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2010.01.11
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カテゴリ: カテゴリ未分類
「お父様は別格でございます!」
このテーマが、わたくしの保育園新年会でのご挨拶でした。

保育園には母子家庭の方々もおられますのになんと極端な言葉をテーマとしたのだろうとおもわれますか?

その前に、男女平等も含めてこのような極端な言葉をテーマにしてでもわたくしが伝えたいメッセージはなんだったと思われますか?
「家庭という一番小さい社会での組織構成にとって大切なこと」についてなのです。

極端にいえば
「お母様は別格でございます」でも構わないのです。

わたくしが母子家庭だったころ娘が「お母さんだって!!」という風に口答えしてくると
よく「立場が違います。」と言ってはねのけたものです。


大人になった時に、無くてはならない年功序列や目上を敬う心を育てることの弊害となっている在り様が見受けられます。

目上の人や年上の方を敬う心は、美しい日本の文化であり伝統的社会ルールです。
正しいとか間違っているということではなく、その方が美しいのです。

わたくしは、多くの若い保育士たちと関わり多くの若き保護者の方々と関わる仕事を30年以上取り組んでまいりました。
どんなに有能で、どんなに素晴らしい技術をお持ちでも
それを全てなかったことにしてしまうくらいに、口のききかたや礼儀作法態度が悪い方々を拝見します。

それはその方の罪ではなく「教育の責任」を感じます。日本で生きていく上で必要なマナーを家庭や学校で教えなくなったのだと思います。それは、いまのご両親や先生方も年々知らない方が増えているのかもしれません。

逆に貧しい家庭に育ち学歴もなく、知識もなくとも、いつも礼儀正しく一生懸命動き目上の人を立てる素地をお持ちの方がおられます。
多くの方に可愛がられ沢山の支援を受けます。

わたくしもどちらかといえば後者となります。
地位も名声もなく、家柄も学歴もありません。

自分の権利や自由を主張することよりも、相手中心に譲る気持ちを育んだ方がこの国では、幸せになれるのだと祖母が教えてくれました。

森の保育園の保護者の役員さんたちは、いつもこのスタンスです。
「お世話になっている保育士さんがやりいいように。全責任を抱えて運営しておられる園長先生のお決めになった通りに親たちは従いますよ。僕たちはこの保育園とこの園長を選んだのです。それだけで充分です。」
有難いです。本気で最高の判断、選択をしていかなければと自己研鑽に努めたくなります。

ある保育園では「保育料はらってるんだからちゃんとサービスしろよ!まったく福祉のやつらは考えが甘いんだから、おれら企業じゃゆるされないんだぞ!」というような保護者の方々がおられるそうです。経営についてどのくらいご存知なのかしらと首をかしげるお話ですね。


共同経営のようなご夫婦もおられるのかもしれませんね。
しかしながら、わたくしは女手一つで娘を育てて初めて分かったことは、日本はやはり男性主体の社会なのだなということです。

社会を変える前に自分の考えだけ変えても決してうまくは行かず。お稽古ごとでいう「守破離」の原則で言えば、男性を敬い尊重できる人たちが女性差別について語れば社会が動き出すような気がします。
昔わたくしが高校の風紀委員をしていたときに、スカート丈の規制緩和を職員室に希望したところ先生に言われたことを忘れません「まず、今の規則を全員で守れたら初めてお前たちの希望に耳を傾けてやろう。」と。
わたくしは「ありがとうございます!」と希望で一杯で不良と呼ばれる女子生徒たちのもとに走って行きました。「スカート丈がもっと自由になるのよ!」
「ほんとうかよ!」「ええ!先生が皆で今の規則を守ったら話を聞くっていったの。」
「ばかばかしい!おまえ先生に騙されてるだけだよ、ちゃんと守っても今のまんまだよ!」
「やってみないと分からないじゃない!」「もしやって先生がだましてたら、ただじゃすまいよ!」「わかった、私が責任持つ、だからやってみようよ!学校の全部の不良に伝えて明日からスカート丈を規則どおりにしてほしいって!」
「いいけど不良って呼び方やめてくれよ!」「ごめんなさい、なんていえばいいの?」
「自由を求めている人!って呼んでほしい。」「わかったわ、自由を求めているのに帰って不自由になっている人ね!」「このやろう!」「あはは・・・。」「あんたにはまいったよ!」そして、全員がスカート丈を守り、私は先生にそれを認めていただき規制緩和にいたりました(*^^)v




簡単には変えられない事に対して、小さな抵抗を続けている有様は、子どもたちから見るとどう映るものなのかと思う今日この頃。

もし素直になれるなら「お父様は別格でございます!」と言ったときに家庭に吹く風が見てみてほしい。4000年の歴史が作り出した日本の文化を味わってほしい。
そこには、お父様も正しく生きていただきたい。
間違っても社会正義に反すること、女性を悲しませるようなこと、子どもたちに見られたらまずいことなどの行動は控えていただくことが大前提です。
親なのだからしっかり勉強して生涯正しくまじめに生きてください。
その方がはるかにかっこいいのです。
刹那的に、今が楽しければいい、誰が悲しもうともこんなことも時にはいいのだと勝手な解釈で家族をそこなっていると、最近では熟年離婚という恐ろしい孤独が待っています。

もはや時代は変わり女は一人でも生きていける経済力を持てるようになりました。
誰のお陰で飯が食えると思うかというセリフでは、尊敬してもらうことはできません。
正しく生きること、その中にしか家族からの尊敬を得られない時代が来ていることはごぞんじのことでしょう。


これまでも両親学級で取り組んでいただく方々の中でとても良い成果が現れ始めています。
子どもたちにとってお父さんが家庭の核になっているのだとわかるとなんだか安心するようです。大人たちで心を合わせて子どもたちが安心して成長できる社会を取り戻しましょう。多少の苦労はあってもいいのです。理念のない哲学のない、場当たりの子育て社会から。
守破離のプロセスを踏み新たなる時代にあった理念、哲学を長い伝統の中から学びつつ歩んでいきましょう。温故知新という美しい言葉が心にしみてきます。












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Last updated  2010.01.11 16:01:48
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