アリゾナのさぼてん

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2008年05月26日
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カテゴリ: サイエンス
四川大地震:断層隆起250キロ以上 段差5メートルも


 中国・四川大地震を起こした「竜門山(ロンメンシャン)断層帯」の地表への隆起は長さ250キロ以上に達し、段差も最大で5メートル以上あることが分かった。現地調査を終え帰国した静岡大の林愛明教授(地震地質学)が26日、千葉市で開かれている日本地球惑星科学連合の緊急現地調査報告会で発表した。

 林教授らは14日から24日まで四川省に滞在。地震で被害を受けた地域を、乗用車で移動し調査した。地表への隆起の南端は、都江堰市で見つかり、北端は青川県に達していた。北川県の県庁所在地の南東約1キロ付近では、断層とほぼ平行して走る道路のアスファルトが割れ、断層が地表に露出。断層をはさんだ両側の地盤が押し合う形で盛り上がり、この場所の段差は約2.5メートルあったという。

 また、地表への隆起は、同断層帯を構成する3本の断層のうち、南側の「灌口-安県断層」の一部から中間部の「北川-映秀断層」に移るように続いていたという。北川-映秀断層の一部では5メートル以上の隆起が確認されたという。

 林教授は断層をまたぐように建てられた小学校の1階部分がつぶれていたことも報告。「断層上に街がつくられており、被害が大きくなった。断層から50~100メートルは離れて建物を造る必要がある」と指摘した。

 日本地球惑星科学連合広報の奥村晃史・広島大教授(地震地質学)は「竜門山断層帯が活断層として世界最大級の地震を引き起こしたことが明らかになった。国内できちんと評価できていない活断層も見直す必要があることを示唆している」と述べた。【関東晋慈】

毎日新聞 2008年5月26日 19時17分

断層2本が連動、計300キロずれ 四川大地震
(http://www.asahi.com/science/update/0526/TKY200805260332.html)
2008年05月26日22時48分



 千葉市で開催中の日本地球惑星科学連合大会で報告した。

 林教授によると、竜門山断層帯は南西―北東方向に走る「灌口―安県断層」「北川―映秀断層」「茂ブン(ブンはさんずいに文)―ブン川断層」の3本が並ぶ。全体で長さ約500キロ、幅約30~50キロの断層帯を形成している。

 地表に現れた断層の状況などから、今回の地震では初めに「灌口―安県断層」の一部が約100キロ、続いて「北川―映秀断層」の一部が200キロほど動いたとみられるという。断層の垂直方向の段差は灌口―安県断層沿いで最大約3メートル、北川―映秀断層沿いでは同約5メートルに達していた。

 また、北川―映秀断層の直上にある北川の町では、過去の地震でできたとみられる断層の跡が見つかり、この地域で地震が繰り返し起こっていたことが裏付けられた。ここでは鉄筋コンクリートの建物がことごとく倒壊しており、日本の震度で7程度の揺れがあったとみられるという。

 林教授は14日に現地入りし、約10日間調査した。その間も頻繁に地滑りが起こり、余震で建物が壊れてけが人がでるなどの二次災害も広がっているという。土砂ダムの決壊も心配されている。林教授は「断層の残りの部分が動くかも含め、今後も調査しないといけない」と話した。(鈴木彩子)
Fault of China Earthquake 20080526
地表に現れた「北川―映秀断層」の一部。地震で約2.5メートルの段差ができた=20日、四川省北川、林愛明教授撮影

Map of Fault 20080526
(asahi.comより)






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Last updated  2008年09月10日 14時50分08秒
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