Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2021年10月03日
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カテゴリ: 絶対存在論
神の存否-188
 スピノザの「公理」の語彙は如何なるものと捉えているのでしょう。一般には公理 ( axiom)とは、その他の命題を導きだすための前提として導入される最も基本的な仮定のことであるとされます。 一つの形式体系における議論の前提として置かれる一連の公理の集まりを公理系 (axiomatic system) ともいいます 。 公理を前提として演繹手続きによって導きだされる命題は定理とよばれることとなります。 論理学では、演繹的理論の出発点として、証明なしに採用される命題。古くは、自明の理と考えられるものだけがそれに値するとされたが、現在では、その無矛盾性を証明することは不可能であっても、直接に自明の理として承認され、それによって他の命題を証明することのできる基本命題をいうとありますが、スピノザは此の語彙を援用してるように憶えます。
       公  理
 一 人間の本質は必然的存在を含まない。言いかえれば、このあるいはかの人間が存在することも存在しないことも同様に自然の秩序から起こりうる。
 二 人間は思惟する。或いは他面から言えば、我々は(自己が思惟することにより)我々が思惟することを知る。
 三 愛・欲望のような思惟の様態、その他すべて感情の名で呼ばれるものは、同じ個体の中に、愛され・望まれなどする物の観念が存しなくては存在しない。これに反して観念は、他の思惟の様態が存しなくとも存在することができ得る。
 四 我々はある物体、たとえば身体が多様の仕方で刺激されるのを感ずる。
 五 諸々の物体および諸々の思惟の様態の他には、如何なる個物も、或いは所産的自然に属する如何なる物も、我々は感覚ないし知覚しない。定理一三 人間精神を構成する観念の対象は身体である、あるいは現実に存在するある延長の様態である、そしてそれ以外の何ものでもないとの後の要請を見よ。
  要請

 二 人間身体を組織する個体のうち、あるものは流動的であり、あるものは軟かく、最後にあるものは硬い。   
 三 人間身体を組織する個体、したがってまた人間身体自身は、外部の物体からきわめて多様の仕方で刺激される。
 四 人間身体は自らを維持するためにきわめて多くの他の物体を要し、これらの物体からいわば絶えず更生される。
 五 人間身体の流動的な部分が他の軟かい部分にしばしば突き当るように外部の物体から決定されるならば、その流動的な部分は軟かい部分の表面を変化させ、そして突き当たる運動の源である外部の物体の痕跡のごときものをその軟かい部分に刻印する。
 六 人間身体は外部の物体をきわめて多くの仕方で動かし、かつこれにきわめて多くの仕方で影響することができる。
 以上を掻い摘んで見ればスピノザは人間の感覚中枢における本能的官能を制御可能としていることが伺われます。



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最終更新日  2021年10月03日 05時59分40秒
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