フリーページ
全578ページ、ダミアン神父物語、1か月半で読破。
まあ、休みの週一回、40ページずつくらしか読めなかったんですが
先週、吹雪で仕事中、150ページ
そしてこの前の休み、残り100ページ
5時間半もかかって、ついに読破!!
最後の、英語の参考文献だけで100ページくらいあって
それは、もちろん読んでません!

楽天には売ってませんが、アマゾンにはありますよ。
さて、レビューですが
星4.5ですね!!
カメハメハ4世から、カラカウア王の時代の
当時のハワイの政治情勢、疫病など
詳しく描かれていて、まだまだ知らないハワイの話が
沢山載っていて、良かったです。
神父と牧師の違いもよくわかりました。
牧師は、イギリスのエリザベス女王を最高位として
伝道師、会衆派プロテスタントのことで
牧師さんは、結婚して家族でやっています。
それに対して神父は、結婚しないで
最高位は、ローマ法王で、カトリック派で
更に宗派が分かれているようで
その他に、ユタ州のケント・デリカットで有名な
モルモン教がキリスト教の主な宗派のようで
カメハメハ1世が亡くなった翌年に
宣教師団がタイミングよくハワイに来たので
ハワイは圧倒的にプロテスタントが多いようです。
ダミアン神父は、出来のいいお姉さんやお兄さんが
神学校に進学したのもあって、両親も敬虔なクリスチャンなこともあって
小さいころから牧師を目指していたようですが
語学が苦手で、お兄さんに教わったりして
お兄さんが、本当はハワイに行くはずだったのですが
病気になり、まだ修士課程が残っていた
弟が急遽行くことになったようで
行く道中やハワイに付いてから
足りな分の修士課程の勉強をしたようで
兄は、もともとハワイのような辺境の地には行きたくなかったようです。
のちに、弟が死んで6年後くらいに
モlロカイ島に来ますが、2年もいませんでした。
逆に弟は最初から辺境の地希望だったようです。
最初は、ハワイ島などで祭司に仕えていたのですが
モロカイ島のハンセン病の隔離された場所には
医者も、看護師も、牧師も、神父も居なかったところに
最初は、若い神父3人が3か月交代で赴任するとなって
最初にたまたま、ダミアンが行ったわけです。
ハンセン病患者の中に飛び込んだということで
一躍新聞などに載って、3か月で交代するにも
出来なくなり、その後亡くなるまで16年も居たわけです。
その間、プロテストタントからも喝采を浴びて
モルモン教も含めて世界中から義捐金が集まるのですが
それに対してハワイのカトリック派は、売名行為まがいだと
非難したりで、兄に出した手紙も勝手に新聞に公開されたりで
いつも、長兄の祭司との板挟みで
代わりの神父や看護師(修道士、修道女)も
晩年まで、なかなか赴任者が現れず(常駐医師はいました)
患者の為に、病棟を建てたり、教会を建てたり
患者の消毒をしたり、葬式、墓を掘ったり
子供たちの保護者であり、大工であり、医者であり
違う宗派の患者も、分け隔てなく尽力をつくしたようです。
ワシントンに各州から著名人、2体の銅像を作るとなったとき
まっさきに、カメハメハ大王より先に
ダミアン神父が選ばれたのは、納得できます。

これは、ハワイ州庁舎前のです。
ハンセン病は、ノルウェーの医師、ハンセン先生が発見したのですが
インドでも多くみられ
カラカウア王が世界一周して、日本に寄った時
ハンセン病の治療法を日本の医者に聞いて
ハワイまで呼んで、漢方薬や日本の植物など使った
1日2回の入浴療法などが中心で
ダミアン神父もやったのですが
初期症状には、良かったようですが
中期の症状のダミアンには効果なかったようです。
オアフ島のカカアコにも診療所があったそうです。
あと、王族たちの話も興味深かったです。
1年ちょっとで亡くなったルナリロ王は
アルコール依存症で、脳卒中で亡くなったとか
カラカウア王は、ハレオ(白人)たちの言いなりで
大臣全部、プロテスタントの富裕層にしてしまったり
世界旅行なんかするから、国のお金も無くなるし
旅行したのも、太平洋の一番の国を目指したとか・・・・。
この王は、全然モロカイ島には来なかったようですが
お妃のカピオラニ女王や次の、リリウオカラニ王女は
ハンセン病患者の義捐金、施設に尽力を尽くしてくれたようです。
死んだとき、本人の希望でモロカイ島に埋葬されたにもかかわらず
40数年後、ベルギー王が返して欲しいと
また棺を掘り起し、ベルギーの教会に埋葬したのですが
また30数年後、なぜかダミアン神父の右腕だけ
また、モロカイ島の、元もお墓に返されたそうです。
亡くなったあと、すぐもプロテスタントのハイド牧師が
当時、ハンセン病が梅毒の第4期症状と似ていたため
ダミアン神父が生前、女性とふしだらな関係をしたから
感染したんだと、根も葉もないことを言うものだから
宝島で有名な、マーク・トゥエンが、肺結核を患わっていたので
南の島で療養がいいと、ハワイに訪れていて
このハイド牧師とも、彼もプロテスタント会衆派だったので
何度も家に招かれたりしていたようです。
マーク・トゥエンは、ダミアン神父にも会いたくて
迷っているうちに、亡くなって会えなかったのですが
彼がどういう人だったのか
ポーカー仲間だった、カラカウア王に頼んで
モロカイ島で1週間、ダミアン神父について
沢山、インタビューしたのですが
一切、女性の話は聞かれなかったため
もう、既にハワイを経ってサモアの方に行っていた
マーク・トゥエンが、ハイド牧師の記事に
相当怒ったようで、これに対して
30数ページの公開、抗議文を新聞社から発表して
これが痛快、最高でしたね。
マーク・トゥエンは、以前読んだ、ハワイ通信では
ハワイを馬鹿にした文章が(それも彼の独特な洒落だったようで)
ムカっとして、本自体面白くなくて
たしか星2.5くらいにしたはずでしたが
今回ので、見直しました!(^O^)
カイウラニ王女とも仲が良かったようで
もともとは、嫌いじゃないんですけどね。
読み応え充分の本です。
宗教の話は苦手な方でも大丈夫ですよ。
ダミアンにとっては、辛い、報われない話が多いですが
本当に、尊敬出来る人物ですね。
欠点もありますが、人間らしくて好きですね。
病気の症状の話も沢山出てきますので
その辺は、苦手な方は大変かもしれませんが
ノンフィクションですからね。
また、いつか銅像見に行こう!
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