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3月11日の東北関東大地震で被災された皆様に、心からお見舞い申し上げます。ご高齢の方、赤ちゃんを抱えた方、病気を抱えて避難されている方、ご家族やお友達を亡くされた方…テレビのニュースを見るたび胸が痛みます。ニュースには出ないけれど、中には乳がんの治療中の方、抗がん剤治療、手術前後、放射線治療、術後の治療中の方も多くいらっしゃるのではないかと…それでなくても病気で不安の中、被災された方もいらっしゃるのではないかと、胸が痛みます。どうか、皆様が無事に乗り越えられますように、私は祈ることしかできません。私は震災当日は東京の会社内でした。ものすごい揺れの中、これは尋常ではない、と。幸い皆、ケガもなく無事でホッとしていたところ、都内の電車はすべてストップ。私の部署は女性が多く、連絡がとれないお子さんの安否を心配して、歩いて帰りたいという方が多かったです。歩くにはかなりきつい距離の人も多かった。6時間近く歩いてようやく帰宅できた人もいました。私は会社に泊まりました。そして会社で夜を明かしながら見たテレビ、あまりの惨状に絶句しました。私の家族は、おかげさまで無事でした。震災から2週間、私は仕事上も、家庭内も右往左往でした。昨晩も計画停電が夜にありました。電気が使えないことを経験して、改めて電気のありがたさを感じたり。それでも、被災地の皆様のことを思うと切なくて、生かされている自分を改めてしみじみと感じています。前回の日記で心の調子が悪いことを書いてしまいましたが、今、治療中です。そのことについてはもう少し元気が出たらまた、改めて書こうと思っています。1日も早く被災地が復興し、日本が少しでも元気になりますように…そして私と同じ病気を抱えながら被災された方、一緒にがんばりましょう…
2011.03.26
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以前の日記に書いた、同じ乳がんの従妹に会ってきました。私より3つ年上、同じ故郷で、子供の頃はよく一緒に遊んだものです。会うのは何十年ぶりだろ…でも、駅の改札で、すぐに彼女ってわかりました。彼女は私をみて、「おばちゃんかと思った!」⇒私が母とそっくりだから。昼食を一緒に食べながら2時間、おしゃべりしてきました。彼女のがんのタイプと私のタイプはかなり似ていて、治療経緯もおんなじ。術前化学療法、手術、放射線、ハーセプチン。だけど、治療費がかなり負担になっているらしい。がんが見つかる直前に、ずっと続けていたがん保険を解約してしまったって!それがあれば一時金で300万円あったのに…そして家業が苦しくて、治療費を出してもらうのも申し訳なく、もう治療を止めてしまおうかと思っている、って。ハーセプチン、高いんですよね…「いっそのこと、がんに気づかず、手遅れで死んでしまったほうがよかった」とまで。ショックでした。何とか治療は止めずに続けてほしい、と何度もお願いしました。私は健保の高額医療費還付や、医療保険などでだいぶ費用的には助かったけれど。世の中には彼女のように、治療を受けたくても受けられないとか、止めてしまおうとか、辛い選択をしなくてはならない人も多いのだと痛感しました。がんの治療、高すぎですよね…帰り際、駅の改札でお互いに手を握りながら、ここまで乗り越えたんだから大事にちゃんと生きていこう、と約束しました。
2010.07.24
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会社の人事異動で今より責任が重い仕事につくことになりました。内示を受けて一番最初に思ったのは体力。今のこの体力で務まるか?ひどいだるさや気分の落ち込みは解消したものの、体重減少で体力筋力が落ちている。せめてあと2ヶ月後だったらなあ、ラパチニブも終わって少しは楽になるんじゃないかと。神様は私に楽はさせてくれないんだなぁ…。いかに体を気づかいながら仕事をこなせるか、時間や頭の使い方を少し工夫しなくては…。それと周囲の協力なしなはできない。会社も家族も。
2010.03.07
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火曜と木曜はノーアルコールデイって決めたのはよかったんですが…先週金曜日、久しぶりのメンバーと楽しくいい気になって飲んでしまって、土曜日はダウンでした。ばっかみたいね。(でも楽しかったから、後悔はしていないんです)あ~洗濯しなきゃ、掃除機かけなきゃ、、、と思いながら1日ゴロゴロ。起き上がると気持ち悪くて頭がガンガン。最近、ちょっと飲みすぎると翌日にひびく。昔のようには行かないんだなぁ。それに、右肩の痛みがこのところ増してきた。いわゆる50肩。相合傘さんのご主人に秘訣を教えてもらったのだけれど。洗濯物を物干しにかけることも苦痛…冷え性は筋肉の不足と先日書きましたが、全身の筋肉が落ちている…!運動不足だな…
2010.01.17
