でこの『夢のような幸福』、しをんちゃんのパワフルで愉快な妄想の嵐に

映画欲、漫画読書欲が刺激されてしまうという、恐ろしいエッセイなのである。
まだ体験されてない方は、お早めにどうぞ♪
(「なまものゆえの賞味期限」はない、と思うけど、時事ネタ(W杯サッカー)があるゆえ)


三浦しをん『人生激場』新潮社 bk1 楽天

身持ちはかたく、身のまわりは(なにかと)騒がしい二十代(後半)。
 プレーンな日常を「非日常」に変えてしまうマジカルなツッコミと冴えまくる嗅覚。
 『週刊新潮』も白羽の矢を立てた気鋭作家の身辺雑記集。


こちらは、『週刊新潮』に連載された身辺雑記。
対象読者は広範囲だし、少しはマニアックなネタも控えめ&妄想の嵐もおとなしめなのかしらん?
と思いながら読んだけど、どうしてどうして。
「いやん。しをんちゃんたらー。大笑いしすぎてご近所中に笑い声が聞こえちゃうわ!」
な抱腹絶倒&にやり笑える愉快なエッセイばかり。
読んでるうちに、ついついしをんちゃんとお友達気分。
「あのねあのね!」おしゃべりに興じているかのように錯覚しちゃうのは、私だけかしらん。

収録作品中、もっとも私の笑いのツボだったのは「つぶにかける情熱」と「時代劇口調」。
夜中にジュースの買出しに行ったときに、ついファンタグレープを買ってしまったぐらい(笑)。
“(三島)由紀夫のエベレストより高くそびえ立つ自意識(美意識)”については
あんまり馬鹿ウケしたので、ダンナにも朗読して聞かせちゃったよ。うひゃひゃひゃひゃ。

本当にしをんちゃんのエッセイは、一度体験すると病み付きになりますなあ。


麻耶雄嵩『名探偵 木更津悠也』カッパ・ノベルス bk1 楽天

京都の古めかしい洋館・戸梶邸で、資産家が刺殺された。
 柵もあってしぶしぶ依頼を引き受けた名探偵・木更津悠也を待ち受けていたのは、
 ひと癖もふた癖もある関係者たちの鉄壁のアリバイ…。
 「白幽霊」ほか本格推理全4編収録。


久々の麻耶雄嵩の新刊は、春夏秋冬4つの季節に4つの事件、
「白い幽霊」でリンクする短編4編が収録されている。
名探偵・木更津悠也が名推理を披露する本格ミステリではあるものの、
そこはやっぱり麻耶雄嵩。一筋縄ではいかない(笑)。
そのひと癖もふた癖もある加減が、なんともツボ。
(ワトソン役は香月実朝。これほどまで「ワトソン役」の存在意味を
考えさせられた「ワトソン役」はいないんじゃないだろうか)

しっかし。彼らの初登場作品である『翼ある闇』は、すっかり忘却の彼方(汗)。
なんとかして読み返してみたいんだけど、、、どのあたりに埋まってるかしらん。
“麻耶雄嵩作品を時系列順に並べてみたい!”という欲望が、
ふつふつと湧き上がってきた、今日この頃の私である(笑)。


鳥飼否宇『昆虫探偵』世界文化社 bk1 楽天

クマバチ探偵シロコパκ氏が推理し、オオクロアリ・カンポノタス刑事が捜査、
 そしてゴキブリ・ペリプラ葉古が犯虫(はんにん)を追う!
 昆虫界の怪事件に三匹が挑む、諧謔と蘊蓄に満ちた異色の本格推理小説。


“昆虫 探偵”な本格ミステリ。
ありそうでなかった、ファンタジー風味のバカミスかと思いきや、どうしてどうして。
「物語は探偵小説のルールに従って語られるが、昆虫界の論理が適用される」
を活かし、なかなか面白いミステリが6編収録されている。

面白いのは短編の題名。それぞれ「蝶々殺蛾事件」「哲学虫の密室」
「昼の蝉」「吸血の池」「生きるアカハネの死」「ハチの悲劇」と
それぞれが有名なミステリ作品のパロディになっているのだ。
ただ、作中で簡単に説明はされているものの、昆虫の性質そのものが
謎解きに大いに係わってくるので、よほどの昆虫好きじゃなければ
すばり真相を当てるのは難しいだろうなあ。
(昆虫大嫌いなのに読んじゃって、ちょい後悔しながらも
楽しく読んだのは私だ^^;。うううっ。ペリプラ葉古なんて想像したくない!)

「ハチの悲劇」のラストはどうかと思うけど、「哲学虫の密室」に
「昼の蝉」「吸血の池」は、なかなかに楽しませていただきました。
でも、その図は想像したくないけど、、、、ぶるぶる。
元ネタのミステリ、未読があり、内容を忘れているものもあり。
こちらもチェックして、ぜひ読んでみようと思う。


高野和明『幽霊人命救助隊』文藝春秋 bk1 楽天

自殺者の命を救え! 浮かばれない霊たちが、
 天国行きと引き替えに人名救助隊を結成、地上に舞い降りた。
 救うべきは、100人の命…。怒濤の人命救助エンタテインメント。
 『別冊文芸春秋』連載を単行本化。


私にとっての初高野作品。
ベタな話かと思って読んだら、どうしてどうして。
重たいテーマを扱いながらも、雰囲気はからっと明るく、読ませる読ませる。
自殺志願者の命を救いながら、自らも救われていくところに思わず感動してうるうる。
ま、「ちょっと安直なのでわ?」そう思う箇所も多々あったけれど(苦笑)。
ハートウォーミングな現代のファンタジーとして、なかなかにオススメ♪





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Last updated  May 29, 2004 11:37:18 PM


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七生子☆ @ Re:ケータイにメールしちゃったよ!!(07/18) ■ あみぴさん 代用機があるので、そち…
あみぴ@ ケータイにメールしちゃったよ!! 昨日、携帯にメールしちゃいましたよ!! …
七生子☆ @ Re[1]:トイレトレーニングを始めるかな。(07/12) >なかさんさん そうなんですよー。 …
なかさん@ Re:トイレトレーニングを始めるかな。(07/12) ほえ! ご長男オムツ外れたのそれ位です…
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