とみぃのパープルニューヨーク。
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ハワイの寿司職人に昔から伝わる秘伝の「アメリカのお米をおいしく炊く方法」とやらを試してみた。まずは普通にお米を炊飯ジャーに入れて水はちょっと少なめに(えっ?少なめ?)で、最後に氷をひとつ真ん中に乗せてあとは普通にスイッチオンで炊くだけ、、、だそうだ。で、やってみたら、、、、えーっ、やたらといパサパサ。これってカリフォルニア米とかの短粒米(short grain rice)ならいいのかもしれないけど、うちの近所のスーパーGristede'sから買ってきたルイジアナ米(long grain 長粒米)ではおいしくならないよー。Gristede'sでも短粒米はNishikiとかいう名前で売られてるけど、なにしろ値段が倍近くする。昔、駄菓子屋で串に刺されたイカとかが入ってたようなプラスティックの入れ物に入れられてSushi Riceとして売られてるものはもっと値段が高い。ま、俺って別にグルメじゃないし、いっかと思っていつも安い方のルイジアナ米を買ってしまうんだけど。アメリカ人の食生活につられてお米を食べない生活が長く続くとこの長粒米のごはんでもものすご~くおいしく感じられるのだ。そう、この何だかfluffyなごはんもまたそれはそれとしておいしい。アメリカでは日本で食べられてるような粒が短くて粘り気のあるお米は一般には食べられてない、、、っていうか、世界的に見て、日本のお米はマイノリティー。15年くらい前だったか、日本でお米が超不作で急遽タイ米を輸入したら、パサパサしておいしくないとか匂いがくさいとか言われて日本国民からめちゃめちゃ嫌われた、あのタイ米と同じ長粒米が世界的には主流。東南アジアから南アジア、中東、南西ヨーロッパ、アフリカ。これらの国々でもお米は食べられているけど、みんな長粒米。アメリカには奴隷としてアフリカから運ばれてきた黒人がお米をアフリカから持ち込んだといわれているので、もちろん主流は長粒米。そういえば、お米を使った料理って南部の黒人の多い地域に多いんじゃないかな。ジャンバラヤとか。ちなみに日本で食べられているようなお米はsticky rice(粘り気のあるお米)と呼ばれています。さて、パサパサのアメリカ長粒米をおいしく炊く"俺流"の秘訣をお教えいたそう。まず、水はちょっと多めに。そしてバターを少しだけ上にのせる。(バターの量はお好みで)水は冷蔵庫で冷やしたBritaでろ過した水を使う。(これってハワイの寿司職人が氷を乗せるのと同じで沸騰するまでの時間を少し長くする効果があるんだと思う。)俺は炊き上がったご飯はおにぎりにして冷凍させておくのでバターはほんのちょっとしか入れない。あんまりたくさん入れるとただでさえ粘り気が少ないお米が全然くっついてくれなくておにぎりに出来なくなるから。ちなみにご飯のでんぷんは炊き上がった後放置しておくとどんどん劣化してまずくなるらしいので、残ったご飯は冷蔵庫に入れたりしないですぐ冷凍した方が炊き立てのおいしさを保てるそうだよ。冷蔵庫に入れておくと冷蔵庫の中でデンプンが劣化しておいしくなくなるんだってさ。(だから冷蔵庫にいれておいたご飯はおいしくない。)う~ん、ご飯の話してたらコーヒー飲みたくなっちゃったな。(ナゼに?)
2004.10.06
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