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3連休の日曜日、高校の卒業30周年記念同窓会があり、実家に帰ってきました。痩せちゃったし、髪はベリーショートだし…参加する前は何だか気が重くて。だけど、会場に入ったらホントにワープしたんじゃないかってくらい、30年前に戻ってましたね(笑)この年齢になると、あんまり変わっていない人と、老けちゃった人と二極化してます。でも気もちはおんなじ。450人の学年で半分近くが出席。いや~楽しかったです。10人以上に「お母さんにそっくりになった」って言われた。母は昔からショートカットだし。まあ、それなりに老けて見えたってことでしょうね。高校のときに付き合っていた「男子」が斜め前に座っていた。「何だか痩せたみたいだけど、大変だったんじゃない?」って優しい目で言われてちょいとホロリときました。でも焼けぼっくいに火がつくことはなく…無事に同窓会は終わりました(笑)人生いろいろ、みんな進んだ道は違っていても、一瞬であの頃に戻れるっていうのは本当にいいものです。元気になったというか、気持ちがホカホカしました。病気のことは何人かに話しました。「ちゃんと検診受けてね」という言葉を添えて。次は10年後に同窓会を計画してくれているそうです。地元にいる友人達が中心になって準備してくれて、感謝感謝です。でも、昨日は高速道路を運転してさすがに疲れてしまって、日記をアップするのがすっかり遅れてしまいました。しばらくこの「同窓会効果」が持続してくれるといいなあ…10年後も元気に参加することが目標だな。
2009.11.24
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私がブログを始めた昨年夏、最初にコメントをくださった相合傘さんんと思いがけずお会いすることができました。大学生の息子さんのアメフトの試合がウチの近くの大学であるので応援にくるとのこと。じゃあ、ちょっとお会いしましょう、となりました。ブログではやりとりを何回もしていたし、お互いにつらい思いを通して気持ちが通じるところもありましたが、いざ、会うとなるとドキドキ…だけどお会いしたら初対面と思えない親近感。相合傘さんが「旦さん」と書いているナマご主人も一緒におしゃべりしました!「旦さん」はとっても明るくてジョーダンが好きで、(想像していたイメージとは違ったけれど…あ、いい意味で!)すっごく優しい方です。ご主人から関節痛のケアのアドバイスもいただきました。早速実践です。なんとも居心地のよい時間、居心地のよい空間でした。いただいた栗羊羹、甘さがほどよくて、とってもおいしかったです!義母には相合傘さんのことをどう説明していいかわからなかったので、「お友達からいただいた栗羊羹だよ」と。喜んでいました。ちょうど相合傘さんの9万件目のアクセスが私だったと、いうことでいただいた記念の品も大切に使わせていただいています。相合傘さん、どうもありがとう。ブログを通じて初対面はこれが2度目。以前、「私も会いたい」と言ってくださったnigatuumareさん、もし読んでくださっていたら、病院の診察時にはなかなかお会いできないかもしれないけれど、いつかチャンスがあるかもしれません。メールでメッセージをくださったらうれしいです。さ、元気百倍で明日からまたがんばろう…!
2009.10.25
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昨日、このブログを通じてお知り合いになったお友達Kさんと会いました。同じ病院で、同じ治験(それも同じパターン)を受けているというすごい偶然…お顔も知らない方とお会いするのは、ドキドキでした。東京駅の改札口前で待ち合わせ。初デートのような緊張感!すぐに会えるだろうか、どんな人だろう、話が合わなかったらどうしよう…「超ベリーショートヘアの大柄なおばさん」ってそうはいないので、Kさんの方からすぐに見つけてくださいました♪Kさんは私よりも10歳年下、とってもチャーミングで笑顔のかわいい方でした。お会いした瞬間に「あ、よかった!」と思いました。近くのカフェでコーヒー飲みながらあれこれ、夢中になっておしゃべり。病歴は私よりもちょうど半年先輩のKさん。・同じ化学療法(CEFとタキソテール)で副作用がつらかったこと。・手術入院で、血栓防止のやり方がたった半年の間で違っていて、日々進歩しているんだということ。・古い点滴ルームの待合室の古~い椅子のこと。・同じお店で買ったウィッグのこと。・治験中のラパチニブの副作用のこと。・治験を受けられる喜びの反面、不安があること。・先生や看護師さんや、お世話になっている治験担当の方のこと。・乳がんになりやすいといわれる食材がいちいち気になって体重が落っこちたこと。…もう話がつきませんでした。途中で店員さんがコーヒーを下げてお水を置いていきましたが、それからさらにしゃべり…はっと気づいたら2時間半も!夢中になっていたので時間も忘れていました。初めてお会いするのに、共通の話題でこんなにもお話ができるなんて、すごく新鮮ですごくうれしかった。病気のことはなかなか周囲の友達には話しにくいし、話してもきっとおもしろくないだろうと遠慮していましたが、昨日はもう怒涛のごとく(笑)ホント、気持ちがスッキリしました。Kさん、どうもありがとう!悩みを共有できることがこんなに心を楽にしてくれるんですね。このブログを通していろいろな方にめぐり会えて、本当に感謝、感謝!
