書きたいことがうまく頭の中でまとまってないのと、ちょっと説明が複雑になりそうなので、まずは本日の登場人物(予定)紹介。
R・・・私と同じアパートに住むお友達。カナダ人。
C・・・私が今月から通い始めた市民英会話教室の先生。フィリピン人。ムンさん(後述)の知り合いでもあることを後から知った。ムンさん・・・以前、湿地保護に関する団体で働いていた韓国人。育児のため中断していたが、近いうちに復帰予定らしい。
キムさん・・・「国際言語交流センター」の発起人。韓国人。
Jオンマ・・・アパート内の韓国人ママ友達Tオンマ・・・ 同上
ひょんなことから、「国際言語交流センター」というボランティア団体に所属することになってしまった。キムさんが代表として立ち上げて、まだ8ヶ月という日の浅い団体。
どうしてこうなったかというのが、ちとややこしい。
もともとは、ムンさんがどこからかRの存在を知って「湿地保護団体」に関する書類の監修(校正チェック)をオファーしてきたところに、ちょうどRとランチの約束をしていた私が鉢合わせして、「オモ~、日本語の書類も扱ってるんです。協力してもらえますか?」と頼まれた。この時は、多くはないけど報酬もいただけるという話だった。
Rは「湿地保護団体」の書類を仕上げて、報酬を受け取った。私は履歴書を求められて提出したきり、仕事自体は無かった。代わりに「保護団体」の主催する湿地見学ツアーに行かないかと誘われた。「言語交流チーム」の皆さんも誘ってるので是非一緒に。。と言うムンさん。Rも誘われたけど、「言語交流チーム」って何!?保護団体の中に翻訳担当の部署みたいのがあるのかなーぐらいに思ってた私達。ちょうどその週末は別の予定があったし、参加しなかった。
で、数日後に実際来た仕事。30ページの韓国語の書類を3日で日本語に訳してくれと言う。とりあえずやってみると1ページに30分かかる。全部で約15時間。原文自体がQさんが読んでも意味不明な部分もあったりして(英語→韓国語にしたものなのか?)さらに時間がかかりそう。ムチャぶりするな~とかなり憤慨しつつ、ムンさんに提出期限を延ばせないか相談してみた。でも、どうもムンさん自身が管理する書類ではないらしい。内容も「湿地保護」と全然関係ないし。一応引き受けた以上は責任持ってやりたい主義の私。子供達のいない昼の時間、夜寝かした後にそれこそ家事ほっぽりだして時間を捻出して仕上げた。
提出後、報酬に関して聞くと「まだはっきりとわからない」とのこと。
はい!?く、くれるよねぇ??
それから数日後、ムンさんから「ランチを一緒に」と連絡があった。Rも誘われたけど、用事があって行けない。まさか報酬がランチおごって終わりってことはないよね!?
朝、ムンさんにきっちり確認してくるよ!とRと約束し(Rも最近の2件の監修に関しては報酬もらってなくて、メールしても返事がこないという)、出席してみると、10人同席のランチ会だった。みなさん、キムさん主催の「言語センター」のメンバー達。そして驚いたことに、私もメンバーの一人になっちゃってた!いつの間に。。
世間は狭いもので、Cも誘われてメンバーになってた。こんなとこで会うなんて~。私が一番最初に到着して、2番目に来たC。どんな集まりなのか聞くと「翻訳グループ」の集まりだけど、Cも2ヶ月ほど前から頼まれて始めたので詳しくは知らないらしい。
キムさんは去年まで6年間日本に住んでいたんだけど、お子さんがいないこともあって、社会活動に積極的で大学院に通ったりもしていたらしい。韓国に戻ってきて、何か奉仕活動のようなものがしたいと思って立ち上げたそうだ。当初の考えでは、韓国内に出回っている表示板、案内などなどの外国語表記があまりにお粗末で(みんな、知ってるよね~♪)そういう部分を翻訳チェックしたりするボランティア団体を目指していたらしい。
クチコミやコネで、英語に関心のある(ボランティアがてら勉強にもなればと思ってる)アジュンマ達を集めていたところに、近所にすむムンさんが協力者となって、知り合いのRやCや私をキムさんに紹介したというわけ。
ここでかなり憤慨したのが、何の説明もなく知らない間にメンバーになってたこと、そしてムンさんと交わしたはずの仕事オファーだったのに、いつの間にか別の団体(というか認定を受けてるわけじゃないので「集団」と言った方が正しいかも)のために翻訳をして、しかもその団体が基本ボランティアで奉仕してるって!
チャウォンボンサ(志願奉仕)、良いことだと思うよ!でも、難しい側面もある。育児がやっと落ち着いてきて色々自分のやりたいことが多い今は、正直ボランティアに時間をさくのはちょっと。。ってゆーか、勝手にメンバー登録されてるってどうよ!?
