Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2017年02月07日
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カテゴリ: 夢有無有
「思考と直覚」人間の霊魂を思考/時間概念を観想16/エリアーデ2(六百八十二)
 世界に共通した古代信仰のあり方から「時間論」を観想してみるのは「時」の存在の真相に近付く一助になります。ミルチア・エリアーデの古代宗教における世界に「共通した信仰のあり方」の解読は、世界側の時間・人間精神の観相時間及び其の在り方の相違と共通性にも関連します、更には「時」及び「時間」が人間の幻想に過ぎないのかの問題にも係わります。古代宗教における原始的信仰は大凡(おおよそ)死と再生の循環を基底にしています。滅び滅亡し、死して再生することが根本にあり自己の回りを取り巻く自然の動植物、取り分け植物の回生は影響多々あります。其のことが世界を覆う大宇宙の再生論にまで話が及びます。生物にあっては生殖が再生であり、大地や宇宙にまで生殖を持ち込むことが特徴です。例えば、月は「死と再生」の循環的時間の象徴とされています。月は大地とは別存在としてではなく、台地に降臨し生命を見守る。月は擬人化され、あらゆる豊穣の源であり、多くの民族は、月は人間の姿を纏ったり、あるいは蛇の形をとって、人間の女性と交わると信じていたのです。此のことは人間女性の月経の周期と月の満ち欠け周期の同期性が齎します。古代人たちは月や太陽のような無生物にも生殖の捉え方を適用しました。「月」は月経の周期と満ち欠けの同期から、強力な繁殖力、生殖力を持つと捉えられ、夕闇が訪れると女たちはその力によって妊娠すると思い、また人びとは死者の霊魂を遠ざけられると信じ、多産豊穣を祈願したのです。驚くことに此の「死と再生」論は現代物理学の「無から有」同時に「有から無」への移行論やエントロピーにも共通性があります。
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最終更新日  2017年02月07日 06時59分32秒
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