2009.10.17
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今日の日記は暗いです。読み逃げしてください。昨日、夜遅くまで他社の方との懇親会があって、帰宅したのは11時過ぎでした。たぶん今朝は無理だろうと予測して、会社の予定表には「10時出社」と書いてきました。案の定、今朝は大変、10時で正解でした。最近、大きな会議や懇親会などがあると、翌日、かなりきついです。体力だけの問題でもないような…そして今朝10時に出社して一番最初に開けたメールが、自分の部下に対する苦言と、私の管理についての忠告の長文メールでした。大した件ではないんです。別にこんなメールは今までだって何度もあったし、あえて気にすることでもないんです。だけど、なぜか、今朝はメールを開けて読んだ瞬間に血が引いて、胸が締め付けられるような感覚になっていました。苦言の主旨はよくわかったけれど、内容に理解できないこともあったし、なぜこのタイミングでこんな言われ方をしなくてはならないのかと、それはあなたの「八つ当たり!?」とすら思って、とても理不尽に思ってしまった。正直なきもち…「めんどくせ~~!」です。そして、そのメールを読んでからすっかり精神不安定でデパスのお世話になりました。たったこれだけのことで滅入っている自分がいることがまたショックで。心のバランスを上手にとることができなくなっているみたいです。「パチン」とスイッチが入るとどんどこ落っこちていくんですね。スイッチをいかにいれさせないか、これが解決方法なのかもしれないです。「私は悪くない」って思っているけれど、この精神状態だとそれが正しいのかも判断できません。結構これがキケンなのかもしれません。今は判断がつけられないのだけれど・・・これからは、違うことは違う、嫌なことは嫌、行けないことは行けない、ってはっきり言うことで自分の体を守るしかない。嫌な思いするたびに、心臓がドキドキして、貧血気味になり、急激に体がだるくなり…これががん治療にいいワケがないわ。回避の術を身につけないとダメだわ。
2009.08.06
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昨日からお泊り付きの出張に行ってきました。ちょっと疲れたのだけれど、嬉しかった。元に戻りつつあるということ…昨日の午前中、乳腺外科の診察&ハーセプチン7回目でした。いろいろ書きたいことがあるのだけれど、今日は眠いので、明日書くことにします。1年前とまったく同じではないのだけれど、少しずつ身体が戻ってきてまた普通に仲間と仕事ができること、幸せです。でも、調子にのって無理はしないわ…
2009.06.24
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昨日は久しぶりに遠方の出張にいってきました。日帰りでしたが新幹線に乗りながら、あー、ここまで戻ったなあ、なんて。夕方訪問先を出たら、メンバーから携帯にメールがきていて、自分が行けない代わりに行かせてしまって申し訳ない、みたいな内容で。私の職場は女性が多くて、子育て真っ最中の人も。出張もそう簡単にはいけない事情がある人も多くいます。私はもう「子育て」は終わっているし、そういう状態の人たちの悩みもわかっているつもりなので全然オッケーなのだけれど。やっぱり私の体調を心配してくれていたのだろうな…申し訳ないような、でもこれからはこの1年助けてもらった分を皆さんにお返ししたいと思って。まだまだ病気前の自分には戻っていないのだけれど、ちょいとがんばてみようかと思っています。それが今の自分の力の源になっている、と彼女のメールで気づきました。
2009.06.20
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昨日、会社の違う部署(4年前まで私が所属していた部署)の同僚と食事をしました。DINKSでバリバリ仕事派の彼女、ある意味そのがんばりを尊敬もしており、別な意味で私とは価値観が違うかなとも思いながらつきあっている人。1年ぶりのお食事会で最初は楽しかったのだけれど…病気の話になり、「あなたはお休みが取りやすい部署でホントにラッキーだったわね。」と言われて、ガクッと落ち込みました。お休みが取りやすい部署…ラッキー…理解してくれているように見えていたけれど、所詮、タニンゴトなんだ…と思ったら気分が悪くなって帰りたくなってしまいました。自分から病気の話をするとき、「私は早期発見でラッキーだったの。」と言っています。だけど、他人からラッキーと言われるとこんなにショックなんだなぁ…同じ病気の親友に話したら、同感だと。だけど「いろいろと救われたことは幸運じゃなくて強運だと思っている」と。なるほど。強運か…。私は上記の同僚のような人が上司じゃなくて「ラッキー」だったんだな。理解のある上司、メンバーに恵まれて、これも強運だと思うことにしました。
2009.06.12
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昨年9月に始まった術前化学療法から早9ヶ月です。私は仕事を続けながら治療を受けようと決心して勝手にそれを実践してしまいましたが、結果、それがよかったのかどうか、最近少々迷っています。結局しわ寄せが誰かに、どこかに、行っているんですよね。今頃それを実感して。今までは自分ががんばることで精一杯だったけれど、落ち着いてきた今、それが正しかったのかな…と。やや弱気…間違ってたとは思わないけれど、正しくもなかったかも…しわ寄せをくらった皆さん、スミマセン…
2009.06.01
