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7月7日の七夕の話にも出てくる、「天の川」って聞いたことありますよね。
実はあの物語の主役の一人、が、今回の主役「わし座」の一等星だって知ってましたか?
「星座とか興味ないんだよなあ」という方にこそ読んでほしい、わし座のちょっと面白い話をまとめてみました。
そもそもわし座ってどんな星座?
わし座は夏の代表的な星座のひとつで、7月〜9月ごろの夜、頭の真上あたりに見えてきます。
目印になるのは、アルタイルという白く輝く一等星。
これが彦星の正体です。
アルタイルは「こと座」のベガ(織姫星)、「はくちょう座」のデネブと合わせて「夏の大三角」を作っていて、都会でも意外と見つけやすい星たちなんです。
星座の形自体は、羽を広げた鷲(わし)が翼を広げて飛んでいるような姿として描かれています。夜空にぼんやりと鳥のシルエットを探してみると、少しロマンチックな気分になれるかもしれません。
ギリシャ神話:ゼウスと鷲の深い関係
わし座には、ギリシャ神話でいくつかの由来が語られています。中でも有名なのが、全能の神ゼウスと鷲をめぐる話です。
ゼウスは数々の神話に登場する最高神ですが、実は鷲をとても大切な存在として扱っていました。
ある説では、この鷲はゼウスが変身した姿だと言われています。
地上でひときわ美しい少年・ガニュメデスを見初めたゼウスは、鷲の姿になって彼をさらい、オリンポスの神々の宴で酒を注ぐ役目を与えたのだとか。
また別の説では、鷲はゼウスに仕える忠実な使者であり、ゼウスの武器である雷(サンダーボルト)を運ぶ役割を担っていたとも言われています。
「最強の神の右腕」というポジション、なんだか格好いいですよね。
さらに古い伝承では、この鷲は英雄プロメテウスを罰する存在としても登場します。人間に火を与えた罰でプロメテウスが岩に鎖でつながれたとき、彼の肝臓を毎日ついばみに来たのがこの鷲だった、という少し怖い話も残っています。
いずれの物語にも共通するのは、鷲が「神々の意志を運ぶ存在」「天と地をつなぐ存在」として描かれていることです。

スピリチュアルな視点で見る「鷲」の象徴
鷲という生き物は、洋の東西を問わず「高い視点」「自由」「精神性」の象徴とされてきました。
高い視座を持つこと:鷲は空高くから地上を見下ろします。
物事を近くからだけでなく、俯瞰して見る力の象徴とされています。
自由と独立:群れず、単独で大空を舞う姿から、自分の意志で人生を切り拓く力を表すとも言われます。
精神性・直感力:西洋占星術やタロットの世界でも、鷲(イーグル)は「サソリ」の高次の姿として語られることがあり、本能を超えた深い洞察力の象徴とされています。
わし座が夜空高くに輝いていることを考えると、「時には日常から少し離れて、物事を大きな視点で眺めてみて」というメッセージが込められているようにも感じられますね。
彦星と七夕、実はこんな関係が
日本人にとって一番なじみ深いのは、やはり七夕の物語でしょう。
天の川を挟んで年に一度だけ会える織姫と彦星。
この彦星こそが、わし座のアルタイルなんです。
牛飼いだった彦星は働き者でしたが、織姫と結婚した途端に仕事をサボるようになり、怒った天帝によって天の川で引き離されてしまった……というのが有名なあらすじですね。
面白いのは、ギリシャ神話の「天と地をつなぐ鷲」というイメージと、七夕の「天の川ごしに想いをつなぐ彦星」というイメージが、どこか重なって見えることです。国も時代も違う物語なのに、同じ星に対して「つながり」や「絆」を象徴させているのは、なんだか偶然とは思えない面白さがあります。
実際に探してみよう
夏の夜、晴れた日に南から東の空を見上げてみてください。
特に目印はいりません。
一際明るく白っぽく輝く星を探せば、それがアルタイル=彦星です。
その左右に少し暗めの星が2つ並んでいれば、それがわし座の翼にあたる部分。
鷲が羽を広げて飛んでいる姿を想像しながら眺めると、また違った見え方をするはずです。
おわりに
普段「星座なんて興味ない」と思っている方でも、わし座の話には、ゼウスの壮大な神話、鷲という生き物が持つスピリチュアルな意味、そして日本人になじみ深い七夕の物語まで、いろんな角度から楽しめる要素が詰まっています。
夏の夜空を見上げるときは、ただの「きれいな星」ではなく、その奥にある物語にも少し思いを馳せてみてください。きっと、いつもの夜空が少し違って見えてくるはずです。
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