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2010.08.14
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私は、目が覚めた。
私の部屋だった。
起き上がると、テーブルの上にあの玉手箱が置いてあった。

「そうか、やはりあれは夢ではなかったのか。」
私は、昨日のことをゆっくり思い出していった。

私は、無性に海が見たくなったのだ。
別に、会社をクビになり、全てが嫌になったという訳ではなかった。
確かに、そのことはショックだったし、これからどうしよう?という焦燥感も湧いて来たが、だからといって何もかもが嫌になった訳ではなかった。
あのとき、なぜだか無性に海を見たくなったのだ。


私は海中で何の違和感もなく、呼吸し、泳いでいた。
不思議だったが、どこまでも、いつまでも海中を動き回れる気がした。

そして、あの浦島太郎に出会ったのだ。
小さい頃、見聞きしたおとぎ話の中に登場する浦島太郎、そのままだった。
何かの冗談だろうと思った。
しかし、そうではなかった。

浦島太郎は、私にあの有名な玉手箱を手渡した。
そして、玉手箱の中の玉について取説した。

それは、人の心が読める効果があるらしい。
ただし、ヘソに着けなければならず、しかも一度着けると取れなくなるらしい。
これを着けてしまうと、私の大好きな温泉に入れなくなるのかな?

私は着けるべきか迷った。

そのためにも、まずは玉手箱を開けて、中身を確認する必要がある。
浦島太郎は、箱を開けた時に、もう煙は出てこないと言っていた。
しかし、本当だろうか?
私は、開けるべきか迷った。








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最終更新日  2010.08.14 10:10:04
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