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昨年会社を辞めた私の後輩のお知り合いが、私と同じ病気になったと耳にして、他人事とは思えなくて何かお手伝いしてあげたいと思いました。後輩を通してメールで連絡をすることができました。今まで、自分のブログを誰かに紹介したことは一度もなくて、ちょっと恥ずかしかったのだけれど、読んでもらったら役に立てるかも、と初めて紹介しました。その方は明日から術前化学療法に入るそうです。話を聞いた時、昨年9月に初めて抗がん剤を受ける前の気持ちをまざまざと思い出し、何だか切ないような、胸がきゅんとするような気持ちになりました。お会いしたこともない方なのですが、がんばって乗り越えてほしいと心底思っています。私のブログを訪れる人の中にはきっと病気が見つかって、いろいろと不安を抱えていたり、必死に情報を集めていたりする方もいらっしゃるのだと思います。そもそも人の役に立ちたいと思って書き始めたブログではないので、自分の辛いことばかり書いてあって励ましにはなっていないなあ、と落ち着いた今頃思ったりしています。あくまで私個人のコトですけれど、それでも私が直面した事実がもし誰かの役に立てているとしたらちょっとうれしいです。
2009.04.22
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3月1日付けの全社人事異動で、私の部門統括が変わりました。4年前までお世話になっていた元上司がまた上司に…今日はその新上司に業務説明と今後の活動計画をプレゼンする日でした。その上司とは事業場が違うので、病気のことを話すタイミングがなかなかなくて、考えた末に先週メールで報告しました。今日は4時から乳房マーキングのために病院に行かなくてはならないので、会議の途中で失礼しなくてはならず、お詫びも含めて報告しました。反応はナシ…まあ、内容が内容だけに返事はしにくいですよね。なので、今日の会議はいろいろな意味でドキドキでした。会議前にその上司とすれ違ったので会釈をしたのですが無反応…私のプレゼン自体はまあまあ無事に終了したのですが、4時前に失礼するときに挨拶をしても無反応…アレ?もしかして、忘れてる…?忙しい方だし、きっと1日にものすごいメールを受けているでしょうから、私のメールなんてサラリと読み飛ばした?正直言うと、ちょっとショックでした。あまり過剰に反応されるのはイヤだな、とは思っていました。だけど、無反応…!?私としてはかなり勇気を出して、文章もかなり考えて出したつもりだったのです。それを無視…!?前の上司は、辞めてからも応援のメールをくださる方なので、あまりの落差に愕然としてしまいました。あーーー、これからこれがストレスになるのかな…病院で超音波を見ながら手術のマーキングをしてもらいました。ああ、いよいよだな、という気持ちと、理解してもらなかった新上司にこれからどう接するかという不安と、ぐしゃぐしゃ!ま、何とかなるわよね。開き直るしかない、というのが今日の私の結論。まずは手術をクリアしよう。それだけを考えよう。
2009.03.09
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我が社では毎年3月1日に全社的な組織変更と人事異動があります。毎年2月はそのウワサ話でもちきり。まあ、半分ははずれてるんですけどね。で、昨年12月いっぱいで退職してしまった尊敬していた部門上長に代わる人が決まりました。なんと、私が4年前にお世話になっていた元上司…!!!元彼ならぬ元上司。こんなめぐり合わせってあるんですね。不幸なことに私との相性は…???ちょっと落ち込んでいる私に、周囲は「ラッキーじゃん!!」と…あなたをよく知っている人が上司なんだから、きっとやりやすくなるよ。というのが言い分ですが、そうでしょうか…元気な時ならビールがぶ飲みしたい気分ですわ…乳がんのこと、話すべきかなあ…これから手術受けて、放射線治療、術後治療もあるんだし…話にくいなあ…悩みがひとつ増えてしまったなあ…
2009.02.27
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昨日心配していた左足親指の腫れは、寝る前にマキロンで消毒して、少し冷やしてみたら朝にはだいぶ腫れがひいていました。ゆるめのサイズの靴を履いて無事に出勤できました。今日、たまたま同じ会社内の乳がんの友達と会って、話をしました。彼女は一昨年8月に温存手術を受け、その後放射線治療に通って、今はホルモン剤を飲んでいるそうです。非浸潤がんだったので、抗がん剤治療はなかったそうです。非浸潤だし、もちろんリンパ転移もなかったのだから、早期でよかったじゃない!という私に対して、「今でも本当に抗がん剤を受けなくてよかったんだろうか、って不安になるのよね」と言っていました。彼女は独身で、両親は遠くに住んでいるので、全部ひとりで抱え込んでいるんです。「ちょっとどこかが痛むと、もしかして…って不安になる」「もし骨に転移して骨折でもしたら、ひとりで何もできないと思うと心配になる」「通勤中の電車の中でぼーっとしている時が一番つらいんだよね」「どうせひとりだから、長生きしても意味ないし・・・」など…もう手術が終わって1年半もたつのに、こんなに悩んでいるんだ、と思うと聞いていて涙が出そうになりました。私には心配してくれたりグチをきいてくれる夫も娘も息子もいる。それだけでもずいぶんと助けられているんだなあ…私の治療が一段落したらゆっくりご飯でも食べながら話をしようね、と別れました。私は患者会みたいなものには入っていないのですが、もうちょっと元気になったら社内でそんな会をつくってみてもいいかな、って思いました。お互いに話すことで共感できたり、励ましあったり、情報交換できたり、何より気持ちが元気になったりできたらいいですよね。
2009.02.20
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今朝は例の調子でカーッとなって目が覚め、何とも不快…トイレに起きるとまだフラフラする。あー、今日は会社に行こうと決めたのになあ…と布団に逆戻り。外はすっごい風で、これじゃあウィッグも飛ばされるし…と、わざとよくないことばかり考え…。午前中、横になりながらあれこれ考え始めたら、何だかとてもブルーな気分になってしまい、これを振り切るには思い切って外に出るしかないゾ、と決心。昼前にゆっくりゆっくり、出かけました。会社についたらちょうど昼休みで、私のオフィスがある2階に行くのにエレベータを使おうと思ったら、食堂帰りの人でごったがえしていて、やむなく階段を登りました。登りきったところでスーッと血が引いて、そばにあったソファでしばし休憩。心臓がバクバクいって、息がハアハアあがってしまって、100メートルを全速力で走ったような状態。何とも情けない…それでも1週間ぶりに仲間の顔をみたら、何だか元気がでてきました。たまった雑事をこなすだけであっという間に半日。今日は会社に行ってよかった。やっぱり一人ぼっちでいろいろ考え込むのはやめよう、とつくづく思った一日でした。
