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2007年11月22日
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カテゴリ: 映画・テレビ





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報知新聞が選ぶラズベリー賞ならぬ「蛇いちご賞」 作品賞に「蒼き狼」監督賞に井筒和幸&松本人志

12月から始まる映画賞レースを迎えるにあたり、一足早く、米国の悪評、珍品映画を
選ぶ「ラズベリー賞」に由来する「第4回蛇いちご賞」がこのほど決定した。
スポットライトを浴びる名作、ヒット作の陰に隠れた珍品の数々や、公開前とは
うってかわって話題に上らなかった作品、演技に思わず首をかしげてしまった俳優を
映画担当記者が独断で選出。決してもらってもありがたくない賞に輝いたのは―。

◇第4回蛇いちご賞◇

男優賞 田村正和
女優賞 菊川怜 長谷川京子
新人賞 Ara 松下奈緒
監督賞 井筒和幸 松本人志
特別賞 沢尻エリカ


 【作品部門】 ◆最多スクリーン…「蒼き狼」

 A 何と言っても当時、邦画実写映画で最多となる444スクリーンで大々的に封切られた「蒼き狼~地果て海尽きるまで~」は挙げざるを得ない。総製作費30億で興収は14億(推定)。こけ方のスケールもケタ違いだったね。

 B オール・モンゴルロケにする必要はあったのかな? 角川春樹氏が「天と地と」の再現をしたかったのだと思う。



 D 主演の反町隆史は頑張っていたけど、それ以外は珍品臭いっぱいでツッコミどころも満載。色んな意味で大スケールに合わせ、こけ方も半端ではなかった。

 E ヒットした作品の中でも「西遊記」の完成度はいかがなものか。テレビの延長で家族で見に行った人が多いんだろうが。

 D 使っていたCGも安っぽく見えた。SMAP香取慎吾の人気と公開後にフジテレビの27時間テレビを使って行った宣伝も辟易(へきえき)だった。

 B 「パッチギ! LOVE&PEACE」も前作の好評がウソのよう。井筒和幸監督は「反日ではない」と言い張るけど、前作のファンの思いを裏切ったことは間違いないね。

 A 松本人志の初監督作品「大日本人」はもったいぶって最後までベールに包んだままだっただけに期待した。しかしフタを開けてみるとバラエティー番組の1コーナーでしかなかった。ガッカリした。

 D 井筒監督も松本も自分の作品をきちんと省みて他人の映画を語って欲しいものだ。

 C カンヌ国際映画祭のグランプリ作品「殯の森」(河瀬直美監督)はリアリティーが欠けていて国内での評価は低い。北野武監督「監督・ばんざい!」も相変わらず理解不能の部分が多い。海外と日本の評価の大きな評価の違いはおもしろいね。

 D これもまたリアリティー不足だった石原慎太郎都知事が製作総指揮を執った「俺は、君のためにこそ死ににいく」は、アップがほとんどなく誰が誰だかさっぱり。独り善がりの典型だ。

 B あれだけ大風呂敷広げた都知事は公開初日の舞台あいさつに欠席であ然。しかも後になって「あれは失敗」と認める始末。気づくのが遅いしキャストに同情する。

 C 話題倒れと言えば石原真理子が監督した「ふぞろいな秘密」。初日の夕方にすでに閑古鳥。お金は払ったのはまだ我慢するが、時間を返せと言いたい。

 A 今年は例年に増して話題に上った珍品系が目立ったね。「蒼き狼―」が断トツで作品賞に決まりでしょう。



 A 男優はどうか。

 B 今年は映画賞の最優秀男優賞を選ぶのも難しい混戦模様だが「蛇いちご」を選ぶのも難しそうだね。

 C 「ラストラブ」の田村正和はどう? 64歳にしてなお、二枚目を演じきろうとしてる演技は見ていて苦しいものがあった。

 D 撮影現場を取材したけど、OKかどうかはすべて田村正和の判断だったようだ。まるで誰が監督か分からない。

 E 14年ぶりの映画出演だったけど、演技はいつもの“あの気取り芝居”で変わりなし。スターさんだから仕方ないんだけどね。久しぶりの映画だけに時代劇をやって欲しかった。



 D 本人も公開初日の舞台あいさつで「きょうで全部お役ご免。ホッとしている」と逃げ出したいかのようなコメントをしていた。自分でも納得していなかった様子だったのが救い。

