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2007年06月20日
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カテゴリ: 中国語

日本語と中国語


劉徳有さんの名前を知ったのはサイマルから出ていた『 日本語の面白さ-中国人が語る日語趣談 』や『 日本語の旅-中国人の再発見 戦後日語新探 』を中学・高校時代に読んでから。(両書とも現在は入手困難)

日本での著作の出版は久しぶりである。

中国切っての知日家である氏の文章は、中国語と日本語に関する深い洞察だけにとどまらず、日中関係を考える際の有益な示唆に満ちている。

昨年も氏による『 時光之旅-我経歴的中日関係 』(商務印書館,1999)を読んだが、戦後の日中外交の現場において常に最前線で活躍されてきた氏の人生はそのまま戦後日中関係史を体現している。



時は流れて 日中関係秘史五十年(上・下)

この新著では、古稀をとうに過ぎているとは思えない瑞々しい感覚で、現代の日本や中国のコトバを俎上にのせて、独自の文化論が展開される。

中国語を始めて随分になるが、氏の著作を読む度に、自分がまだその登り道のふもとにいることを思い知らされる。中国についてもまだまだ知らないことがあると痛感すると同時に、ネイティブカルチャーであるはずの日本についても実はまだよくわかっていないことに愕然としてしまう。

でも、それは脱力感にはつながらず、日中間に横たわる困難に立ち向かうための、新たな元気を与えてくれる。

新刊である、ご自分の日本語とのかかわりを中心に綴られた半生記『 わが人生の日本語 』にも大いに啓発され、胸を打たれた。

中国語を学び、中国となんらかの関係を持っている人には、ぜひ読んでもらいたい一冊。





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最終更新日  2007年06月20日 10時58分44秒


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