2009.02.17
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松戸市民病院の小倉恒子さんという女医さん。乳がん患者の方だったらご存知の方が多いのではないかと思います。時々、彼女のブログをのぞきにいくのですが、すごい…乳がんが再々発し転移してもなお、抗がん剤を受けながら日々医者としての仕事を続けている人。読んでいると元気にもなるんだけれど、あまりにすごくて別世界の人に思えてしまい、「私には無理」って思ってしまう。なんで今日、こんなことを書くかというと、今日も私は仕事を休みました。朝起きたらものすごいだるさで、ちょっと横になって様子をみようと。午後からは社外の方と会う約束があったので何とか出社しなくては…。気持ちは焦っていたのだけれど、どこかで、もう無理だよ、休んじゃえよ、って声が聞こえて。ふっと、小倉さんのことを思い出して恥ずかしくなってしまった。きっと小倉さんにはこの悪魔のささやきが聞こえないんだろうなあ。 アクマ「しょうがないじゃない、具合悪いんだから」 ワタシ「だけど、そんな無責任でいいの?」 アクマ「抗がん剤うってるんだもん、無理無理」 ワタシ「がんばれば行けるじゃん。約束どうすんの。」 アクマ「外は寒いぞオ。雨降るらしいぞオ。やめとき…」 ワタシ「仕事を人に押し付けるのはやだよ。」 アクマ「別にアンタがいなくても会社は動いてるじゃんか。」 ・ ・ ・ってなやりとりが半日続き、結局今日は悪魔のささやきに負けて、一日横になっていました。
2009.01.21
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3回目のCEFから7日目。5日ぶりに外に出ました。朝のラッシュを避けて少し遅めに出社。寒かったあ…胃の中に何か入っているような気持ち悪さと、頭がじーんとする貧血は続いていますが、何とか出勤できました。昨日まで布団の中で、放射線治療が終わるまであと約3ヶ月、休職した方がいいのではないか、とずっと考えていました。出たり休んだりじゃ周囲も迷惑だし…毎朝、今日は出られるかどうか迷うのも、またお休みを会社に連絡するのもストレスだし…今日のミーティングで正直にそのことをメンバーの方に打ち明けてみたら、みんな、休職することない、今のまま続けたらいいい、具合が悪ければ休めばいい、って。要所要所をおさえてくれれば迷惑だって感じてないですよ、って。まあ、かなり気を使って言ってくれているとは思いますが、うれしかったです。もうちょっとの間、傷病休暇と有給休暇を上手に使ってしのいでみようか、と考え直しているところ。右手の薬指の爪先がだいぶ浮いてきて、膿みのようなものが出てきたので、マキロンで消毒することにしました。何かの拍子にひっかけそうでヒヤヒヤです。ペンを持ったり、キーボードを打ったり、ペットボトルのふたを開けたり、本のページをめくったり、携帯電話で開いたり、、、普段簡単にできることがいちいちうまくいきません。人間の指って、ホントによくできているんだなあ・・・
2009.01.20
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会社の先輩とちょっと意見の行き違いがあって…私が副作用でつらくて休んでいるときに、必ず「体調はどう?」とメールをくれる、とても大事な先輩です。だけど、今回はちょっと納得がいかないことがあって彼女に反論してしまった。なんだか気持ちが落ち込んでしまって。病気で具合が悪いときは頼っているくせに、ちょっと元気になると態度が変わる。きっとそう思われているのだろうと。で、ふっと思ったこと。病気でつらい時の気持ちって、治ってしまうとどんどん薄れていくんだろうか。お世話になったり、迷惑をかけたりして、申し訳ないとか、感謝している今の気持ちはいつか薄れていくんだろうか。どうしたら今の気持ちを大事に継続できるだろうか。そんなことをまじめに考えましたが結論はでませんでした。治ってみなければわからないと…
2009.01.06
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今日は仕事納めの日でした。午前中は通常の仕事、午後から大掃除、3時に納会、というのがわが社の慣わし。今日休暇をとれば9連休ということもあって、出席率は半分。保育園や学童保育は26日でおしまいなで、子どもを預けている人たちはお休みをとらなくてはならないので、特に女性が多い私の部署はお休みが多いのです。今回の2回目抗がん剤CEFの副作用は軽くて、休暇も1日ですみました。(前回は4.5日でした)年末年始もこの分ならそんなにつらくないかもしれません。本当に助かる…パソコンでメールを整理しながら、この1年を振り返ってみました。検診での乳がん発覚で、8月からは予想もできなかった事態になりました。仕事ではずいぶんと周囲に迷惑をかけました。だけど、仕事の成果はどうだったかというと、実は昨年よりよかったかもしれないのです。それは私の力ではなく、メンバーがすごく頑張ってくれたから。病気を上司に打ち明けたとき、「あなたがいなくても案外メンバーががんばってくれるかもよ。」といわれた通りになりました。今日の納会では、ひとりひとりの顔を見ながら心の中で、本当にありがとう、とつぶやきました。来年は手術が待ち構ええいるし、また迷惑をかけることになるけれど、皆の力を借りて乗り切ろうと思いました。とりあえず、今年の仕事は終了!「よいお年を!」の声があちこちで聞こえました。本当によい年を迎えたい…。
2008.12.29
