やっぱり読書  おいのこぶみ

やっぱり読書 おいのこぶみ

2011年06月13日
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カテゴリ: 読書感想

ジュネ『花のノートルダム』

「泥棒で同性愛者だった青年ジュネは獄中でこの処女作を書き、コクトーに見出され、20世紀最大の怪物作家となった。(文学的)超絶技巧を駆使して年の底辺をさ迷う犯罪者や同性愛者を徹底的に描写し卑劣を崇高に、悪を聖性に変えた文学史上もっとも過激な小説」との評価

ストーリーはディヴィーヌ(源氏名)というの男性がヒロイン(主人公)の成長録のようなもの。彼女(彼)をとりまく犯罪者や同性愛者の女たち(男たち)とのかかわりが、時々作者の姿、声も参加して絢爛豪華(ふんぷんたる臭気も放って)に流れていく。

ミステリ的に事件を追うという興味も加味されていて飽きさせない。

文学的論的価値はコクトー、サルトルに定評で、おまかせするとして

同性愛者、okama 

そんな言葉を話題にするのもはばかられる時代を過ぎてなんでもありの現代でも、この古い作品は新鮮に感じる。

書かれた時がわたしの生まれたころとはおもしろい。日本では6~70年代に翻訳流布されたらしいが、そのころはそんなこと知りもしなかったし、興味もなかっただろうが。

読み終わり「ああ」と謎が解けたことがある(笑)

男性が男性を愛する。しかも肉体的に。どうするの?まあ、具体的なことは本書を読んでいただきたいが。

ということが精神論を含めて随所にあり、なるほどとうなったしまった。

「あたしってかわいそうな女」
感じるのは「女として」だが、考えるのは「男として」だから

人工的な女装趣味でもなく、重大な事態になるとつい母国語に頼ってしまう現象でもなく、男性特有の器官が邪魔をするのだという、

わたしは女だから男性器官の機能の特徴はわからないが、意味はわかる。

考えるのは行動することだから、「女として」感じるには詩がうまれるという。なんとなく詩が解かったような気がしてきたからおもしろい。

ジュネのひととなりは気の毒なり、不道徳なり思うが人間論として深い深い作品であった。






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最終更新日  2011年06月13日 09時22分07秒
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Re:謎がとけたような(06/13)  
alex99  さん
テーマと関係無く申し訳ありませんが

この頃、ブログを書く意欲が、ついに(笑)、無くなりました
いくら政治批判を書いても、あのスッカラカンが見苦しくも政権の座にしがみついて、いつやめるか見通しも立たないということも、原因の一つかも知れません
最近は、みな時事ネタでしたが、それを書く気が失せると、もう・・・

ただ、やめる宣言をする必要も無いかと
また、心電図見たいに、持ち直すかも知れない(笑)
ブログの書きがいが無い時代が来ましたね
でも、ツィッターなど、書く気は、全くしません


スッカラカンと、私と、どちらが先にやめるか(笑)



(2011年06月17日 22時50分05秒)

Re[1]:謎がとけたような(06/13)  
ばあチャル  さん
alex99さん

>テーマと関係無く申し訳ありませんが

>この頃、ブログを書く意欲が、ついに(笑)、無くなりました
>いくら政治批判を書いても、あのスッカラカンが見苦しくも政権の座にしがみついて、いつやめるか見通しも立たないということも、原因の一つかも知れません
>最近は、みな時事ネタでしたが、それを書く気が失せると、もう・・・

政治も景気も世の中も、日本は手詰まりですね。
個人が歯噛みしてもどうしょうもないように酷いです。

こんな時に天才的な人が出てくるのではと思ってもみますが、日本人ではだめなのか(笑)

日本人離れしているalexさんがいらっしゃるのに!


>ただ、やめる宣言をする必要も無いかと
>また、心電図見たいに、持ち直すかも知れない(笑)
>ブログの書きがいが無い時代が来ましたね
>でも、ツィッターなど、書く気は、全くしません


>スッカラカンと、私と、どちらが先にやめるか(笑)

やめる宣言はやめてください(笑)
たしかに落ちるばかりの体力(笑)


ブログはテーマがいいのではなく、その人の書きっぷりがいいのに惹かれるるとわたしは思います。

それにツイッターは簡単なようですが、無駄っぽいところがありましてわたしも好かないです。

縁あって繋がったのですから、私の好きなブログ管理人さんにはやめてほしくないと強く思っておりますが…


(2011年06月18日 09時05分58秒)

Re:謎がとけたような(06/13)  
bonbonus さん
このようなテ-マのコメントはものすごく難しさを感じます。
ジャンジュネを知らない世代が大部分だし、同性愛も実生活ではほぼ関係の無い人が多いということもあるのでしょうか。
それと愛するというのはどういうことなのか?など考えるほど人はあまり愛することに固執しなくなったし。云々。

同性愛の大部分が女性ではなく男性に多いのはある意味暗示てきですね。ここでドイツの哲学者が面白い事を言っているのを思い出しました。
オ-ト- ワイニンゲルという学者ですが<<<<真の男性はセクシュアルと同時に、さらにそれ以上の何物かであるが、真の女性はセクシュアリテ以外何物ではない>>>>>
男性の性的器官はあえて言えば肉体から突起分離して、外からの不付加物といいえるのに、女性のそれは肉体の奥処に深く埋没しているといえると思います。
女性の原理を紐解くと、2つの原型が現れると思うのです。
一つがウエヌス原型、いわゆる恋人としての存在。もう一つがデメテニル原型すなわち母としての存在。
前者には恋人があり、後者には息子がいるという形。
どちらにせよ女性の場合、他者の存在を通じてしか自己確認を遂げることができないと特長があると思うのです。

パリに別名おかまの里といわれる今一番流行の地区(マレ地区)というのがあり、男性ばかりのカフェやブティックがあります。
いろいろなカップルがあり、路上観察するとなかなか面白いlものがあります。ジュネも墓場の影から苦笑いをしていることでしょう。 (2011年06月18日 19時06分14秒)

Re[1]:謎がとけたような(06/13)  
ばあチャル  さん
bonbonusさん

コメントしにくいブログに書いてくださり嬉しく思います。

雌雄同体のもありますが、生物に雌雄を分けたのは意味があったからなのでしょうね。

いまさら女も人間であるなどと騒ぎませんが、おっしゃるようにベツモノであるのはわかります(笑)


(2011年06月18日 21時59分29秒)

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