風波立てたくないタイプの私も、さすがに訴えましたよ。30ページに追われた3日間。。
キムさん、熱意を持って弁解してくれました。立ち上げてから役所相手に営業したり、プロモ活動をしたけど思うようなオファーが来なかったとか、方向性を修正する必要があるとか。今後は今回の30ページのような仕事は引き受けず、環境や文化関係で奉仕者達のモチベーションがあがるような活動を広げたい。近々チャンウォンで「ラムサール環境シンポ」なる世界的にかなり権威あるらしいイベントがあるけど、そういう類のものに携わっていきたい。。どうか助けてください、って。
熱意にほだされて、メンバー登録に名前残すことにした。本当にキムさんが団体の代表としてそこまでできる人なのか。。わからないけど、しばらく見守ってみることにした。
あ。今日のタイトルなんですが。。
RとCには「監修(チェック)」に1ページあたり1万ウォン払うんだそうです。私とRが友達なので、隠しておけないと思ったのかバラしてくれました。
で、私にはボランティアしてほしいんだって! へ!?
「他の人達はみんな無償でやってるのに、KiyoPさんにだけに払うとなると色々意見も出てくるだろうし。。」って。 へ!? じゃぁ、RとCは?
「他のとこにも問い合わせしたけど、英語ウォノミン(言語民)の人達は受け取らなきゃいけないと決まってるらしいんです」へ!?誰がどこで決めたの?
聞くと、今までキムさんとその他数人の日本語担当韓国人ボランティアがした翻訳を、東京にいるなんちゃら教授に送ると無償でチェックしてくれてたとのこと。
いや、私もチェックだけならボランティアしますよ。でも翻訳は時間もかかるし。。全くの無償は辛いことをアピールすると、他の日本語担当ボランティアから不満がでないかと言う。じゃぁR&Cへの不満は出ないの?ウォノミンだから?
私も一応日本語ウォノミンなんですけど。。
キムさんの懐事情もわかるので、とりあえずは「考えてみます」との一言をもらった時点で追求終わりにしました。
とにかく韓国では英語がもてはやされる。(もちろん世界の共通言語と言ってしまっても過言ではない英語だから、日本でも英語熱は昔から存在するし、私だって留学した立場だし。)
特にここ最近、その傾向に拍車がかかっているような気がする。イミョンバク大統領の「イングリッシュ セカンドランゲージ政策」の影響?
ここだけの話(笑)、Rは数人の韓国人児童に自宅で個人レッスンをしているが、週一回一時間がなんと5万ウォン!一人の生徒から月20マンウォンよ~。それだけの金額を出す親がいくらでもいるということ。Rにはコナっちと同年齢の娘がいるので、文化センターに3ヶ月一緒に通っていたが、その時も待合室で「6歳児3人グループに英語教えてくれませんか」系のお願いをしにくるママ達が3組も出没。
なぜか皆私に通訳してくれって頼むし!私、マネージャーじゃないですから。それに、あの~日本語はご入用じゃないんですね。。
かと思えば、「下の子もオリニチブに入れて、昼間何してるんですか?日本語教えたりしないんですか」って質問もよーくされる。
「うちの子に日本語教えてよ~」って言ってくるママも多い。
でもさ、皆さん。。かなりお安く見積もってない!?少なくとも20万ウォンなんて絶対出さないだろうな~。
韓国人ママ友のJオンマ&Tオンマとの会話。
J「コナっちももう4サルで落ち着いてくるし、そろそろ本当にうちの子(小2)に日本語教えてくれない?」
KiyoP「うーん、そうねぇ。。放課後に友達と日本語勉強すればヨルっちにとってもいいだろうし、やってみてもいいんだけど。友達価格で安くしとこっか?」
J「え~!?タダじゃないの!?」
T「何言ってんのよ。教材代とおやつ代ぐらいは、ねぇ。出さないで教わろうなんて甘いわよぉ(結構マジ顔)」
さらに、Tオンマ、「ヨルっちと同学年をよんでやりたいなら今しかないわよ。3-4年生にもなったら日本語習わせようなんて親どこにもいないから。みんな当然英語、第2外国語としては中国語が必要だからね~」
もし色んな言語を売ってるお店があったら、日本語は破格セール売り出し中!って感じ!?
って、もちろんお金で計られるべきものじゃないけど、ね。なんとなく感じてしまったわ。
私が今交流してるのがママ達中心だから余計にそう感じるんだろうな。ちゃんとお金払って大学や学院に熱心に通う人達はまだまだ多いだろうし、先生側もちゃんと日本語教師の資格を持ったりして熱心に教えてるはず。
でも、やっぱり「英語ペラペラに憧れる」。これって、一種の東洋人の性なのかなぁ。
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