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September 13, 2009
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テーマ: お勧めの本(8042)
カテゴリ:





佐々田雅子:著
集英社:刊
A QUIET BELIEF IN ANGELS, R.J. Ellory 2007


あらすじ

第二次大戦開戦間近、米国南部の小さな町オーガスタフォール。
ジョゼフは早くに父を亡くし利発な母と2人で暮らしていた。
早くから文才に恵まれ、教師アレックスにも目を掛けられるジョゼフは、その賢さゆえに他より悩みも多かった。
この小さな町で幼い少女が惨殺される事件が立て続けに起こる。
この事件はジョゼフの心に大きな影を落とす。
ジョゼフ一家に親切だった隣家のドイツ系移民の家が放火にあい、一家の少女が焼死した頃から、ジョゼフの母は精神に異常を着たし、二度と健康を取り戻さなかった。

一方ジョゼフは教師だったアレックスと愛を育み子供をもうけるのだが、その幸せも束の間、事故で母子ともに失ってしまう。

傷心のジョゼフはNYに出て小説家を目指す。
NYでポールという親友を得、再びブリジットという愛する女性も得るのだが、ブリジットが南部の少女たちと同様に惨殺される・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


ああああああ
面白かったよぉおおおおおお





映画と同じく、小説の類も欧州ではまだまだ傑作が生まれている模様です。
(いまさら?)

作者のエロリーはイギリス人であります。
原著を読んでるわけではないので、文章に関してどうこう言うのは訳文への言及に止まる気もするのですが。
面読み、斜め読みを一切許さない、逐一凝った文章。
形容詞を多用することなく、人の心と人生の闇とを描く文章は、そのどれもが読み落とすのが勿体ないほどですわ。

冒頭は入りにくいかもしれません。
(これはなんとなく訳文が硬いのではないかと思う節もあるのですが)

作者はイギリス人なのに、舞台はアメリカ南部、そして後にNY。
第二次大戦の始まりに少年期を過ごす主人公の、30年余に及ぶ人生と心の軌跡を描いております。
この時代と舞台は、作品の絶対条件であると納得させられます。



南部で起こった連続猟奇殺人を軸にしており、全篇に横たわるのは大いなる謎ではあるのですが、この作品をサスペンスやミステリーと読むのは違うかなー。
(でも、実際は結構なミスリードを仕掛けてもあり、紛れもなくミステリーではあるのですが。)


人生。
人の業。
罪。

じっくり読ませる、読み応えのある作品どえす。


A級。





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Last updated  September 13, 2009 05:33:21 PM
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