チッチの日記

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ブリュッセル保育園 NO13



[視察 ⑤ ブリュッセル保育園 NO13 ]   

保育所名 : ECOLE MATERNEKKE NO13
住所   : Avenue Do Roodbeek 103 1030 Brussels

アールヌーボー建築様式の施設に保育所・小学校・中学校・高校を併設。
運営は独立している。言語はフランス語。
ベルギーは秋休みの期間中だが、保育所では子どもの受け入れをしていた。
管理担当者が施設を案内。給食担当者と保育士(バレリーさん)に話を聞く。

【質問】
Q①.ワーキングマザーの悩みは?
 A.保育所が少ないため預かってもらうところを見つける事が大変。
  妊娠するとウェイティングリストに名前を登録、フルタイムからハーフタイム  の働き方に変える等、保育所を選択し、予約して待機。

Q②.どのような育児支援制度があるのか?
 A.医療・・ワクチンの無料化(3歳まで)
   社会的制度・・出産支援金(出産手当)が第3子まで支給される。
          第1子→750ユーロ・第2子→600ユーロ・第3子→
          育児休業制度ができたが、利用者は少ない。

Q③.育児支援をする『保育所』以外の施設は?
 A.『孤児院』・・・国が運営

Q④.子どもが被害者になる事件や虐待問題は?
 A.国レベルではあるが、地区的には問題はない。

Q⑤.教育についての考え方(方針)、具体的な方法は?
 A.保育理念 : ★自立心を引き出す教育
          ★自分自身を良く知るための教育
子どもの姿を見守り、必要に応じて支援する。(介入すると依存心が強くなり、自分自身では何もできなくなるから)具体的には、感触のある感覚的な遊びを取り入れ、個人の育ちに合わせて支援する。(例、遊び→絵画、デッサン、粘土など子どもが自分で選ぶ。生活→食事の時、身長に合わせた机を選び、スプーンの持ち方等を介助するような支援をする)

Q⑥.男性の育児参加は?
 A.主に送迎(他に両親、祖父母、おじ、おば、家族・・・)
   保育士の男性は殆どいない、権利がない訳ではないが、職業として選ばないのが現状

Q⑦.保育所の行事としてはどのようなものがあるか?
 A.クリスマスとオープンクラスがある。(※在園家庭と新人家庭の体験交流)

Q⑧.子どもが病気になった時、どのような対応をするか?
 A.医療行為はしないが、ハーフタイムの看護婦が観察。

【保育所について】
利用者数 : 30~35名在園
開所時間 : 7時~18時30分
保育対象年齢 : 0歳~3歳
クラス運営 : 3ヵ月~1歳、1歳~1歳半、1歳半~3歳。
       基本的には年齢別保育だが、個々のレベルに応じた習熟度別対応もある。保育しは部屋の片隅で椅子に座って子どもを観察しながら、子どもの介助をする。
職員数 : 10名で時間差勤務
入所基準 : ①スカルベーク地区在住者
       ②両親が就労
       ③保育料が納入できる(1週間で4日、月16日)

【給食担当者による説明】
①6歳までが、11時~13時の間ランチルームを利用。弁当or給食、温かいor冷たいメニューか、いずれかを選択できる。給食は献立作成も含めた業者委託。
②現状として、約120名が利用。アレルギー除去も対応可能。食事代は個人負担
③ランチルームでは、食べ始めは同じだが、食べ終わったら一人一人片付け、自分の動きをする。


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