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2008年07月30日
テーマ： 今日の出来事(289407)
カテゴリ： ひねもす日記
★ストレッチパンツ★ が、ようやく届きました。
7月11日の注文で、7月下旬との案内でしたが、長かったわ。
筋肉痛の身体でさっそく試着してみましたが、ストレッチ素材がとってもぴったり
してて厚手のタイツのようです。
膝を曲げたり伸ばしたり、屈伸運動してみてもちっとも引きつれる事なく、スムーズに
身体を動かす事が出来ます。
いい、これなら普段着にでもいけそう。
さて、昨日の続き。
稲光を懐に抱え込んだ入道雲を堪能してからもっかい寝直して、起床は深夜の１時
でございます。
装備を見直してから２時頃宿を出発しました。
幸いな事に晴天、基い綺麗な夜空が広がっています。
地上からだと明るい星しか見えなくて、ぽつぽつとしか表現出来ない星空が、天の川を
中心にびっくりするくらい沢山の星が広がっていて、宝石箱をひっくり返したような、
という表現がぴったり。
むしろ、色とりどりのメレダイヤを黒い天鵞絨の上に散らしたようなと、ありきたりな
散文的イメージがしっくりします。
この夜空がワタクシの目的の一つですので、しっかりと拝んできましたわ。
七合目の宿を2時に出ましたので4時過ぎの日の出迄には八合目を過ぎていないと、綺麗な
御来光を拝む事が出来ません。
初めは見上げるような巨木の間の道を懐中電灯の明かりを頼りに進み、休憩の度に木立の
間から半分だけの月と綺羅綺羅の宝石のような星空を楽しみます。
八合目の女人堂(昔はここ迄しか女性は登拝を赦されていなかったとか)を過ぎた辺りから
今迄歩いていた大きな樹木の道は姿を消して、背の低い木々が主流の道に切り替わるの
です。大きな岩がゴロゴロしていて、うまくするとライチョウを見る事も出来るのですが、
今回はご縁がなかったみたい。
道を見つめているワタクシの背後では、徐々に地平線ならぬ雲の平原のうえに明るい
曙の先触れが溢れ、煮えたぎる色をした朝日を押し上げてきます。
八合半目辺りでその御来光を拝して、朝食を頂きました。
夜中なのに宿の方達は起きていて、朝食のおにぎりを用意して送り出してくれるのです。
そして、朝食の後はここから下って帰途に就くグループと頂上を目指すグループとに分
かれます。
正直ワタクシすっごく迷っていました。
ここから先は富士山程ではないですが空気も薄くなりますし、その分の負荷にワタクシの
鈍った身体が耐えられるかどうか。
登ったのが自分である以上、下るのも自分自身です。
下りの方が厳しいと身を以て知っているから、その余力があるうちに下った方が廻りの
迷惑にもなりません。
とは言え、今回のチャレンジは「なんとかなるさっ」が信条。
というわけで、ワタクシ無謀にも頂上踏破組へと合流しました。
体力という不安要素はありましたが、来年も来られるかどうか判らない先行きの不透明
さが決断の理由でした。
そう言えば、光モノ大好きなワタクシの今回のお供はこれでした。
綺羅綺羅したハーキマーを御来光の光で浄化。
その透き通ったボディを通して見た曙は、素敵な写真のようでした。
こんなに、大きくて立派な物ではありませんでしたが小さめのチャームをリュックに
ぶら下げて登っていました。
やはり、それなりの勇気と決断力を与えられたような気がしたり。
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