さしあたって ただの日記 \(●×●)\

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2007年02月14日
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カテゴリ: 酒屋さんの事情

だって、なんかカッコよくない?
版画のような....切り紙のような....。
障子戸連想させる和紙の風合いと格子模様は
見方によってはしっくい壁の武家屋敷に見えたりもして、
そこに千社札のように「大和桜」....。
だから、聞いてみたの。
いつから、このラベルなんですかって......。

昭和45、6年くらいからずっとこのラベルで通しているってこと。


  地元の方なのですか。

  いえいえ、東京の....。

現若松社長が知り合いに相談がてら、お願いしたところ、
「それなら、親父に頼めばいいから」ということで、
ある方に辿り着いたそうで、
しかしながら、そのお名前を明かそうとされない。
ウチの中にはひとつの名前が浮かんだが、
それは飲み込んでお話を聞き続けた。
公にしてしまえば、それだけでも商品価値が上がりそうだが、
そこはあえて抑えているのだそうだ。
ヒントは切り紙のような....だが、手書きであるということ。

「おわかりいただけるあなたがすごいですよ」とおっしゃられて
既に心は舞い上がり、もはや、有頂天!

それから、大和桜のネーミングの由来について。
創業者の名字で語られる蔵元さんが多い中で、
何故、大和桜?


心根として立てたひとつの歌がある。
医者でありながら、古事記や源氏物語の研究で知られる本居宣長。
和心(やまとごころ)を追及し続けた本居の詠歌。

  しきしまの やまとごころを 人問はば 朝日に匂ふ 山桜花

春が来れば自ずと咲き、季節が過ぎれば散っていくのみ....。
しかし、やがて、時が来ればまた咲き誇る山桜....。
華美にならず、奢ることなく、ただ実直であろうとする姿勢は
創業当時から、累々と受け継がれているようだ。
ただひとつの道を静かに歩き続けている、その落ち着きとゆとり。
手づくりに徹しつづける蔵元さん....、
自然とともに生きるはこういうことなのかもしれない。

ウチがこれまで飲んだ中では、
ダントツの膨らみと厚み感じる大和桜が
世の中であまり評価されていないように思えて仕方がなかった。
区画整理によって造りの中断を余儀なくされ、
それがゆえに焼酎ブームに乗ることもなかったのではないか。
現にいくつかある鑑評会でも、本の特集記事でも、
はたまた蔵元訪問記でも、大和桜さんは登場しない。
大和桜に惚れてしまった人間としては不本意極まりないのだった。

  期限に合わせては造れませんでしょう。

やさしい口調で語られた言葉の数々。
そこにすべての答えがあったように思う。
そこには気取りも、奢りも、おもねりもなく、
ただただ、焼酎と向き合うだけの静かなお蔵さんの姿を感じた。









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最終更新日  2007年02月14日 18時53分40秒 コメント(18) | コメントを書く


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