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2011年04月01日

次世代の担い手を救う

テーマ：教育つれづれなるままに(39)

カテゴリ：教育・教師

今でも｢教育を真剣に｣と思っている私が、震災から数日たったときにルポされた話題が

今また話題になっているので、改めて私も記憶にとどめたくてアップします。

当時は｢校長が教育委員会に掛け合って…｣と記憶していましたが、

手前味噌だったのかもしれません。

最新の話ではこの学校に孫を通わせている市議会議員がその主役になっていました。

そんなことはどちらでも良いのですが…

内容は大船渡市立越喜来小学校の話です。

写真報道では、学校は倒壊してはいなかったが、窓にせよ昇降口にせよ

総てが｢穴｣になっていた。

避難訓練が間近にあったことも幸いしたとはいえるだろう。

さらには、校舎２階から避難道路になる坂道に渡り廊下をつけた点にあるだろう。

皮肉な人は｢渡り廊下が流されたら…｣などというかもしれない。

人智などというものは所詮その程度のものだと思うのです。

それを、誰が、いつ、どんな風に利用するかの決断が大切なのだと思います。

児童数は73人、別報道によれば教職員と児童併せて80人と報じている。

小さな学校といえる。だから救えたんだともいえるかもしれない。

おそらく教職員、児童保護者だって、地震津波の当時その家族の安否は不明だったに違いない。

後日談ではほぼ全員の家族が何らかの形で無事であったように報じられている。

この子達、彼らを導いて救った教職員、それは救世主の使いであったように思えてならないのです。

一方、石巻市立大川小学校では児童教職員の８割が行方不明になっているという。

57歳になる校長先生が｢何らかの形で卒業式を開いてやりたい｣(毎日新聞)

とコメントしていらっしゃる。

しかし、心の中には、不明の教職員、児童のことしかないと思う。

肩書きが言わしめた台詞であろう。

校長だろうがなんだろうが、人の子です。

今、そんなことは考える余裕さえないと思いますが、

生涯亡くなった子供達を弔って　｢生きていって｣くださいね。

落ち着いたとき、あなたが今失った子ども達のところへ行きたくならないことを

心から望みます。

ただただ、かなしいです。

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