Takeの物語  C/B

Takeの物語  C/B

2006/08/07
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カテゴリ: Takeの物語3ロック





しょちゅう~う~お見舞い申しあげ~ます~♪


キャンディーズ^^







昭和XX年   大阪


俺が小学生の頃のこと・・・

昼すぎに家に帰って玄関のドアをあけると・・・

げっ!!おとんの靴がある!!なんでやねん!?

僕は、そっと部屋のおくをのぞくと白いステテコと白いランニング

を着た、間違いなく僕のおとん。

『おかん!なんで、おとんがいてるねん!』



そして、横になってテレビを見ているおとんの横で僕もテレビを

見ようとそばにいったら・・・

おとんが「コン・・・」と咳をひとつした。

なんでもない、ただの咳だというのは僕にもわかった。

しかし、とりあえず僕は・・・

『おとん、大丈夫か?』と言った。

そしたら、この昭和の親父は・・・

「お前が全然、勉強をせいへんから、おとんの体が悪くなってもうたやんけ!

もうすぐしたら死ぬかもしれんからな!」

このセリフを聞いたとき僕は・・・

そのくらいで死ぬんやったら、死んだほうがええのんちゃうか~?



しかし、普段、家にいないおとんがいるとなんか空気が重い。

僕は、また、そとに遊びに行くことにした。

玄関で靴をはいていると、おかんが・・・

「Take!!また、どこに行くんや!!」

『友達のとこに宿題しに行くねん!!』



僕は、ダッシュで家を飛び出した。

いつもの公園に行くとジャングルジムの上でアキが座っていた。

「おい!Take!お前、また家をおいだされたんか!?」

と、笑いながら僕を呼んでいる。

『お前と一緒にするな~!』

と、いいながら僕もジャングルジムに登った。

「な~Take、お金もってるか?」

『20円やったらある』

「俺、10円もってるねん」

『だから・・・?』

「アイスクリーム、買いにいけへん?」

『そうやな。ほんだら俺20円だすんやから主導権は、俺がもらうぞ。』

「よっしゃ!ほんだらいこいこ!」

僕らは、いつもの駄菓子屋に来た。

『30円で買えそうなアイスは、この3種類だけやな・・・』

「Take。どうせやったら、一番おおきそうなんにせいよ」

『わかってる。せやから、今、おおきさ調べてるやんけ!』

アイスをかさねて、おおきさをいろいろな角度から調べた。

それを見ていた、駄菓子屋のおばちゃんが・・・

「あんたら、ええかげんにしいや!ほかのアイスがとけるやないか!」

『もう、ちょっと、待っててや!』

「ほんま、融通のきかん、おばはんやな!」

「こら~!あんたら!大人になんちゅう口のききかたや!」

おばちゃんは、怒ってるようだけど、今は、アイスの大きさのほうが大事だ。

『よし!おばちゃん!これでええわ!』

僕は、アイスを決めておばちゃんにお金をわたした。

そして、僕らは店を出た。

「Take!はよ食べようぜ!」

『まあ、あわてるな・・・』

僕は、袋をやぶった。

そして、一口なめた。

「Take!俺にもはよなめさせろ!」

僕は、一口なめるとアキにアイスをわたした。

そしたら、こいつが!!

