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2002.01.19
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カテゴリ: 普段の事
体は、心の入れ物。

でも、体だってそれなりの意味をもっている。

---いつ見ても、キレイな手足・・・。
ちよは、さくらとならんで昼休みにお弁当を食べていた。

---弁当食べてる姿さえ、絵になるって、これ、どうよ。

「ち~よっ、どぉしたの??なんか食欲ないんじゃない?」
「ぇえっ、そんなことないよっ!大丈夫、たべてるから。ね?」
「そぉ~??」

「ごふっっ」
「あぁ~・・・あせって食べるからだよ~?まったく、ちよったらカワイイんだから」
「うぶっ!!ちょっ、さくら何言ってんの?!ゴホっゴホ・・・」
「何って、ホントのことだよ。ちよはいつもカワイイっていうか、ん~・・・ラブリー?」
「はぁ~?!あたしはさくらのマスコットかっつーの」
「そうかも。」

時々、訳のわかんないことを言うさくら。
あたしのこの捻くれた性格のどこに可愛げがあるっていうのか、わかんない。
捻くれモノで、さくらにホントの気持ちを隠して・・・
さくらこそ、キレイでカワイクって・・・
って、さくらの隣にいて、なにダーク入ってんの、あたしっ!!


ニコニコしているさくらの顔をみると、ウジウジしている自分が、情けなくなる。
自信を持っている人が、外見と中身が比例してキレイになっていく。
そういうものだと、思っているちよ。

2人は、学校の屋上で、お弁当を食べながら、校庭を見下ろしていた。

すると、校庭では亮二が友だちとサッカーをしている。

---我ながら、さすがとも言うべき早さで発見したわ。

楽しそうに校庭を駆け回る亮二を見ていると、顔がどんどん熱くなってきた。
---っヤバ!!

そう思ったときは、遅かった。
さくらと、目が合ってしまった。
「えっ?!ちよ、どしたの?!・・・もしかして、校庭に・・・って、誰ダレ?!」
「さくら、・・・勘、良すぎ。」
「ふっ。何年あんたと友だちやってると思ってるの。で、ダレ?」
---やっぱり、逃げられないのか~・・・
「ちよのことだから、きっとあたしの知ってる人だと思うんだけど・・・」
---うっ!!
「あ、やっぱり?あとは、このガッコで知り合ったんじゃないよね?もっと長い付き合いの人じゃない?」
---さくらって、すごすぎる・・・
「ってことは~・・・、あ~、アレか~、ふ~ん」
「なっなんで言わないの?!そんな、アレ呼ばわり?!」
「それは、ちゃんとちよの口から聞かせてもらうわ。」
そういうと、さくらはニッコリ、こっちを見て笑っている。
もう、何もかも、お見通しって顔をして。

「あぁ~~、さくらにはかなわないわ。」
「何言ってんの?!あたしこそ、ちよにはかなわないわよ。」
「・・・(よくわからないことを、時々言う子だよね、さくらって)。んん~・・・ ボソボソ・・・」
「マジ?!アレなの!!」
「もしかして、カマかけた?」
「あ、ばれた?」
「酷っ!!」
「あぁ~ちよ、ゴメン!!協力するから、ね?あいつなら、あたしも友だちだし、ね??」

そう、さくらにわかったら、こうなることは予想がついた。
でも、断るなんて、できないよ。
それでも、言ってみようか・・・
「うん、ありがと。でも、いいよ。自分でなんとかするよ!!」

「・・・そっか、がんばれ。」
さくらが寂しそうにうつむいて言った。
あっさり、さくらが協力をあきらめたことに、疑問を感じながらも、ちよはやっぱり自分に自信が持てなかった。
---自分でなんとかする・・・ね。

自分で言っておきながら、なんて信頼のないコトバなんだろう。
さくらにいくら『カワイイ』と言われても、素直に喜べない。
きっと、それと同じ気持ちだと思う。

---ごめんね。さくら。

ちよは、心の中で思っているのか、頭がそう思おうとしているのか、自分でもよくわからなくなってきていた。


---vol.ちよ。終り。





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Last updated  2002.01.19 02:15:55


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