キネマトホン

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2024.05.25
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カテゴリ: 本・朗読


1927(昭和2)年「新青年」11月号初出。朗読時間約17分。 河村八九郎は今年二十歳の二重人格者で、第一人格の大星由良之助と第二人格の高師直が数日数時間後に交互に入れ替わる。ところがその入れ替わる間隔がだんだん短く狭まってきて、このままいくと二人が衝突し自殺するハメになってしまう。これを阻止するために白羽の矢が立ったのが鬼頭博士だったが、彼が提示した「交替時間が極度に短縮されたとき、たった一つ、時間をのばす方法」というのが結末ながらピンとこず「??」のまま完。いや雰囲気はわかるんすけど。だって「高速度映画撮影機」って。スローモーションで仇討ちを避けるみたいな?脳内ではそれで解決するのか。ま、途中の鬼頭博士の治療方法のエピソードは面白かったけど。ちなみに大星由良之助と高師直とは人形浄瑠璃「仮名手本忠臣蔵」の登場人物で主君の仇の師直を由良之助が討ち取る。なんで二人が出会うとヤバいのです。設定はさすがにめちゃ面白い。







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最終更新日  2024.05.25 16:24:04
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