Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2021年08月28日
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カテゴリ: 絶対存在論
神の存否-152
 スピノザ「エチカ」定理三一での証明の備考では「知性/intellect」に関しての捉え方が述べられています。精選版 日本国語大辞典「知性」の解説では、物事を知り、考え、判断する能力。特に心理学で、人間の精神の三作用のうち、感情・意志に対して、いっさいの知的作用を営む能力をいう。感覚・知覚から受け取った材料に働きかけて、抽象的・概念的・総合的認識を作りあげる精神的能力。理性、悟性もこの中に含められるとあります。広義では感覚的な知覚作用をも含めた人間の認識能力を指しますが、狭義では知情意のうちの知の能力が知性で、感情や意志と違って、事柄を概念によって思考したり認識したりする悟性的な能力を指し示します。また中世や17乃至8世紀の西洋哲学では、全てを一瞬のうちに直覚的に洞察する神の無限的な知性、此れこそが、古代インド発祥の伝統的な宗教的行法であり、瞑想を主とする瑜伽(ゆが)、悟りに至るための精神集中や心の統一を伴う行法自体と、その世界をトータルに表す言葉であるのですが、此の悟りは「神の知」を直覚するに能いすると想われます。此の頃には、神の知性によって計画され、創造された自然の秩序に、人間の有限的知性が合致することを意味していたようです。スピノザの知性論は定理三一の備考に述べられます。
 備考 ここで私が現実的知性について語る理由は、何らかの可能的知性が存在することを認めているからではない。私はただ、一切の混乱を避けるため、我々のきわめて明瞭に知覚するもの、すなわち知性作用それ自身についてのみ語ることを欲したからである。知性作用は我々が何ものにもまして明瞭に知覚するものである。というのは我々が認識するすべてのものはみな知性作用についての我々の認識をより完全なものにするのに役立っているからである。
 此の備考でスピノザが可能的知性を認めないのは全ての知性が神を起因とするからなのです。神は量子重力理論のに基づくAIコンピューターではなく其の情報の源であり、決定因子なのです。



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最終更新日  2021年08月28日 06時10分05秒
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