わたしのいちばん与えにくいもの
最初に与えなければならないもの
それは ゆるし
ゆるさないとすぐ壁ができ
壁は牢獄をつくる
共感は反感に
団結のあったところに今は決裂がある
友情は敵意に
愛は憎悪に変わった
わたしはそれで悩み
それにこだわる
戸はとざされ
陽がさしこまない
生活は鉛のように重くなり
心の奥底では救いをあこがれる
ゆるしは ひとつの創造
自分とひとに
新しい可能性を創りだす
ゆるす――――
「七の七十倍まで」かぎりなく
なぜなら
わたし自身も同じだけゆるしが必要だから
「理解し ゆるすこと」 フィル・ボスマンス
~「こころのビタミン」女子パウロ会 永野藤夫訳~