 A ほかに目立った男優が思い当たらない。満場一致で決定。

 【女優部門】 ◆観客を現実に戻す菊川怜 空気を止めるハセキョー

 A “不作”の男優とは対照的に女優は“豊作”で絞るのが大変そうだ。楽しみ、楽しみ。

 B まず目に付いたのは「蒼き狼―」のヒロインを演じた菊川怜。出てきた瞬間、映画の世界から一気に現実の世界に引き戻された。

 C 最近は事あるごとに大根ぶりが取り上げられるのがすっかり“恒例行事”になった長谷川京子も主演がないのに挙げないわけにはいかない。「愛の流刑地」の検事役では、出演シーンで見事にいつも空気を止めていた。共演者が芸達者だっただけに足の引っ張り度が際立っていた。

 D 「大帝の剣」は、おバカ映画だったのが救いだけど「こんなに頑張ったのに」と胸を張るのはどうかな。

 B 松嶋菜々子も気になった。「犬神家の一族」ではやはり前作の島田楊子に及ばず。「眉山」では母親役の宮本信子に圧倒されていて気の毒でした。

 E 伊東美咲も、田村正和とともに「ラストラブ」で2人そろって蛇いちご級の熱演を展開。

 A 「Life 天国で君に逢えたら」での“珍演”はそれほどでもなかった気がするので、1分け1敗といったところか。

 B それじゃ菊川怜と長谷川京子の2人で決定だね。

 【新人部門】 ◆出るのが早すぎたAra 演技力が未熟な松下奈緒

 A 今年も期待の新人が続々とスクリーンを彩ったけど、誰が気になった?

 B またも「蒼き狼―」になるけど、Araはかわいそうだった。日本に来たばかりということもあって、抑揚のない日本語も聞いてられなかった。

 E まだ出るのが早過ぎ。もっと基礎を積んで出ればいいのに、大人の意向で無理やり駆り出されたところはかわいそう。モンゴルの過酷な自然の中でハードな生活しているのに髪が尋常じゃないくらいサラサラヘアだった。

 C 「未来予想図~ア・イ・シ・テ・ルのサイン」に主演した松下奈緒も、陳腐なストーリーテリングに問題があったとしても演技力に欠けていた。まだまだ未熟だね。

 D 「檸檬のころ」ほか3本の主演作を含む4作に出演して頑張っていた榮倉奈々も、出演作でヒットがないのは悲しいところ。

 B 榮倉はこの先もどんどんいい役に恵まれるだろうから、今後の成長に期待。

 A 演技のインパクトから言って、Araと松下の2人でいいと思う。

 【監督部門】 ◆松本人志初監督ガッカリ ファン裏切った井筒監督

 A 蛇いちごにふさわしい監督は誰か。

 C 話題性と見て失望させるという多くの“被害者”を出した点においては松本人志が断トツか。カンヌなど海外でみた外国人もさぞ、困惑しただろう。テレビのように思い通りにはいかなかったことは本人も気づいたのでは。

 E 井筒監督には物申したい。そして最近は自分が見てもいない作品をコケにするのは映画人、としてどうなのか。聞いていて不快感を覚える。監督した作品以前の問題だと思う。

 D 大友克洋監督も。「蟲師」ではオダギリジョー以下、豪華面々がそろっていたにもかかわらず、生かせなかった。

 B 大友監督は一部では巨匠と崇められている。でもアニメ作品では評価されていても、実写はダメなのかな。

 A ほかにも気になる監督はいるが、今年は期待はずれの松本とファンを裏切った井筒監督で決まりだね。

 B、C、D、E はい、この2人の大先生に贈ることに賛成です。

 【番外編】 ◆歴史に名刻んだエリカ様

 A 作品や演技だけでなく、今年の映画界を揺るがした騒動では「クローズド・ノート」に主演した沢尻エリカに触れないわけにはいかない。

 C 3言だけの不機嫌あいさつは、舞台あいさつ史上、歴史に残る迷言となりました。語り継がれることでしょう。

 D 作品のイメージはぶち壊したけど、皮肉にも興行の数字は伸ばす結果にもなった。実際、劇場にも気になって見に来たという人の姿がチラホラ見受けられた。

 E これからこういった逆効果を期待した宣伝が出てこないとも限らない。それも困ったものだ。

 B どこの部門にも当てはまらないけど、今回は特別賞ということで 。(報道より)


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最終更新日  2007年11月22日 23時22分54秒


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