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私がお世話になった上司が定年退職する日でした。朝から私は気分が落ち込んでいて、気持ちの所在がないというか…ウェットに送り出したくないとの周囲の思いで、明るくジョークまじりの最後の集い。ご本人も持ち前の毒舌でさらりと挨拶をして去っていっていまいました。私はやっぱりウェットにならずにいられず、つい涙してしまいました。人に優しいってどういうことだろう、と今日考えました。親切で、優しくて、暖かくて、心配してくれることば「がんばって、大丈夫?、無理しないで・・・」私はその上司からそういった言葉をかけられたことがないのです。なのに、ものすごい優しさを感じたのは何でしょうね。上っ面でない優しさってあるんですね。なんだかポッカリ心に穴があいたみたい。
2008.12.26
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今日は、私がお世話になった上司の定年退職の送別会でした。この上司にめぐり逢ったのは2年半前。最初は相手が考えていることがわからず、とても苦しみました。ようやく理解できるようになり、それから仕事がとても順調に進むようになりました。その上司に私が乳がんだと告白してからはいつも陰から励ましてくださいました。「あなたのターニングポイントと思いなさい」と視点を変えた何とも前向きで的確なアドバイス。抗がん剤の副作用で休んでいるときに、古典落語を集めたCDを贈ってくださり、「病気には笑いが大事だよ。」と。来月からこの上司がいなくなると思うと、何とも心細く、切なく、ぽっかり心に穴があいたような、うつろな気持ちなのです。いなくなると初めてその大切さが身にしみるのですね。どれだけ支えてもらっていたか…!だけど、今日はその気持ちを上手に伝えられなかった。完治したら報告がてら大好きなビールを一緒に飲もう。その時にちゃんと感謝の気持ちを改めて伝えよう。そう決心しました。
2008.12.12
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今朝も朝から微熱…この熱は何なんだろう…カゼをひいているわけではないし。その上、気力がまったくナシ。…仕事はお休み。昨日出社したときに、先週末に某部長から私宛に電話があった、と。何でメールで知らせてくれなかったの!電話がくるってことは大事な内容でしょ!ってつい、言ってしまった。後できいたら、その電話を受けたメンバーが、「もし自分がbright-stoneさんの夫なら、どんだけ心配するだろうかと思った。」と言っていたと聞いて、涙が出そうになりました。文句を言ってしまって反省です。みんな、さりげなく接してくれているけれど、気を使ってくれているんだなあ…申し訳ないような、ありがたいような、切ないような…今は観念してみんなに甘えるしかないですね。
2008.12.04
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人事部に傷病休暇のことを相談に行ってきました。人事規程では、治療・療養・検査のために「連続8日以上」の休業を要するときに傷病休暇を使えます。私の場合は、8クールの抗がん剤治療で、1回あたり半日の点滴治療、副作用による症状で3~4日は休まなくてはならない、ということで「不連続の休業」になっていまいます。私としては周囲に迷惑をかけないためにも連続8日の休業ではなく調子が悪い数日間のみを休みたいのだという事情を説明しました。しかし、やはり例外なんですね。相談の上、診断書にきちんとその旨(1回の治療あたり3~5日の自宅療養が必要である)ときちんと記載されていれば検討対象になる可能性があるとのこと。ちょっとほっとしました。タキソテールの治療は、1回目は診察・点滴を含めて4日の休みを取りました。2回目は3日でした。この先、あと6回の抗がん剤を受けるわけで、途中の検査も入れると最低20日は休みが必要です。有給休暇もギリギリ。勤続22年で、今まで一度も傷病休暇は取ったことがないのです。(ちなみに2人の子供を出産しましたが、当時は育児休業もなく、産休明けに復帰でした・・・!)今回の一大事で使えないなんて、そんな理不尽な・・・!前向きに検討してくださるそうで、少し期待しています。その人事担当の方が、「最近多いんですよ、乳がんの女性社員の方。失礼ながら、あなたが乳がんだと聞いても驚かなかったんですよ。」と言われました。恐るべし、20人に一人の乳がん。身近にも増えているということは感じていましたが、社内でもそうでした。先日、がんの5年後生存率の病院別データが新聞に出ていました。ああやって一覧でみると、乳がんは他のがんに比べて値がとても高い。インフルエンザに罹ったのと似たような感覚になっていやしないか、と少し危惧しています。生存率が高いのは、治療が飛躍的に進歩したからで、そのことは本当にありがたく、今の時代だからそれを受けられるのだ、とつくづく思います。だけど「乳がんは全身病で、その治療を受け、長期にわたり心身ともに耐えなければならない」という認識が一般的には抜けてしまっているような気がするのです。(そういう私も3ヶ月前まではそうでした・・・)昨日のピンクリボンの話にもかかわりますが、早期発見できれば決して怖い病気ではないという反面、そういうことをもっともっと広く知ってもらいたいなあ、と思いました。
2008.10.06
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勤続35年で定年退職される先輩の送別会がありました。昨日抗がん剤を受けたばかりで、体調がどうかな、と思っていたのですが、今のところそれほどつらい症状が出ていないので、顔をだしてみました。役職がついたわけでもなく、どちらかというと縁の下の力持ち的な仕事に徹した彼は、ものすごくすがすがしい顔をしていました。この先、ボランティアや趣味や、やれることは山ほどある、とおっしゃっていました。うらやましく思いました。帰りに、上司に「その後どう?」って聞かれ、「ボチボチです・・・」と答えました。「なんか、スッキリしてきれいになったってウワサになっているよ」と。3キロやせたからなあ、それとも自毛よりもウィッグの方が似合っているのかなあ。それとも久々に真剣に取り組まなくてはならない「コト」が顔にでているからかなあ。うれしいような、妙な気分でした。その上司が先日、病気には笑いが効果的なんだよ、と落語のCDをダビングして持ってきてくださいました。聞いてみたら、ちょっと昔言葉でわかりにくいところもあって、そのことを話したら、今度は本を持ってきてくださいました。骨董品のような・・・返してくれなくていいから、と。本当にそのさりげない気持ちがうれしかったです。(だけど、その本を読みきる自信は、ちょっとないかも・・・がんばってみるけれど)今朝はすごい強風で、頭が吹き飛ばされそうでドキドキでしたよ。自転車に乗って駅まで行くのですが、前かがみで、風がつむじあたりにぶつかるようにこいでいきました。どうみても不自然、かっこわりい・・・でもはずれなかった。結構ちゃーんとついているもんですね。私の頭になじんできたのかもしれません。明日は丁寧にシャンプーしてあげよう!
