Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2022年07月01日
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カテゴリ: 絶対存在論
神の存否-457
 定理六二 精神は、理性の指図に従って物を考える限り、観念が未来あるいは過去の物に関しようとも現在の物に関しようとも同様の刺激を受ける。
 証明 精神は理性の導きのもとに考えるすべてのものを同じく永遠ないし必然の相のもとに考え(第二部定理四四の系二 物をある永遠の相のもとに知覚することは理性の本性に属する。により)、かつそれについて同じ確実性を有する(第二部定理四三 真の観念を有する者は、同時に、自分が真の観念を有することを知り、かつそのことの真理を疑うことができない。及び、その備考 抜粋:真理の規範として役立つのに真の観念よりいっそう明白でいっそう確実なものがありえようか。実に、光が光自身と闇とを顕(あら)わすように、真理は真理自身と虚偽との規範である。により)。ゆえに観念が未来あるいは過去の物に閲しようとも現在の物に関しようとも、精神は同じく必然的なものとしてその物を考えかつそれについて同じ確実性を有する。そしてその観念は、未来あるいは過去の物に関しようとも現在の物に関しようともそのいずれの場合でも同等に真であろう(第二部定理四一 第一種の認識は虚偽の唯一の原因である。これに反して第二種および第三種の認識は必然的に真である。により)。言いかえればその観念は(第二部定義四 妥当な観念〔十全な観念〕とは、対象との関係を離れてそれ自体で考察される限り、真の観念のすべての特質、あるいは内的特徴を有する観念のことであると解する。により)そのいずれの場合でも常に妥当な観念の持つ同一の特質を有するであろう。したがって精神は、理性の指図に従って物を考える限り、観念が未来あるいは過去の物に関しようとも現在の物に関しようとも、同様の刺激を受ける。Q・E・D・=これが証明すべきことであった。
 備考 もし我々が物の持続について妥当な認識を有し、物の存在の時を理性によって決定しうるとしたら、我々は未来の物を現在の物と同一の感情で観想したであろう。そして精神は未来のものとして考える善を現在の善と同様に欲求したであろう。したがってまた精神はより小なる現在の善をより大なる未来の善のために必ずや断念し、また現在において善であるが未来の悪の原因となるような物を決して欲求しなかったであろう。我々が間もなく証明するであろうように。ところが我々は物の持続についてきわめて非妥当な認識しか持つことができぬし( 第二部定理三一  我々は我々の外部に在る個物の持続についてはきわめて非妥当な認識しかもつことができない。により)、また物の存在の時を単に表象力のみによって決定する( 第二部定理四四の備考 骨子:我々は、ある物体が他の物体と比べてより緩やかにあるいはより速やかにあるいは等しい速度で運動すると考えることによって時間を表象するのである。 により)。そしてこの表象力なるものは現在の物の表象像と未来の物の表象像とからでは同様な刺激は受けない。この結果として、我々の有する善および悪の真の認識は抽象的ないし一般的なものにすぎず、また現在我々にとって、何が善であり悪であるかを決定しうるために物の秩序および原因の連結について我々の下す判断は、実際に合致したものであるよりもむしろ表象的なものにすぎぬということになる。ゆえに、善および悪の認識が未来に関する限り、その認識から生ずる欲望が、現在において快を与える物への欲望によって容易に抑制されうることも怪しむに足りない。これについてはこの部の定理一六を見よ。(ベルグソン:純粋持続 持続には2種類ある。ひとつは純粋持続であり、もうひとつは空間の観念が入り込んでいる持続だ。純粋持続を簡単に定義すると、それは自我が現在の状態と先行する状態を分離することを差し控えるときに、私たちの意識状態が取る形態のことを指している。意識は、純粋持続としては、「区別のない継起」として存在している。つまり純粋持続としての意識は質的な諸変化の継起であって、絶対的な異質性、諸要素の相互浸透と考えることができる。)



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最終更新日  2022年07月01日 06時02分16秒
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