ちゃと屋の本棚

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2008年03月06日
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カテゴリ: ☆本の感想
安部公房の後なのでちょっと軽めの本が読みたくて
奇談蒐集家 読んで見ました。


内容は…
路地の奥の「strawberry hill」というバーには奇談蒐集家を名乗る男とその助手が待っている。【求む奇談!】の広告を目にした人たちがバーを訪れ、自分の体験した不思議な話を語る。訪問者の奇談を蒐集家は喜ぶが助手は奇談に理屈をつけ事件に変えてしまう。「本当に不思議な話なんて、そう簡単に出会えるものじゃない」


7つの短編からなる小説です。
自分の影に刺された男
   古道具屋の姫君
   不器用な魔術師
   水色の魔人
   冬薔薇の館
   金眼銀眼邪眼
   すべては奇談のために


どれも最初はちゃんと奇談として語られているのですが
助手の氷坂が謎を解き始めたとたんに、事件に変わっていく
合理的な説明を付けて蒐集家の喜びに釘を刺していって最後に
「本当に不思議な話なんて、そう簡単に出会えるものじゃない」


たしかに氷坂の説明は現実的。
だけど所詮は過去に起こった他人の話。
証拠も何もないんだから、氷坂の見解が必ずしも正しいワケじゃない

ここに気が付かないで氷坂の見解を鵜呑みにしていると最後にアレってなっちゃうんだね。

一つ一つの奇談はそこそこ面白い
最後の「すべては奇談のために」があるから、全体としてまとまってる
この章があって本当に良かった
じゃなきゃ「ふーん」くらいで終わるところでした

初めて太田忠司さんの本を読んでみて、他のも読んでみたいな
と素直に思えました





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Last updated  2008年03月07日 00時46分57秒
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