2002年10月30日
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私は十代のはじめ頃から、
自分は普通ではないんじゃないかと思っていた。
普通ではないというのは、感覚が、ということではなくて、
精神的になにか病気や障害を持っているんじゃないかと思っていたのだ。

ただし、不安がっていたわけではない。
「原因が知りたい」という感じだった。
原因がわかれば諦めがつくし、もしかしたら対処方法があるかもしれないからね。

どこが変だと自分で思っていたかといえば、
いくつもあるわけだけど、全部書き連ねてもしょうがないので、

それは、感受性が鋭すぎることだった。
自分で言うのもなんだけど、私は、幼い頃から、
周囲の空気や相手の気持ちを敏感に察する子だった。
だけど、察しすぎるのだ。
極端に言えば、相手が何も言わなくても、
ちょっとした目つきや仕種から、不安になったりしてしまう。
必ずしも考えすぎばかりでもなかったけれど、
被害妄想的な受け取り方をしてしまう所はあったと思う。
子どもっていうのは感受性が鋭いものではあるけれど、
自分のは、ちょっと度を越していたように思う。

とにかく、敏感に察してしまう私は、

反面、相手が自分でも意識していないような悪意を敏感にかぎとって、
激しく、傷ついたり怒ったり泣いたりしてしまう子でもあった。
とにかく感情が急がしいのだ。
まわりも困るだろうけど、本人も疲れる。

大きくなるにつれて、少しづつは、

表面にあまり出さないようになっただけで、
心の中は相変わらず、冬山のように天候が変わりやすかった。
晴天、大嵐、晴天、猛吹雪、みたいな(笑)
それでも中学に入るまでは、
何かの病気じゃないのか?なんてことまでは考えてなかったのだけど。

無理にコントロールしようとしたことが引き金になったのか、
母の精神状態がまずいことになっていたことでストレスが積もり積もってしまったのか、
中学時代の真ん中へんくらいから、
10円ハゲができはじめ(幸い人には気づかれなかったけど)
吐くほど食べ続けるという(過食症か?)症状にも見舞われ、
四六時中腹痛に苦しむようになった(食べすぎじゃないよ)不眠にもなった。
そのうえ、対人恐怖症ってやつなのか、
特定の友人以外とはまともに口がきけなくなった。
頭の中から言葉が消えるし、赤面するし、心臓バクバクだし、変な汗は出るし。
特定の友人といる時は会話できたけれど、
今度は「この人、今、つまんないんじゃないか?」ということが気になってしまい、
やっぱりリラックスできない。
嫌われることに対しての不安は意外にもほとんどなかった。
変だと思われないか?の方が気になって、
それどころじゃなかったからだ。

さすがに、まずいんじゃないか?という気がしていたけれど、
人にどう説明していいのか、どこから説明していいのかもわからなかったし、
相談すべき母の精神状態もまずいことになっていたし、
なんでも話せる友達もいなかったので、一人で困っていた。

もともと自分は変じゃないかと思っていたけど、
その時期に、やっぱり普通じゃないなと思った。

その頃から、それらしい病気の本をいっぱい読んで、
自分と同じ症状はないかと探すようになった。
似たようなのはいっぱいあったけれど、
完全にばっちりビンゴなのは見つからなかった。
なんていうか・・・どれも、
「いや、自分はこれほどではないな」って感じで。
数年前にようやく、ADDを知って、
「これかもしれない」と初めて思った。
思ったけど検査していないので本当にそうかどうかは、
はっきりしていない。
(検査に行かない理由は長くなるので、また今度)

結局、今の段階では、自分がなんなのかはわかっていないのだけど、
とにもかくにも思うのは、
自分が生きにくいタイプであるということだ。
たまに日記に書いているけれど、
私は常に「生きてるだけで精一杯」という感じを持っている。
生きてる方が死ぬよりましだし、
自殺という行為がイヤだから、生きている。
どうせ生きるなら、ちょっとでも楽しく生きなくちゃって感じでいるけどね。

私のように、生きにくいタイプの人って、
抱えてるものは違えども、他にも、たくさんいると思う。
これはもう、持って生まれたものだと思う。
荷物を抱えて生まれてきちゃったというか。
こんなことを言うと、
「みんなつらいけど頑張ってるんだ。
  生きにくいタイプに生まれて来ちゃったなんて戯言を言うな」
と怒る人もいるかもしれないけれど、

私も含めて、このタイプの人は、
感受性という、頑張れば完治するような部分じゃない所で、
困っているのだ。
って言うか、既に、頑張ってるのだ。
それで、表面上はなんとかやってくことはできてるわけだが、
心の中はどうにもできず、くたびれる。で、
「あーあ、なんでこんなふうに生まれちゃったのかな」
と、こぼしたくなる日もあるわけさ。

今、私は、完璧じゃないけど、一応は、
感受性を鈍くするコツを覚えたので、昔よりは、ましになった。
また、
私は変なのさ、だから変と思われてもいいのさ。
って感じで、人にどう思われるかが気にならなくなり、
むしろ面白がれるようになったのも良かったと思う。
おかげで心がくたびれる回数が減った。
中学時代ほど、一気にドカンと、困った症状に見舞われたりもしていないし。
それでも、やっぱり、
「あーあ、なんでこんなふうに生まれちゃったのかな」
と、嘆きたくなる日はあるのさ。しょぼん。

ブルーハーツでも聴いて、元気だそう。


今日の本・『心が雨漏りする日には』中島らも
今日の一曲『TRAIN TRAIN』ブルーハーツ






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最終更新日  2002年10月31日 01時49分17秒
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