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少し前になりますが、「モネ 連作の情景」に行ってきました。モネ大好きですから、絶対外しません!時間は全然ない時期でしたけど、ゴリゴリと予定をこじ開け、チケットも前売りで予約しました。正直に言うと期待したよりこじんまりした展示内容でしたが、キラリと光るものもたくさん見つけてきました。展示は初期の作品から始まっています。モネも多くの画家と同じく、出だしから順調だったわけではありません。当時、権威を誇っていたサロンでは認められず、別の場所に活路を見い出して行きます。モネは光を求めて外へ。私はモネが外に出てくれて心から良かった、感謝という気持ちですよ!そこで生まれた作品たちはキラキラと輝きを放ち、自然そのものを眺める以上に、自然の美しさを感じます。モネの目というフィルターを通して、私が目にしている世界は本当に美しいですから。最晩年、画家としてもっとも大事な視力を失い、光を失いつつありながらも、描くことを決して辞めなかったモネの、静かでありながら強固な精神にはひれ伏すばかりです。今回の展示は、モネの連作を追っているわけですが、同じ場所・同じ構図を、モネは天候や時間、季節による光の効果の違いによって描き分けています。この感性、この視点に引き寄せられてしまいます。『積みわら』の連作は私が初めてモネの魅力を知った特別な作品です。「この人の目に映る世界はこんなに美しいのか!」と感銘を受けました。私の好きな『睡蓮』の関連作品は控えめで、オランジェリー美術館大好きな身としては、少しさみしさもありましたが、来年どうやらまたモネの大規模な展覧会も予定されている様子!なので、よしとします。会場で最後に展示されていた『薔薇の中の家』という作品が一番好きでした。色づかいが美しくて、ずっと見惚れていました。そして最後、ミュージアムショップできっちりやらかして帰りました。睡蓮柄の靴下やら、『テムズ川のチャリング・クロス橋』を柄にしたクッションカバーやハンカチ、クリアファイルなど、がっつり購入。靴下、気に入ってしょっちゅう履いています。これからモネ展に行く時はこれ履いて行こう。なんで自分がしじゅう緑や水色や紫ばっかり着ているのか、ちょっとわかりました。私はモネの絵の中で生きていたいのかもしれない。スカーフ 名画スカーフ(モネ「睡蓮」) ゆうパケット ファッション 小物 有名画 レディース おしゃれ ギフト プレゼント 誕生日 贈り物 ファッショングッズ 正方形 スクエア 大判 3Lサイズ
2023.12.15
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先月、ジャム・セッション「石橋財団コレクション×山口晃 ここへきて やむに止まれぬ サンサシオン」を観てきました。時間が足りなかったのもあり、様々な要素がてんこ盛りな展示を一言で語るのは難しいのですが、山口晃さんが絵師として背負っているものとその先にある表現に目が行きました。前回の東京開催されたパラリンピックの公式ポスターを担当していらっしゃったわけですが、これがもう生命力や躍動感が満ちて、素晴らしい絵でした。それからこの仕事を請け負った背景や依頼を受けた際のご自身の中での葛藤などを伺い知れる内容になっていました。「天才には天才の悩みがあるんだな」とシンプルに思う私ですが。オリンピックと政治の関係、そして芸術が歴史上でどう扱われてきたのか、などにも及ぶ話ではあります。(私でもナチスドイツとベルリンオリンピック、とか国威とか、メディチ家がパトロンだった件など、浅い知識でも思い浮かぶことはあります。)アーティゾン美術館とのジャムセッションということで、所蔵品の中から雪舟の水墨画やセザンヌの絵などを分析し、模写し、再構築するような試みもありました。特にセザンヌの絵に秘められた、奥行きの捉え方が面白いと感じました。これまではセザンヌの絵について「素朴でガサッとした作風の後期印象派画家だったかな?」くらいの解像度しかなかったので、ハッとしました。タイトルの「サンサシオン」については、山口晃氏曰く、「感情にいたる前の感覚のこと。 ポール・セザンヌが制作について話す時によく用いた言葉でもある。」とのこと。美術手帖に山口氏のインタビュー記事がありますが、私は「大向こう」と称される西洋絵画の影響を突っ切って、最終的には『「誰に見せるでもない、ただ一人で描く絵」をもとにするようになった』という言葉に集約されるのかなと解釈しました。私はこの方を「すずしろ日記」から知ったのですが、今回の展示にもこの漫画形式のものが大量にあり、「ああ、時間が足りない」と後悔しながら楽しみました。もっとじっくり観たかったです。インスタレーションの面白さも相変わらずで、日本のアートもいいよ…ととてもシンプルな感動を伝えてくれる展示でした。眼福です!山口晃 大画面作品集 [ 山口晃 ]ヘンな日本美術史 [ 山口晃(1969生) ]すずしろ日記大好き。すゞしろ日記(参) [ 山口晃(画家) ]
2023.12.13
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先日、国立新美術館で開催されている「イヴ・サンローラン展 時を超えるスタイル」を観に行ってきました。サンローランはピーコート、パンツスーツ、トレンチコート、タキシードなど、先駆的に紳士服を女性向けに改良したことで注目されるようになった、とされています。洗練されていて美しいイメージはありましたが、あまり私の好みと合致しないなあ…とこっそり思っていたハイブランドでした。しかしですよ、徹底した美意識の高さにやはり心打たれます。マチュアでマスキュリン、かつ美しい。感銘を受けました。トレンチコートなどの軍服由来の服が、洗練されて生まれ変わり、女らしさを匂い立たせる…というのは素敵です。女性のファッションの可能性を広げた功績は素晴らしい。自己陶酔とかナルシズムとか、私の人生にはあまり合致しないワードが浮かぶブランドではあるのですが、合致しない人間をもノックアウトするだけのエネルギーがありましたよ。「ファッションは色あせるけれど、スタイルは永遠。 Fashions fade, style is eternal. 」イブの名言です。個人的な意見ですが、年齢を重ねることにより、失ったものもあるけれど、より輪郭がはっきりしてきた部分もあります。それが個性であったり、自分らしさであったり。自分の生き方というと大げさですが、それを突き詰めて、着たいものを着ていくと、どんどん「らしい」スタイルになっていく気がします。ファッションでも遊びを入れたり、好みに合わせて改造した部分を褒められることが増えたり。流行である以上に、スタイルがある人は魅力的ですね。創始者のイブ本人はなかなか過激で、ドラマチックかつ破滅的な人生を選んだイメージがあり、その心の深淵を覗く勇気が私にはないんですけど!⤵︎映画はちょっと観たい。【中古】 イヴ・サンローラン/ピエール・ニネ,ギョーム・ガリエンヌ,シャルロット・ルボン,ジャリル・レスペール(監督)
2023.12.11
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