2008.09.26
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来週、私の部門で大きな発表会があります。例年、この発表会の前は、担当者は目の色を変えて必死に取り組みます。だけど、今回は・・・いまひとつノリが悪いというか。それは私にも原因があるのだと思います。第一集中力がめちゃめちゃ落ちているし、的確な判断ができていないように思います。明日、2回目の抗がん剤タキソテールの点滴があります。正直、そのことで頭はいっぱいで、仕事は2の次になっている。こんなことでいいのかなあ・・・まずいだろ・・・自問自答を繰り返していても、何の解決にもなっていない!これがまたストレス・・・!明日の点滴前に、もう一度発表者としっかり打ち合わせをしておこう。この発表会の成功が、みんなの評価にもつながる。集中、集中!がんばってみよう。
2008.09.24
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10数年前に会社を辞めた先輩からおもいがけず、電話がありました。私よりも10歳ほど年上で、息子さんが高校生の時にご主人をガンで亡くされています。(だんなが大好きだったんだ、と今でも恥ずかしがらずに言い切る、ステキな方なんです。)それから自力で資格をとり、中途でうちの会社に入社されて知り合った、がんばりやの先輩です。・・・それが、昨年、乳がんの手術を受けて、今治療中だとういうのです。女性の20人に一人が乳がんだという統計データを見ましたが、あまりに身近な人が多くて本当に愕然としてしまいます。親友のkさんもそうだけれど、私にとって、かけがえのない、とてもステキな人たちばかりなのです。私が知っている乳がんの友だちは、本当に一生懸命生きていて、がんばりやで、尊敬できる人たちばかりなのです。そういう人がなりやすいってこと!?本当にやるせないわ。
2008.09.23
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タキソテール点滴後3日目、昨夜もあまり眠れなかったのですが、体調もさほど悪くないので会社に出てみました。たまっていた案件の処理をして、会議をこなして・・・昼過ぎ2時頃にだるさがひどくなって、休憩室のソファーで少し横になりました。でも、まあ、がんばって、つつがなく一日過ごすことができました。金曜日だからできた技かもしれませんが・・・帰りに正門の前で先輩に遭遇。私が入社したときにお世話になった太っ腹のアネキという存在でしたが、一度退職され、今は契約社員として別な部門で働いています。実は数年前に最愛のご主人を肺がんでなくされています。その彼女、「久しぶりねえ!」って声をかけてくれて。別に私の病気のことを知っているわけじゃないのに、「あなたも激務なんだから、健康にはくれぐれも気をつけなくちゃね。」って優しい目で言われて、ついポロリと涙がでてしまいました。彼女はびっくりして、どうしたの?って。実は・・・と告白しました。ご主人もタキソテールを打っていたとか。「彼の場合は5年後生存率4%って自分で言っていた。製薬会社に勤めていたので自分のことをよくわかっていたんだよね。」・・・あー、彼女は私なんかよりずっと辛い思いをしていたんだなあ・・・!と改めて切なくなってまた涙がでてしまいました。自分が一番、自分と家族だよ、仕事はその次。と何度も何度も自分を大切にしなさいと諭されました。こんな形でまた先輩に励まされる日がくるとは思ってもいませんでしたが、なんだか少し気持ちが元気になったような気がしました。一日の仕事を終えてさすがにへとへとで、買い物袋をかごに入れて自転車をこいで帰宅。交差点で車が行くのをぼーっと待っていたら、ニョッと顔をのぞく若い女の子。「おい!」って・・・。びっくりしてよーくみたら娘だった。どうしたんよ!?と娘がびっくりしていた。何か意識朦朧状態だった・・・今日は早めに横になります・・・。
2008.09.05
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明日、精密検査の結果が出て、治療方針が確定します。一番の心配はやっぱり転移しているかどうか、です。明日は9時に診察で、午後から点滴の予約を入れてあるので、抗がん剤治療が始まる予定です。とりあえず、明日と明後日、計画休暇をとりました。もし調子がよかったら金曜日には出社しようと思っていますが、一応予定表には「仮予定」で埋めておきました。今日のミーティングはちょっとつらかった。一生懸命聴こうと思っているのに、気づくと上の空で、こりゃダメだ、って感じ。夕方、デスクを片付けて早々に帰ろうとしたら、メンバーの一人がやってきて茶封筒を渡されました。何これ?ってあけてみたらお守りだった。チクショー泣かせるぜ!って思いましたが、がんばって泣かずに笑いながら「ありがとっ」って、返しました。皆おおげさにはしないけれど、目で「がんばって光線」出してくれて、うれしかった。それにしても、すでに仕事の効率はがた落ちだと思います。治療前にこれじゃ、ちょっとやばいなあ・・・と思いつつ、今日のところはカンベンしていただき、まずは明日をクリアしたいです。さっき、子供たちにプレゼントしてもらったビールクーラーで、安く買った「冷えていない」ビールを試してみたら、本当に90秒でギンギンに冷えたビールになった!ヤッホー、うめえーー、とゴクリ。あきれ顔の子供たちではありましたが、超満足。今晩はどうか眠れますように・・・!
