かなのうちっち      

かなのうちっち      

2005/01/27
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やはり突っ込まれたかとバルトは内心苦笑した。
「ああ、いやこれはこれは私どものヘルガ嬢が破壊の限りを尽くしまして
申し訳なく思います。しかしご安心ください!
すっかり元通りにして返して差し上げましょう!この…」
バルトはそこでマントを翻し腕を上げると一呼吸おいた。
あたい?とヘルガが眉間にしわ寄せ自分を指さす。

「この不幸君が!」
あげた腕をリーレウに向かって下ろしながらバルトはきっぱりと断言した。
「何で!?」

しかし、バルトの満面の笑みが従わなければさらなる人災が訪れると
告げているような気がして、背中に冷や汗を感じながらつぶやき直した。
「あ、いえ。えーと…前向きに善処いたします」
顔にかかったほぼ白髪な薄茶色の前髪の間から
バルトが満足そうに頷くのを俯きながら確認した。


「ではヴィリー君とやら。貴男のご自宅まで今ならなんと、
無料で送って差し上げましょう。
タイムセールス中につき食事つきという好条件ですよ」
バルトが姿勢を低めにし少年に話しかける。
「いやだ」
ヴィリーは口をへの字に結ぶと首を横に振った。






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Last updated  2005/01/28 12:01:24 AM
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