口をおおきく開いて、まるごとなめやがった。

『アキ!!おまえ!!それは、きたないぞ!!』

「ほんだら、もう、このアイスいらんか?」

『アホ~!俺、20円もだしてるやんけ!』

「Take。おまえもセコイ男やな~」

『セコイのお前やろ!』

「ほんだら、文句いうわんと舐めろや。」

と、いうとアイスを僕にわたした。

そして、アキがまるごと口に入れたアイスをしばし見て・・・

いっきにアイスを半分ほどかじってやった。

それをみたアキが・・・

「Take!おまえ!いっぺんに半分はずるいぞ!」

『さっきの仕返しや~』

僕は、大笑いしてやった。

「Take!こんどは、俺の番やんけ!アイスをかせ!」

『お前、アホか~。俺は、20円だしたから先に20円分たべるぞ』

「Take!おまえ、半分こしてくれてもええやんけ!」

『お前が食べてええのは、10円分だけや!』

「おまえ~!俺をはめやがったな!」

しかし・・・

この会話、今の時代では、ありえんような気がする。

そして、どうにかこうにか二人でちゃんと食べた。

「Take・・・暑いな~。もう帰る?」

『それが、家におとんがおるねん・・・』

「珍しいな?うちは、今日もだーれもおらんねん」

二人でジャングルジムに座って、ぼーっと、してたら・・・

近所の同級生の女の子がお母さんと歩いてた。

それに気がついたアキが

「Take!あれ、サチちゃうか?」

『うん・・・あ!ほんまや!』

「おい!サチ!」

サチが気がついて、お母さんと二人でジャングルジムに来た。

「Take、アキ、なにしてるん?」

サチが聞いてきた。

「することがないから、ここに居てるだけやけど・・・なんか、

Takeは、おとんが家におるから帰れんらしいぞ」

アキがくだらんことを言い出した。

『おまえ~しょうもないこと言うなや!』

すると、サチのお母さんが袋からようかんを出してくれた。

「二人で分けて食べなさい」

しかし、サチが!

「お母さん!あかん!ちゃんと半分にわけな、この二人は

すぐに喧嘩になるねん!」

「え!仲がええのんとちゃうの?」

「仲がええけど、食べ物だけは取り合いするねん」

ということで、カップに入った、ようかんをひとつずつもらった。

サチは、帰りぎわに・・・

「ひとつずつやから、取り合いしたらあかんで。」と、一言いった。

そして、僕らは食べ終わると家にそれぞれが帰った。

家に入るとおかんが夕飯をテーブルにならべてた。

そして、夕食。

ウインナーが大きいお皿に乗って、いっぱいあった。

大好物だ!

僕は、それを食べようとした瞬間!

おとんが・・・

「Take!お前は美味しいもんを食べたらあかん!」

『なんで?』

「勉強をせんやつは、食べたらあかんのじゃ~!」

結局・・・僕は、食べなかった。

しかし、今にしてみれば、勉強となんの関係があったんだろう?

夕飯が終わるとおかんが・・・

「Take!暑中見舞いが来てるで!」と、いいながら手紙をもってきた。

アキからだった。

しかし・・・なんで、クジの抽選番号のとこをマジックで消してるねん。

今では、ほとんど考えられない昭和の夏の出来事だった。

そして・・・

『おかん!冷蔵庫にあるアイス食べてもええか~?』

「勉強するまで食べるな~!」





懐かしい昭和の夏を思い出した。








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Last updated  2006/08/07 12:42:10 PM
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wy-love @ Re:マジっすか?(03/29) Takeさ~ん!!ブログ変えたので見にきて…
みけにゃん(=^▽^=) @ Re:マジっすか?(03/29) take ヒサシブリィ━ヾ(*´∀`*)ノ━☆ 元気? 相変…
楽天家母さん @ Re:マジっすか?(03/29) こんばんは! ご無沙汰してごめんね。。…
Take-bb @ Re[1]:長編映画(03/23) みけにゃん(=^▽^=)さん >プププッ(* ̄m ̄…
みけにゃん(=^▽^=) @ Re:長編映画(03/23) プププッ(* ̄m ̄)ノ彡☆ばんばん!! おも…
Take-bb @ Re[1]:バカに物申す(03/12) みけにゃん(=^▽^=)さん >増税・・・ 困…
Take-bb @ Re[1]:pure soul(03/14) みけにゃん(=^▽^=)さん >とりあえず 現…
みけにゃん(=^▽^=) @ Re:pure soul(03/14) とりあえず 現状維持したい。。。 け…
みけにゃん(=^▽^=) @ Re:バカに物申す(03/12) 増税・・・ 困る(´Д`|||)
Take-bb @ Re[1]:かごめの歌(03/07) みけにゃん(=^▽^=)さん >やってた やっ…

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