2008.09.02
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出張から帰ってきました。帰りも大雨で、新幹線のダイヤが乱れていたので、とりあえず来た新幹線に乗っちゃおう、と飛び乗ったら、自由席あいていてラッキー。いやいや、疲れました。たぶん、この先は出張もお断りになってしまうと思うので、ひとまず、今回のが区切りかな。同行していたふたりのメンバーもいつもとおんなじに接してくれて、ジョークも飛び交い、とてもリラックスできてうれしかった。こうやって忙しくしていると、気がまぎれて本当は楽なんです。もし、家でじっとしていたら、私は耐えられないかも。できるだけ、仕事は続けられるようにがんばってみよう、って再確認しました。昨晩もビール片手に語りながら、私はこの仕事が好きだよ、って素直に言えた。がんばって続けたい・・・
2008.08.29
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なんだかなあ・・・考えれば考えるほど、難しい。やっぱ仕事は無理っぽい。自信がなくなってきた。抗がん剤治療途中で投げ出すなら最初から辞めてしまったほうがいいと思う。22年、がんばってきたんだけどなあ・・・負けたくないような気もするけれど。落ち込むなあ・・・病気に負ける気はしないんだけど、仕事はなあ・・・
2008.08.07
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今日は会社幹部への報告会でした。プレゼンするのは、メンバーのCさん。数ヶ月前の面談で、いろいろな悩みを打ち明けながら涙していた彼女、今日は完璧なプレゼンでした。事前打ち合わせは何度もやったけれど今日のプレゼンはよかった。社長もうんうんとうなづきながら聴いてくださっていました。メンバーの目が活き活きしていること、本当にこの仕事をしていてよかった!と思える瞬間でした。さて、明日、診断がでます。私は先生に治療と仕事の両立が最優先だと、言おうと思っています。いま本当にいいメンバーの恵まれ、いい仕事ができていると思っているのです。もう少し、がんばってみたい。わがままでしょうか・・・?
2008.08.05
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今週の水曜日に病理の結果がでます。そしたら手術の方法とか、治療方針とかみえてくるはず。私は周囲に内緒で通せないか、とずっと考えていました。今年冬に手術をして治療中の親友Kさんは、絶対無理!と言い切ります。治療と仕事を両立するのはそんなに甘くないよ、と。協力してもらわないと、絶対無理、、、、と。職場のみんな(上司、同僚、メンバー)にどう伝えるか・・・今の目下の悩み。今年の春、昇格したばかりで、とても張り切っていた矢先なのに。はあ。それと同じか、それ以上の悩みが家族への告知。しこりが見つかって一番最初に相談したのが親友Kさん。夫には「がん」が確実になってから、思い切って伝えた。さすがにショックだった様子。去年結婚20年を迎えた大事なパートナー。普段は空気みたいな存在だけれど、こんな時は申し訳ないような、切ないような、なんとも言えない気分でした。さて、この先の難関は、 1.実母 2.高校生の息子 3.大学生の娘 4.同居の義母 5.ふたりの弟とそのつれあいどんなふうに伝えたらいいのでしょう。子供たちはそれぞれ希望の大学、高校に合格して、元気に通学しています。夕食の話題に事欠かないくらい、毎日あったことを話してくれる楽しい家族。大体、ここ1年、あまりに幸せすぎたのです。ダブル受験が終わり、結婚20周年を迎え、子供たちはとっても明るくて元気、仕事も順調・・・この幸せがいつまで続くかなあ・・・と少し不安も感じていたことも事実。そんなに人生甘くないぞ、って警告の意味でこの病気になったのだろうか。だけど、がんはないでしょ、がんは。神様は厳しいなあ。とにかく6日の結果がでて、方針が決まったらみんなに伝えよう。それまで、どの言葉を選ぶか、よーく考えよう。
2008.08.03
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