元普通のサラリーマン11年。青年起業家の挑戦と心がけ

元普通のサラリーマン11年。青年起業家の挑戦と心がけ

2003.10.12
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  私たちが成功を考えるとき、まず考えなければならないのが、個人的な
  成功についてです。つまり、公的な成功を考える前に、まず個人的な成功
  を考えなくてはならないということです。


   公的な成功は、友好的な人間関係、つまり「相互依存」関係が確立され
  ていることが必要です。
   しかし、公的な成功をあせるあまり、無惨にも壊れてしまった人間関係
  があまりにも多いのです。人間関係を維持するのに必要な人格を育てずに
  効果的な人間関係を作ることは無理なのです。
   安易な方法で人間関係を築き、相互依存関係をつくることは絶対に不可

  他人と共に成功することなどできません。

   まず自分が成功するためには、自制心と自己コントロールが必要になり
  ます。自分のことを知らずに自分をコントロールすることは不可能なので
  す。
   他人のことを好きになるには、まず自分自身のことが好きでなければな
  らない、と言われますがまさにその通りです。しかし、自分をよく知り、
  自分のことをコントロールできなければ自分を好きになることは難しいで
  しょう。もし、好きになれたとしても、それは上辺だけの思い込みに過ぎ
  ないことでしょう。
   相互依存の関係は、自立した人間にしかできない選択なのです。真の自
  立を達成する意志の強さがなければ、人間関係のスキルをいくら磨いても

   仮に、様々な条件や環境が良く人間関係が良好に保たれているように見
  えたとしても、その関係を維持する土台がなければ、ひとたび困難が訪れ
  れば、たちまちその関係は崩れてしまうことでしょう。

   人間関係に必要な要素は、私たちが何を言うか、何をするかということ

   私たちは、自立に必要な自己責任、自己リーダーシップ、自己管理能力
  の欠如に悩むことがあるでしょうが、いつの間にかその状態に慣れてしま
  い、自立能力が不足したまま生活することが多いのです。
   しかし、ひとたび人間関係において問題が生じると、それらの問題が強
  く心を痛めるようになります。そして、どうにかその痛みを和らげようと、
  上辺だけのテクニックに走り、慢性的な問題(自立能力の不足)を置き去
  りにし根本的な解決から遠ざかってしまうことがあるのです。

  信頼残高という考え方

   効果的な人間関係を築くために、私は、あなたに「信頼残高」という考
  え方を提案したいと思います。
   銀行口座と同じく、人間関係において築かれた信頼のレベルを表す表現
  が「信頼残高」です。ある人が誰かと接するときに、何を基準に自分の態
  度を決めているかといえば、この信頼残高の量なのです。

   礼儀正しい行動、親切、正直、約束を守るなどの行動を通して信頼残高
  をつくれば、そこにいくらかの蓄えができます。そして、些細な間違いを
  犯したとしても、それまでの信頼残高がそれを補ってくれるのです。コミ
  ュニケーションにおいて不明瞭さがあったとしても、好意的に相手はその
  真意をくみ取ってくれるようになります。
   したがって、信頼残高の多い人間関係はコミュニケーションもスムーズ
  になり、実にシンプルで効果的なものになります。

   しかし、無礼な態度や自分勝手な振る舞い、脅し、不必要で過剰な干渉
  などの行動が多ければ、信頼残高は不足になり、硬直化したコミュニケー
  ションしかできなくなってしまします。
   そうなると、まるで地雷の上を歩くようになり、言葉ひとつひとつに気
  を遣い、相手の顔色をうかがいながら、言葉を選んで話をしなければなら
  なくなります。
   組織でこの状態になると、ご機嫌とりや政治工作に走り、自分の利益を
  守ることだけに集中するといったことが蔓延することになります。これは
  現在、多くの組織で見られる現象です。そして、多くの家族や夫婦が同じ
  ような問題を抱えています。

