～あど・ぐらす～旧）黒ラブキャンディの宅急便～

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MEEEKKKO

【黒ラブキャンディの宅急便】でブログをはじめ、あれから7年勉強と経験を積みました！2児の母であり、手抜き主婦。時には人の心をも動かす仕事人！【各種オリジナルプリント・印刷デザイン／WEB関連】自称トータルデザインアドバイザー♪

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2005年05月09日

連休中、弟が東京から帰ってきた。

弟が東京に出て約１０年がたちます。
小さい頃からの夢だったコックさんになるために
自分でバイトしてがんばってためたお金で学校をでて
いろいろあったけど夢をあきらめずに１０年たった今でもがんばっています。

最初は和食でしたがめぐりめぐって今はイタリアン料理のシェフ！

まだまだ自分で店を持つまでにはなっていませんが
恵比寿のイタリアンレストランで一応キッチンを任せてもらっているコックさんです。

そんな弟もそろそろ結婚を考えているらしく昨日は彼女を連れてやってきました。

たわいもない話をする中でぽろっといった弟の辛い言葉。

「今本当にどうしていいかわからない・・・」

ちょっとした母の一言で切れてしまった弟。。。。

苦労をしている母を誰よりも大事に思い、優しい言葉をいつも掛けていてくれた弟なのにどうしたことだろう・・

数年前まではしたっぱで皿洗いをしていた弟。
でも誰よりも人に気をつかい誰よりもコックさんという仕事が大好きで
見よう見まねでココまで必死に這い上がってきた。

その頃は先輩たちにもかわいがられ沢山のいい人たちにめぐり合うことが出来、姉の私が見ていても
本当にいい人たちに恵まれているな～
とうらやましいくらいに思っていた。

彼なりに悩んでいるらしい。

そういえば昨年あった頃より大分ほっそりしたようだ。
聞いてみるとやはり１０キロも痩せたそうだ。
下も育てなければいけない。そしてウエからは売り上げのことを言われる。
でも思うように動いてもらうことができず全てを自分でやろうとしてしまう。

すべての責任を自分の責任と感じてしまう。
ただただまっしぐらに勉強をさせてもらっていた頃とは勝手が違う。
人の上にたち人を育てていく立場になった今
大きな壁にぶち当たっているようだ。

そんな風に神経をすり減らし悩みに悩んでついつい母にも暴言を吐いてしまう。
そんな自分に腹を立て、辛いかおしているんだね・・・

弟を見ていると私に似ている所がある。

もっともっとゆったり生きようよ。もっともっと肩の力を抜いて
少しくらいサボったっていいんじゃないかな？少しくらい誰かに弱みを見せてもいいんじゃないかな？
自分で解決出来ることは大いに考えて挑戦してみたらいいじゃない！
失敗したらまた違う方法にトライしてみたらいいじゃない！
そして悩んでも仕方ないことを悩むのはやめようよ。

家の下の子が言ってくれたよ！「いやなことはポイってしちゃいな」
ってママを励ましてくれたこともあったっけ？
時にはそういうことも必要かもしれないよ！

仕事としてはカレは十二分にがんばってやっていると思う。
人を上手に使い、人を育てていくことは本当に難しいことだと思う。

姉として２時間近くいろいろな話をして最後はちょっぴり元気を出して帰ってくれたようなので一安心。

まだまだ若い！いっぱいもまれて強くなって一皮向けて
また「姉ちゃん！」って元気になってくれることを祈っています！

そんなコンナですごした昨日のお昼・・・

ただ心配事がまだまだあったのです。

そう、一人残された母のこと。
弟を駅まで送り届け一人になってどうやら寂しくなったのでしょう。

買い物している時にケイタイ電話がなりました。

母はただただ泣くばかり・・・
私もわからないけど涙が出てきてしまいます。
とにかくおいで・・・と我が家に呼びました。

真っ赤に目を腫らし、母がやってきました。

私はてっきり弟のいった言葉を悲しく思っているのか、はたまた帰ってしまったことを寂しく思っているのかと思いましたが
話を聞いてみるとがんばって、悩んで悩んで弟がどうかなっちゃうんじゃないか。
それを思うとかわいそうで・・・
どうしてもっとおおらかに育ててあげられなかったんだろう・・・
もっと穏やかに育ててあげることが出来たらあんなふうに悩まなかったんじゃないか・・・」
と今までの自分をせめているようなのです。
文章ではうまく伝えられませんが私にはよくわかります。

そんなことないよ。きっと弟は大丈夫だよ。そんな弱いコじゃないから。

私の子供ももう１０歳。そしてついこの間まで私の後をついて回っていた
弟も今では３０歳になろうとしています。

母も歳をとるわけですね。いつもどんな時も明るくふるまっていた強い母の
ちょっぴり弱くなった一面を見た気がします...

今まで甘えていた分、一番近くにいる私が母を少しでも支えてあげようと
しみじみ思った一日でした。

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