Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2016年06月16日
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カテゴリ: 夢有無有
「思考と直覚」人間の霊魂を思考/キルケゴール8(四百五十二)
 キルケゴールの著作及び日記は誕生の1813年から1843年の間は目立った活動もなく、其れ以降の最期を迎える12年間に40冊の書本と20巻の日記を著しています。彼の衝撃の三大事件が執筆に力を加えたことが、此のことからも読み取れます。其の12年間の主著は、「あれかこれか」、「反復」、「おそれとおののき」、「不安の概念」、「人生行路の諸段階」、「哲学的断片」、「哲学的断片後書き」、「愛について」、「死に至る病」、「瞬間」、「我が著作活動の視点」等々になりますが、其れ等の何れもに共通するのが哲学思考に自己の精神思考の状況をを反映させることに特徴が見られます。キェルケゴールの哲学は彼以前の哲学者が求めてきたものとは異相で、彼が実存主義の先駆けないし創始者と一般的に評価されているのも、彼が一般・抽象的な概念としての人間ではなく、彼自身をはじめとする個別・具体的な事実存在としての人間を哲学の対象としていることを根底にするからです。キルケゴールは著書「死に至る病」では、死に至る病とは絶望のことであると言い、現実世界でどのような可能性や理想を追求しようとも、来たるべき「死」によって齎される絶望を回避は出来得ないと見通し、其処から神による救済の可能性のみが信じられるとします。此の思考の特異点的なのは、従来からのキリスト教の、信じることによって救われるという信仰とは異質であり、更には世界や歴史全体を記述しようとしたヘーゲル哲学に対し、人間の生には夫々に世界や歴史には還元出来得ない固有の本質があるという見方を示したことが画期的であって、ヘーゲル哲学との対立を示します。「死に至る病とは絶望のこと」此の思考の本源が彼を専ら悲観傾向の実存主義者としています。
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最終更新日  2016年06月16日 06時49分03秒
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