Bookish Girl ~人生は芸術 生活はアート! Part2~

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2012.11.10
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とお誘いいただきまして、

今日からはじまる富山県立近代美術館の企画展、

『スイスの絵本画家 クライドルフの世界』展 のオープニングへ出かけてきました!


IMG_6807(8).jpg


おかげさまで、いつも年上の女性に、かわいがっていただきまして、

今日は、母親世代、その上の世代のお姉さま方と、

ご一緒させていただきましたよ。

「小人妖精、ほら、まるで、えみさんの世界ね」

などと、鑑賞中にも、ご意見をうかがったりして、

お二人とも、わたしの作品をお求めくださっている方々で、

ありがたいな、と思います。


クライドルフという画家について、11分間のビデオがあるそうです。

会場で偶然再会したブリッジ仲間さんが、経歴を教えてくださいました。

貧しくて美術学校では専門的に学ぶことはできず、

製作現場で4年間修行した、とか、

絵本の処女出版は、なかなか出版にこぎつけなかったが、

パトロンの援助によって出版されて評判になった、とか、

草花の細密画ではないけれど、現存する草花を登場させている、とか、

ありがとうございます、参考になりました。

「Help me a patron & a patroness!」ぽっ


竹久夢二もそうですが、当時の美術界の本筋から、はずれちゃったのですね。

それが結果、新たな筋道を、生み出したわけです。

本音は、出発点と最終点に描かれた、油絵にあるように感じます。

手に入らないものを手に入れようと、一生憧れ、一生近づこうとして、

原点に立ち返り、近づけないまま、一生を費やす、というところ。

矛盾を抱えているところが、創作の原点なのかしら。

一方、手に入っているものは、しっかりと手に入っているのです。

うらやましいぐらいに。

多くの方が、彼らに憧れて、一歩でも近づこうとして、

一生を費やしたりしているの。

永遠性の円環図みたいに。


草花を擬人化して自然の本質を描いたり、

一枚のなかに一生のサイクルを描いたり、

さりげない工夫が凝らされていたり、

自然界に生きる小人妖精たちを眺めながら、

はっとすること、しばしば、でした。


観て感じて、わきに流すばかりではなく、

どうしても映し出されてしまうものが、浮びあがるのですよね、

観ているじぶんの感覚が、ふいに現われるー。


どうして、じぶんのDMには小人妖精が登場していて、

なぜ、ふつうに星占いが気になるのか、

しかも、好みの星占い師の星読みどおりに、

見事に今週も明けて行くのか、

などのふしぎについて、

約100年前に描かれたクライドルフの作品空間にいながら、

瞬間、わかった気がします。


絵というのは、そういう役割も担ってくれるのですね、

ぜひ、絵を観ながら、絵に映ったじぶんや、じぶんの内面を、

見つけてみてくださいね。


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鑑賞後は、ハーブティで歓談を楽しみました。


今日は、再会が多かったです。

富山テレビ放送の社長さんや、北日本新聞社文化部のみなさま、

ブリッジ仲間、

個展に来てくださったお客さま、

美術館ボランティアの方、

学会通訳でお世話になった英語関係の方、

などなど、富山の世間は狭い、といえば、そうかもしれないけれど、

一度にお会いできて、得した気分です(笑)。


そういえば、この頃、再会の連続ですよ。

こんどの個展も、再会によって運ばれた企画ですし、

ライター関係でお世話になった方や、テレビ金沢のディレクターさんとやりとりがあったり、

今月は、金沢でも再会が予定されていて、

原点を見つめて軌道修正する11月になるのかな?






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Last updated  2012.11.10 18:49:31コメント(0) | コメントを書く
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