読書とパイプの日々

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KAZ(かず)

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2005.06.24
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評価:★★

駄目です
私にはあいません
はっきりとクソ映画と言いたい
ポップコーン持ってたらスクリーンに投げてましたね
詳細は明日編集して書込みますが
どこが気にくわないか書くと、思いっきりネタバレになるので
見る予定の方は読まないでください。














この辺から書く予定





 的場1佐(鹿賀丈史)率いる実験中隊が秘密実験の暴走から戦国時代にタイムスリップして歴史改変を始めた為に、現在の歴史線上にある平成の世が消滅しかけている。その歴史改変行為を止めるため、再度タイムスリップを引き起こして部隊を戦国時代に送り込み、的場1佐らを連れ戻す、あるいは説得に応じない場合は的場らを殲滅してでも平成の現在を守る事が計画される。

 これが大まかなストーリーですが。的場1佐らのタイムスリップと戦国武将の戦闘(普通はタイトルを聞いてこれがメインかと思う部分)は導入部であっさり終って(出来は良い)いったん第1のタイムスリップ後の平成世界が描かれます。
 かつては的場1佐の愛弟子ともいえた退職自衛官の鹿島祐介(江口洋介)は、救出部隊にオブザーバーとして参加を強要され、秘密実験責任者の神崎怜2尉(鈴木京香)とともに戦国時代に向かうところから本編が始まります。

 え~、で、何が不満なのとかというと…

 その前に、この映画の良かった探し
「高機動車や90式が不整地を走るシーンが格好良かった」
≪終≫

 え~、続き

 ギャグ映画だったら面白いかもしれないけど、シリアスな映画としてはストーリーの不整合性や登場人物の行動の奇妙さが無視できないほどに大きい。

 救出部隊と名乗るものの、的場1佐達が帰還命令に応じない時は、平成日本の存在を守る為に彼等を皆殺しにする計画で送りこまれ、部隊の隊員達は鹿島を除いてその事を承知している設定であるが、実際に目にする映像ではこんな点に違和感を感じた。

 的場部隊よりも規模・装備において劣る部隊編制、攻撃をしかけると見た目だけでも負けそう。ヘリコプターは的場部隊は攻撃ヘリ有り,救出部隊は観測ヘリと輸送ヘリ。陸上兵力,的場部隊は主力戦車有り、救出部隊軽装甲車両のみ。どう見ても救出部隊側が弱そう。

 鹿島に救出じゃなく攻撃に行くのかと問われた時に、平成日本の存続いや世界の存続を背負って過去に赴くはずの部隊員が指揮官を含めて目を泳がせてしまう。この覚悟の無い連中に世界を託すのでしょうか?映画の平成の住人ならタックスペイヤーとして、物申し上げたいところ。
 カーツ大佐を殺しに行くウィラード大尉の覚悟を見習って欲しいものです。

 部隊長が隊員に過去に影響を避ける為に戦国人との接触は避け実包の使用は避けましょうと訓示します。ヌルい事いってんじゃないよ!まあ平和に浸かった平成人と、殺し合いが日常に入り込んでる戦国人とやらの対比がしたいんでしょうけど、一つの世界の命運をかけて乗り込む以上、その辺の覚悟終了な人間でないと送り込むバカはいないと思うゾ!

 映画は嘘でいいけど、見てる間だけでも「これは無茶な話だけどアリかもしれない」と感じさせる処が映画の芸だ!芸がないんだよ芸が

 ハラハラドキドキを盛り上げる手法の一つに制限時間内に××しないと大惨事って方法がある。陳腐だけど設定と映像で焦り感を演出できれば効果的なものだ。


 それで的場を倒した鹿島と神崎(左腕上部に矢を受け、的場に捕縛されていた)は機器を城から持ち出そうとするのですが、どうみても18分で間に合わないだろうと,あからさま疑いを持たせてしまう。逆に言えば,こんなんで間に合えばシナリオおかしいよねと観客に感じさせてしまうと言う事だ。これは映画として失敗。
 しかも時間が無い状況の中で、鹿島の元同僚で的場の側近武士となっていた男が崩れる城の中からの脱出を助けてくれた時に、言葉のやり取りやり取りで時間をつぶす、ヘリで帰還地点に向かう途中に、戦国人(特に名を伏せる)を降ろして、和やかに挨拶、挨拶でまた,時間をロス。
 お~い1分1秒を争ってる状況じゃなかったのか~
 極めつけは、ヤバイ機器を持ったままタイムスリップで平成日本に戻る、機器の時限装置は止まって、ヘリコプターの中でバンザイ!
 あれ?ヘリコプターの制御装置は止らないのですかぁ?エンジンや操縦装置は電子制御だよねぇ?それともゼンマイで飛ぶヘリコプターですかぁ?
 矢傷の上から男の体重がかかっても全然痛くなく支えられるあなたは女ターミネーターですかぁ?
 そんな辻褄のあわない描写が全編にちりばめられているおかげで、役者が泣いても笑っても怒っても感情移入出来ない。
 役者の泣き笑いを観客に自然だと思わせ感情移入させる事が脚本の役割というものでは無いのか?その点、ズタボロ、不合格ですから残念!

 他にも自衛隊特殊戦部隊で実力ピカ一だったはずの鹿島が,残弾の確認すら出来てないとか、防弾ベストで槍は止らんだろとか、階段から落ちて怪我ひとつ服の汚れひとつ無しかよとか、種子島十数発くらって長々と末期の会話できる程生きてられるか?とか、120mm砲の零距離射撃にも耐える90式の正面装甲をカール・グスタフ(84mm無反動砲)でぶち抜きますか?ちゃんと訓練されたハズの自衛隊員が一番装甲の厚い砲塔正面装甲を狙いますか?戦闘ヘリをカール・グスタフで落とせないとは言わないが、あの立ち位置のお侍がバックブラストで何故ぶっ飛ばないのかとか、製油所の火災ごときで崩れる石積みって何方様による築城ですかとか、25mm機関砲くらって風穴が開くだけの木の門ってオーパーツですかとか?

 この辺の細部をキッチリ押えるのは、映画という嘘を本当に見せる基本だと思う。それは、シリアスな映画でもコメディタッチな映画でも変わらない。

 映像・脚本・編集のそこかしこから漂う中途半端な感覚,この程度で良しとする客を舐めてる的ムード感が、一番この映画で不満だった要因だと思う。

 最後にこの映画のスタッフに言いたい一言

おまいら『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦』百回観て勉強してこい!






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Last updated  2005.06.24 23:44:19
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