   たとえば、子供に向かって、日常会話の中心が次のようなものになって
  いませんか。
   「勉強はしたのか。部屋を掃除しなさい。だらだらいつまでも遊んでい
  るな」
   また、夫婦の関係において、相手を激しくののしったり、相手の話を無
  視したり、あげくには高圧的な支配によって家庭内をまとめようとしたり
  ・・・。
   このような状態に陥ってしまった家庭があまりに多いのを目の当たりに
  して、私は非常に心が痛みました。
   家庭内においてこそ、信頼残高の預け入れを継続的に行わなければなら
  ないのです。
   もし、信頼残高を不足させる行為を行い続けると、重要な問題に直面し
  たとき、望ましい解決を見いだせなくなる可能性が出てくるのです。

   子供が自分の将来に関わる重大な結論をださなくてはならないときに、
  あなたの信頼残高が不渡り状態になっていれば、コミュニケーションは閉
  鎖的となり、機機的で、あなたの話を聞き入れないばかりか、抱えている
  問題すら話そうとしないことでしょう。
   また、夫婦間で信頼残高が破綻したあげく、世間体や子供の存在のため
  に別れることもできずに、家庭内で冷戦構造をつくりあげることも少なく
  ないでしょう。あるいは、裁判所で、延々と相手の罪を告白し、何年にも
  わたって自尊心を傷つける争いを広げるかもしれません。

   地球上でもっとも親密で、充実し喜びに満ちた関係であるべき家庭内に
  おいてさえ、信頼残高を増やすことに失敗する人たちがいるのです。それ
  は、信頼残高に関しての知識が不足していることにも要因があるのです。

  6つの大切な預け入れ

  信頼残高を増やすために、6つの預け入れを提案したいと思います。

  1.相手を理解する
   まず、相手を理解しなければ、その人にとって何が預け入れになるのか
  知ることはできません。
   あなたにとって預け入れになること、たとえば食事に出かける、映画に
  行くなどが、相手にとって全く預け入れにならないことがあります。逆に、
  些細なことが、相手にとっては一大事であることもあるのです。
   相手の関心事やニーズに合っていなければ、預け入れのつもりでしたこ
  とでも引き出しになることさえあるのです。

  2.小さな事を大切にする
   小さな心遣いと礼儀は、非常に大切なことです。逆に、小さな無礼や不
  親切、無神経は、大きな引き出しになりかねません。
   人間関係において、小さな事は大きな事なのです。


  3.約束を守る
   相手にとって大切なことを約束しておきながら、それを守らないことほ
  ど大きな引き出しはありません。次に約禾をしても、信じてもらえなくな
  ります。
   約束が守れない状態になったときは、状況を度外視してでも約束を守る
  か、あるいは相手に説明し、約束から開放してもらえるように同意を求め
  るかのどちからをすべきです。

  4.期待を明確にする
   人間関係においては不明瞭な期待像が、誤解や失望、信頼の引き出しに
  なっているのです。相手はそうするだろうと、暗黙の了解でその役割分担
  を行ったつもりが、相手はそのように考えていなかったため、あなたの期
  待通りに物事が進まなかったという体験があるはずです。
   夫婦関係、親子関係、上司と部下の関係と、役割と期待を明確にしなか
  ったことによるトラブルは尽きません。
   期待を明確にするというのは勇気のいることですが、現実を直視するこ
  とよりも現実を理解しているつもりの方が危険であることを忘れてはいけ
  ません。

  5.誠実さを示す
   誠実さの欠如は、信頼残高を増やすための努力を台無しにしてしましま
  す。
   誠実さには統一された人格が必要になります。つまり、心に二面性を持
  たせてはいけないということです。
   その場にいない人を非難したり、相手が目の前にいるときだけ調子を合
  わせてしまう人を誰が信頼しようとするでしょうか。言ったこととやって
  いることに違いがあれば、そこには誠実さは見いだせません。

  6.誠意を持って謝る
   信頼残高の引き出しをしてしまったら、誠意をもって謝らなければなり
  ません。素直に心から謝ることは、高瀬な人格を必要とする行為です。
   自分が確立されていない人は、謝ることを恐れるものです。人から弱い
  人間だと思われはしないか、つけこまれたりしないかと怯えているのです。
  したがって、口から出る謝罪も上辺だけのことになります。
   したがって、心から謝罪するには、しつかりとした自分という土台がな
  ければならないのです。
   人は間違いを犯します。しかし、人は間違いを許すこともできます。た
  だ、許せないのは、人の心のあり方が間違っている場合です。






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Last updated  2005.07.25 23:00:00
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