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2005年12月01日
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テーマ: 水泳(1817)
カテゴリ: スポーツ
実は、このカテゴリーを書くにあたってわざとずっと沈黙を通していたニュースがある。

というか、どう出てくるか、白黒が決まるまで何とも思えないと思うと
同時に非常に複雑な思念が
ぐるぐると巡っていたからだが・・・

それはお気に入りの南アフリカスイマー、Roland Schoemanに中東カタールから破格のギャラを提示された上、国籍変更のオファーを受けていることだ。

かれこれ1月以上前の話であるのだが・・・まだ正式に彼からのコメントも
返事も出ていない。(よって毎月一度はマメに更新されていたオフィシャル
も停止したまま。・・・



過去触れたかもしれないが、アテネ五輪でのリレーで世界記録での
金メダル、個人でも銀、銅メダルを獲得するまで本気で彼らは
財政的困難で引退をも余儀なくされるかもしれない、
国の援助を、さもなくば他国から金銭的な援助があればその国の
ために泳ぐと選手の代弁者として五輪後自国水連とやりあった彼だ。
(そのせいで彼はnegotiaterと呼ばれ多少国内の上層部に煙たがられている
フシがあるんだけどね^^;)

しかし何よりも南アフリカ人としての誇りも持つ彼としてはこの話は
非常に複雑なのかもしれない。
同僚ニースリングはアリゾナからスポンサーの援助の下ヨハネスブルグに
拠点を移したが、ローランドはアリゾナに留まっている。



アテネ五輪でローランドを押さえ50m自由形で銀メダルを獲得した
クロアチア

金銭援助と引き換えにカタール行きを発表したのだ。


その額、国籍変更で100万USドル!
更にメダルを稼げばボーナスとして500万ドル追加されるという内容。

今年夏の陸上の世界選手権でもモロッコやその他アフリカのの二番手、
三番手選手にオイル産出国カタールが国籍、名前をも変更させ巨額の

ご存知の方も多くいらっしゃるだろう。
さらに、サッカー界でもネームバリューの選手をメルカート(移籍市場)
終盤に獲得に名乗りを上げてくるのも・・・・。

ドラガンヤに戻って、今年の夏にモントリオールでの世界選手権が
終わった後、クロアチア協会も自国に留まるように援助費を
値切りに値切ったらしいのだが結局はオイルマネーに押し切られた形だ。

彼は現在24歳。既にアメリカ留学期間も終わったと記憶している。
正直オーストラリア、アメリカ、イタリア、オランダ、イギリス、ロシア
など一部の国を除いて
スイマーが自国で個人トレーニングを積むのは経済的に難しい。

その他の国以外の選手、ましてや東欧やアフリカの
選手はアメリカなどに留学して勉学と奨学金で研鑽を積んでいるのが実情だ。
故に卒業してしまえば引退に追い込まれた選手も多々いる。


プロ選手が成功、自分の向上のためにお金を求めるのは当然の権利だろうし
それを止めることは周りはそうそうやってはならないだろう。

しかし愛国心や国の名誉や威信にも関わる世界大会に出場することは、
国籍とプロとしての名声、マネーを得ること等色んな事が
重くアスリートにのしかかるだろう。

これに対してすっきりしないのはQatar自身が自国民のアスリートを
育て上げた実績があまりない事と安易にお金で優秀な人間を引き抜き
彼等に「自然に生まれ持った」国旗ではなくつい先日まで
外国のそれだと認識していた国旗の下で微笑ませようとすることだ・・・。

う~ん・・・、この先Roland含め、他の国にどうこの問題が波紋を広げるかが不安なのだが・・・。





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最終更新日  2005年12月02日 01時34分23秒
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