かなのうちっち      

かなのうちっち      

2005/01/09
XML
窓枠に手をかけ押したりあげたりしてみるが動かない。
建物と塀の間が三メートルくらいで、他に何も無いため
このままだと何かに追い付かれるか、
窓を壊して中に入るしかなさそうだった。

ヘルガがチラリと角から顔を出し来た道を見遣る。
すばやく顔を戻したヘルガはバルトに駆け寄ると、
「変なのが来る!」
と叫び剣の柄で窓を割った。

「もっと静かに!」

誰の耳にも届かないし、手遅れだった。

両側から近付いていた音が少し早くなった。
ヘルガが窓に手を突っ込み窓枠の下についていた鍵を外す。
窓は上に持ち上がった。

開いてしまえば難なく侵入出来る大きさで、
慌てて飛び込んで行ったヘルガに続いて
バルトが中にはいった。
リーレウが窓枠に足をかけバルトがひょいと振り返ると、
バルトより少し大きい人影が、まさにこっちを見た瞬間だった。
人影に目はなかったが、体の向き的にそうだとバルトは思った。

バルトの視線で自分の後ろに何かいると

振り返ってはいけないと心の片隅で叫ぶ声があったが、
反射的に肩ごしに後ろを見た。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2005/01/10 06:15:30 PM
コメント(0) | コメントを書く
[(小説)バルト×リーレウ物語] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

Profile

ひらおか かなこ

ひらおか かなこ

Keyword Search

▼キーワード検索

Comments

ペット総合サイト @ アクセス記録ソフト 無料 楽天 アクセス記録ソフト! <smal…
ペット総合サイト @ アクセス記録ソフト 無料 楽天 アクセス記録ソフト! <smal…
ペット総合サイト @ アクセス記録ソフト 無料 楽天 アクセス記録ソフト! <smal…

Archives

2026/08
2026/07
2026/06
2026/05
2026/04
2026/03
2026/02
2026/01
2025/12
2025/11

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: